葉が
笑うように
波うつ
五線紙のうえに
窮屈そうに
散らばる
音符と休符
人は
歌うことを
ためらっている
それでも
陽は
けなげに昇りつづけ
詩の一行が
....
清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
初夏の訪れと共にやってくる想像を
使い古した手帳に書き留める。
白樺の林の中で虫たち ....
くっきりと分かれた空に
あの日の私を垣間見る
別れて しまったか
白と黒は
もう 二度と
交じり合う ことは ないのか
グレーゾーンの狭間で
うふふと笑う若者を
横目で ....
レゴ製のバベルの塔が崩される父の上司の娘によって
割りばしにまとった電気アメみたいに 暗がりのなかをぼうっとしたい
さよならを言うまで朝まで矛盾したい最終回またどこかで
ひとっこひとりいない駅前で七月ピスタチオの価値を知る
....
朝顔の
色をみながら
想うのは
絹に染めたら
何色になる
鬼灯の
ともしび垂れる
夏のよい
線香花火に
願いをたくす
いまはみぬ
巨大ヒマワリ
紅ダリア
入道雲の ....
ぼくは宝物によって支配される
さまざまな伽羅や沈香
ナイフ、鉈、小刀、包丁、鑿、鉋
剣鉈、巨大な砥石
使わない電動工具
何百の食器
茶道具
香水たち
四十種類の生豆の珈琲
四 ....
一
罪深い朝よ
おまえはそんなにはりきってどこへ行くというのか
時空を超えて宇宙の滝まで行くというのか
俺を待ってはくれないだろうが
朝よ、おまえは嫌いじゃない
おまえが夜に吐き散らか ....
生あるかぎりです
だれしも遮れない旅をしているとおもうのです
たぶん滅びるのもちかいのかもしれません
ちょっとなにかを選択するのもめんどうくさいのですが
いつも可能性と不可能のコードの端を ....
集まるということは
弾け
飛び散る為の
エネルギーを貯める行為であったが
されど
全てのエネルギーが
その
飛散の為にのみ
使われるというわけではなかった
別離の為の決意という
破 ....
親指以外の四本の指を折り曲げて爪を揃えて確認
する癖があるのだけれど、ラクダの彼はその上に
自分の揃えた爪を重ね合わせるような素振りをし
た電車の長い座席に隣り合わせて犬の前足みたい
だったん ....
黄色いシーソーが二つ
同じ方を下げて
ならんで寝ころぶ恋人同士みたい
ブランコも二つ
風にほんの少しだけこぎ出して
仲睦まじそう
のっぽの滑り台はひとり
空を見上げている 雨が ....
牛飼いが一人佇む天の河
お互いの幸せ願う短冊が寄り添うように七夕の夜
雨の日は別の海月となりにけり
星飛んで乙女に戻りまた踊る
中学生の頃のよう
なんとも言えぬ息苦しさに耐えてます
あの頃もてんかん発作に怯え
呼吸のしかたが分からなくなりました
あれから十年以上たったのに
今はがんが怖くなりました
いいえ、ずっと怖 ....
手垢にまみれたコトバたちを 洗濯機に放り投げて洗い流す
駅前で叫んでいた主義主張たちを アイスノンにして頭で溶かす
空っぽの冷蔵庫から 私が居そうな卵を見受けて目玉焼きにする
フライパンか ....
キラキラ光る夜空の星よ、そんな気はさらさらない
もう死んでしまいたい、そんな気はさらさらない
二度と誰とも恋をしない、そんな気はさらさらない
今日は食べ過ぎた、そんな気はさらさらない
僕は ....
星新一をポケットに、宇宙に出た
窒素酸素二酸化炭素アルゴン
石油が無くなった地球は温暖化し水を奪い合う戦争が起きた
海が陸地を浸食し人類は指の間の皮膚がヒレのようになりつつある
空気中の二酸化 ....
赤く透き通った
血の様なワインを飲んでいる
酔っているので
詩は
書いてはいけない
酔っているので
なおさら書きたい
自制心が効かない時ほど
熟成しないまま
今すぐ
投 ....
緑の通りは影にあふれ
小さな原には誰もいない
橋の上には足音の波
波を押し出す風ばかり
空から橋
橋から原
幾つかの歪みが立つ境いめに
音は残り またたい ....
蓮の下
蓮の下であった
花が
花が開いた
泥色の
花が
一つ二つ三つと
やがて
しばらくすると
いつしか
揺れて
....
小指姫
清水のはじまりを
そっと草をひろげて
ゆびさきで たしかめるとき
七夕の日の心の岸部から
あなたの冒険が 始まります
笹船に乙女がのることができるとしたら
親指姫 ....
ワガママをみじん切りするキッチンに誰も入れぬ結界を張る
お互いに歩幅を合わせようとしてカタコト進む七月七日
テコテコ歩く犬
テコテコ歩く祖母
織姫と彦星を横目に
犬のうんちは持ち帰る
外食するなら
インスタントラーメンに限るのだ
シングルバーナーに火を点け
無愛想な顔をしながら
無愛想なクッカーに水を張り
無関心を装いつつも
早く
早くと
急かしつつ
慌てるな
....
人形に悪口言わす腹話術やけに激しい風が吹いてる
近頃は笹の葉があちこちでさらさらしてるので、
私だってさらさら言ってみたかっただけです今日
は、朝から土砂降りで髪がくしゃくしゃしてやり
きれないから、毛布かぶって学校なんか休んでし
まえ全員 ....
あおばさんのおすすめリスト
(15331)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
わたしが誕まれた日
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伊藤 大 ...
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15-7-11
蛍の光
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ヒヤシン ...
自由詩
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15-7-11
スッキリイミテーション
-
藤鈴呼
自由詩
2*
15-7-10
レゴ製のバベルの塔が崩される父の上司の娘によって
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-10
最終回またどこかで
-
さわ田マ ...
短歌
6
15-7-9
夏休み
-
レタス
短歌
3*
15-7-9
玩物喪志
-
レタス
自由詩
2*
15-7-9
小さな_五つの詩篇
-
山人
自由詩
5*
15-7-9
生あるかぎり
-
梅昆布茶
自由詩
20
15-7-8
離れ離れになり会えない人々と自分
-
北村 守 ...
自由詩
2
15-7-8
星合/即興ゴルコンダ(仮)投稿.52
-
こうだた ...
自由詩
5+*
15-7-8
雨の日の公園
-
ただのみ ...
自由詩
17*
15-7-8
七夕
-
……とあ ...
俳句
5*
15-7-8
お互いの幸せ願う短冊が寄り添うように七夕の夜
-
北大路京 ...
短歌
5+
15-7-8
雨の日は別の海月となりにけり
-
北大路京 ...
俳句
5+
15-7-8
星飛んで乙女に戻りまた踊る
-
北大路京 ...
俳句
2+
15-7-8
父へ
-
川瀬杏香
自由詩
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15-7-7
暮らし
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為平 澪
自由詩
8+
15-7-7
そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ
-
クローバ ...
自由詩
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15-7-7
How_you_doing!?_
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クローバ ...
自由詩
3+*
15-7-7
赤い酒
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Lucy
自由詩
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15-7-7
水辺__越音
-
木立 悟
自由詩
2+
15-7-7
第三十二番札所_禅師峰寺の池
-
北村 守 ...
自由詩
1+*
15-7-7
小指姫
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るるりら
自由詩
9+*
15-7-7
ワガママをみじん切りするキッチンに誰も入れぬ結界を張る
-
北大路京 ...
短歌
6
15-7-7
お互いに歩幅を合わせようとしてカタコト進む七月七日
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北大路京 ...
短歌
4
15-7-7
テコテコ歩く犬__#poem24
-
北大路京 ...
自由詩
4
15-7-7
インスタントラーメン
-
北村 守 ...
自由詩
1
15-7-6
人形に悪口言わす腹話術やけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
3
15-7-5
そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ/即興ゴルコ ...
-
こうだた ...
自由詩
4*
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