【みずのように】


蛇口を くぃと ひねると 水が拡散し 飛び散る
靴裏が もえる じっとしてると 背が暑い
のびをすると 山間の風は 水の匂いがして

いままで 聞いたことの ....
街角で別れの電話引き伸ばす冷たい風がますます強く 部屋

重い空気圧に押し潰されそうな脳味噌の、裏側に映ずるものは裏返された部屋の壁、その壁は打ちっ放しのコンクリートのざらついた表面が鮮やかな緑で、窓はない。亀裂もない。虫の入り込む余地のない密室 ....
    風の入らぬ蒸し風呂部屋で
    汗を拭きつつもろこし齧る
    年に一度の逢瀬より
    うだる暑さに流されて
    来年こそはエアコンに
    冷たくされたい女の ....
北風に吹かれ結婚相談所 幸運に繋がるのならマフラーの巻き方ぐらい変えてあげるよ ゴキブリを見たけど見たと言わず寝る 光が届かない場所で賑やかな音楽 人生は線分上にあるって誰かが言ってた
僕は線分の上で踊るバレリーナ ちょっとすね毛が醜いが歌だって歌えるさ

発酵した愛なんても〜沢山なんだ 純粋な惑星に住みたいんだ ポパイとオリーブみたいにね ....
想像をかきためて
何もないはずが
想像の塊達が口から出て
固くなり
粘土細工にみえ滑らかに滑りでる塊があれば
滴のように零れたり
詰まり困難を突破し無理無理
出てくる鋼のような
尖って ....
父の死後 葬式が終わった次の日から
働きに出た私を 奇異の目で見る人もいた
供養が足りないと 言う
しかし 私は働きにでて良かったと思う

泣いてもわめいてもどうにもならないのだ
日常を取 ....
ダミ声が響き疎らな拍手が起こる
ここはカラオケ酒場 僕の安っぽい人生だ 磨り減った歌詞を磨り減った人間が歌う
僕にはお似合いの場所 ここも例に洩れず高齢化が進んでいるが
今の老人はまあ元気だ  ....
海の縞模様が 砂の城に 住んでいます。
幸いなことに 泣き方をしらないのです。
今も絶え間無く砂が この街に注がれ続け
この部屋の容積も 埋められて います。


元居た場所を け ....
僕とオートバイの夏

焼け付くアスファルト 微かな白煙とオイルの匂い それが僕の青春だった
見上げた空には星が無く ただどんよりと地上の光を映していた

アクセルを開けると世界がスリッ ....
  いたみ。
  それがひとつ、
  水たまりにうかんでる。
  とろとろの月といっしょに



  サンダルをひっかけて
  コーヒーを買いにでたり、
  すこしだけひらい ....
鮎を釣る若い男女のペアルック  

何時の頃からか詩が化けている
病身の助けになればと書いてみた
介護詩は気味の悪い怪語詩に
看護詩はよく解らない漢語詩に
理学療法詩はまさかの自爆消防詩だ
イガ栗養蜂詩になりたいと打 ....
夜中に
なき声が聞こえた気がして
目が覚めた

流れ星がいま落ちた

祈りの声が
夏の夜の
そこかしこから
聞こえた気がした
     「 流れ星がいま落ちた 」


0の あすなろが あっけなく逝ったとき 流れ星が落ちた
1の はじまりが あっけなく逝ったとき 流れ星が落ちた
2の なおざりが あっけなく逝 ....
角を曲がると私が消える 嫌われたい人にきちんと嫌われたい 不毛な延長を断つ一言


憧れを憧れのまま凍らせた世界が 刻む 時を 聞く


敵は敵らしくせよと言いたげな君 不在者に向けた呪詛が膨らむ
 ....
ブリリアンカットにしてやろうか 君に会ってから空が青い 酷い話だ
身内が横たわっていても
涙一つ出やしない

酷い話だ
悲しくならなければいけない
と自分で言い聞かせても
涙一つ出やしない

酷い話だ
死に顔をじっくり見ても
とて ....
黄昏の街を駆けて行く影法師
眩暈にも似た既視感に
いつまでも立ち竦んでいた
きっと夜はまだ遠い

*

退屈な雨の午後
迷宮のような街を眺めていた
陰鬱な気持ちを弄ぶように
霧雨が ....
雑踏の中に屹立する鋼のルサンチマン
辺り一面に広がる「私」の倉庫
風が一度たりとも触れることのなかった都市の特異点で
「あなた」の残響が整備された街路樹を埋めている

角度は徐々に水になり速 ....
草原を照らす月を眺めていた グレイハウンドバスはバーモントの月に似合っているし
僕に煙草をおくれよ まだポケットに残ってる筈さ ねえ君

僕たちは広いこの世界を放浪してきた 旅の終わりはいまだに ....
君がいて人生が美しい 寝息を立てる
わが子に思う
一生、そのまま
かわいい赤ちゃんのまま
わたしのそばを離れず
わたしを一番ひつようとし
憎まれ口もたたかず
ただ、ひたすらに
一生懸命たべ
一生懸命あそび ....
煙吐く蒸気機関車撮るために黙って借りた父のデジカメ
あおばさんのおすすめリスト(15331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みずのように- るるりら自由詩21*13-7-10
街角で別れの電話引き伸ばす冷たい風がますます強く- 北大路京 ...短歌4*13-7-10
空気圧3頁目- ……とあ ...自由詩5*13-7-8
笹の葉うだる- 石田とわ自由詩17*13-7-8
北風に吹かれ結婚相談所- 北大路京 ...俳句4*13-7-8
幸運に繋がるのならマフラーの巻き方ぐらい変えてあげるよ- 北大路京 ...短歌5*13-7-8
ゴキブリを見たけど見たと言わず寝る- 北大路京 ...俳句513-7-8
光が届かない場所で賑やかな音楽- 北大路京 ...自由詩413-7-8
人生を線に例えると- 梅昆布茶自由詩1613-7-8
- 最都 優自由詩213-7-7
父さん- 砂木自由詩26*13-7-7
ただいまカラオケ中- 梅昆布茶自由詩913-7-6
砂の中の海- るるりら自由詩25*13-7-6
僕とオートバイと夏- 梅昆布茶自由詩813-7-6
とろとろ- 草野春心自由詩813-7-6
鮎を釣る若い男女のペアルック- 北大路京 ...俳句213-7-6
詩人の孤独死- ただのみ ...自由詩31*13-7-6
流れ星がいま落ちた- 小原あき自由詩8*13-7-5
流れ星が_いま落ちた_(他二編)- るるりら自由詩10*13-7-5
角を曲がると私が消える- 北大路京 ...自由詩813-7-4
呪詛- 深水遊脚短歌9*13-7-4
ブリリアンカットにしてやろうか- 北大路京 ...自由詩413-7-3
君に会ってから空が青い- 北大路京 ...自由詩1813-7-3
酷い話- ……とあ ...自由詩20*13-7-3
ため息- 未有花自由詩24*13-7-3
映像- 葉leaf自由詩613-7-3
草原の月- 梅昆布茶自由詩13*13-7-3
君がいて人生が美しい- 北大路京 ...自由詩413-7-2
絶対に大人にならないこと!- 小原あき自由詩16*13-7-2
煙吐く蒸気機関車撮るために黙って借りた父のデジカメ- 北大路京 ...短歌2*13-7-1

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