「自由党をば飲ませたいオッペケペーオッペケペッポーペッポッポー」
「待てど暮らせど来ぬ人を」
「メケメケ バカヤロー  情なしのケチンボ」
「おしりかじりむし」



私は明治に生まれた ....
生きるほどに
すり減ってゆくとしても
僕は原石のままでありたい

たとえ自分の中に
トパアズやエメラルドみたいな
そんなきれいなものが隠れていても
僕は原石でありたい

たとえいびつ ....
悲哀の音色と光の乱舞が
互いを完全に打ち消しあって
零れ落ちた沈黙に
回転木馬の夜がくる


めぐり、とまる
とまり、めぐる


繰り返されてきた物語はその結末 ....
灯のそばでうっすらと伸びていた その木の影がわたしの道だった。

ひたむきに 踏み外さないよう ゆっくりたどる。

かたくなに 閉じて 進む。

ひかりを割いた道 わたしを護る。

て ....
アスファルトの照り返しは穏やかではない
24号線沿いのひび割れた歩道を蹴って
いつまでも変わらない信号を見上げる
太陽がもうひとつ増えた気がした

雨と晴れの境目を見つけた少年時代の君を
 ....
白い壁に掛けられた 
金の額縁には 
名も知らぬ画家の描いた 
淡い水彩画の少女 

朝の光に透けながら 
すきま風に膨らむ
カーテンの窓辺に佇む
黒い瞳の少女 

日々多くの人と ....
夢の続きを見るために
ぬぐいきれない
やさしさに染む
 夜に泣き
 夜を咲かせて
 また夢になり



夢の続きを見るために
つかい慣れない
火に冷める
 いつからか
 ....
喧騒のなか
細い雨のメロディ
梢にしがみついて
姿を変えてみる

みんな
どこへ向かうのだろう
遠い、稜線をこえて
あしたも、あさっても
きゅうに
手をつなぎたくなって
あなたの ....
そうかこれからはもう
小さな公園で手をつなぐこともなく
いつまでも手を振って明日また会うことを
誓わなくなるんだ

僕らの道は花
風にゆれておぼつかない
緑に光る茎や葉っぱ
時々は誰か ....
 
 
バスをおりて
はしをあるいて
ははとわたる

なぜかは
おぼえてないけど
たしか
こうじかなにかだった

はしをわたると
またバスにのって
となりまちへいった

 ....
忘れかけている遠い記憶のあの子

白いワンピースがお気に入りだった
生まれつき色素が薄かったようで
肌は陶器のようにつるりと白く
髪は太陽に透けるような茶色だった

大人は口をそろえて
 ....
水槽の底の
薄く撒かれた石床を
胸に抱えたまま
いつまでも
眠りにたどりつけない

硝子の鏡面に映る
瞳の奥、の奥
私は
銀色のマトリョーシカを
組み立てる

+

あなた ....
{引用=

  彼女は、文字通り高嶺の花だったのだ


 僕の心はぱちぱちと音を立てて、
   ぽとり、と地面に吸い込まれた


 わたしの中の真昼の闇
 闇の中の狼の虹彩
 虹彩の中のおまえの影
 ふるえている

 耐え切れない心を
 掻き毟るための
 1/4拍子を宿した指先

 どうかわたしの爪を切っ ....
ノックをしても返事は帰ってこない

薄暗い井戸に落ちていくのは

諦めた人達

安心したくていつも命綱を

硬く身に付けていた

辛うじて意識があるうちに

君に会いに行こうと ....
イメージで泳ぐ僕の夢と
かつての神々の残像



ファッショナブルの開放

ラッシュアワーの独唱




イヴの訳解とアダムの髪

トラディショナルの革新





おもいは ....
 
 
からのおけに
こえをみたしていく

みあげるとあおいそら
おなじいろのふくをきた
しょうじょがわらってる

かぜのちょうじょうから
おちてくる
そのそくどで

うまれ ....
光が生じた、刻々
きみが
跳躍するのが、見える
のは
ここで、死と同じ速度で
きみが走っている
花束をもらったのは
もう随分前のことだ
大きくて赤い
松明のような花そのあかりが
次第に痩せて暗くなっていくのが
寂しかった

怪我をして入院中
病室まで訪ねて
炎のような花束をくれ ....
 
 
あるひわたしは
さかだちしてることにきがついた
うまれたときからずっと
あたりまえだとおもっていた
さかだちをやめると
ちちもははもいもうとも
しらんぷりしてさっていく
しか ....
 桜が潮風の中で散り、雪のように舞っていました。
 この町にも春の終わり、そんな季節がやってきています。
「わあ、きれい」
 桜の先に、海峡の光る景色があります。
「ほんとう、いいお天気。気持 ....
マンホールをひっくりかえして重力に従いおっこちてる
今新しい話題についての知識が無く全くわらえないまま
あたたかな下水に浸っている俺の右肩からどぶねずみが斜めに
横切るのが最高にありがたくて涙が ....
遠くばかりを探していたら
いつの間にか目の前に立っていた
思わず向けてしまった人差し指

音楽の授業でピアノのテスト
弾けないわたしは放課後まで練習
ミの位置にはいつも中指

教えてく ....
岸辺だ。鳥のとまった街灯は。飛び立つしかないのだ。
自転車に乗る作業着姿の若者たちのように、世界を無視して

ぼくは車内から意識する。
隙あらば道路に飛び出してくるあいつらのように、かつては
 ....
扉が
壁になった
観音開きの合わせ目には一ミリの窪みもなく
錠前も、蝶番もなく
光も、ざわめきも、向こう側の気配はなく
ひた駆けてきたあなたの
汗と、一千万秒が
消散した その静寂で
 ....
 
 
ごぜんにじ
よだれをたらしてよろこんでる

どたばたあしぶみして
きせいをあげて
きんじょめいわくだってかまわない

おとうさんとあそびたくて
おきてたんだね
ねむるふり ....
ペチッと足下がなって気付く
つぶれたキャラメルポップコーンの一粒
金曜の夜に輝きだした女の子たち
指先がおよぎはじめ
どこかへいきたくなる
移動の風景
常磐自動車道
映画館が崩れ落ちてい ....
 想いの求める
 伸び散らかった
 指に
 天空がからまる
 藤の房に落ちる花穂は
 千を満たす薄紫
 揺れ惑う光の穿孔
 押し分ける風の僣上
 万香が芳しく流れる果てに、
 空の軌 ....
{引用=わたしの家は 田んぼの田の字の真ん中にたっていて 画家が住んでいます
誰も彼の姿をみたことはないのですが 彼は確かにいるのです
どの故郷にも どの町にも どの家にも 彼は必ずいるのです}
 ....
お前の東京に連れていってくれ
俺の東京とは明らかに違うはずだ
お前が東北出身なのか九州出身なのか知らないが
地方で生まれ育った人間が一人で出てきた東京が
どんなものなのか味わいたい
俺は東京 ....
あおばさんのおすすめリスト(15331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「権利幸福嫌いな人に」- 榊 慧自由詩409-6-20
「原石」- ベンジャ ...自由詩6*09-6-20
回転木馬- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...19*09-6-20
灯のそばでうっすらと伸びていた_その木の影がわたしの道だった ...- 瑠王自由詩3*09-6-20
24号線/快晴アオゾラ- Rin.自由詩28*09-6-19
窓辺の少女_- 服部 剛自由詩16*09-6-17
夢の続きを見るために- 千波 一 ...自由詩4*09-6-17
さよなら、鳩- 佐野権太自由詩17*09-6-17
ワンピースがゆれる時- ふるる自由詩8*09-6-17
うかい- 小川 葉自由詩409-6-17
白い世界- あ。自由詩15*09-6-16
窓辺に眠るさかな- 佐野権太自由詩19*09-6-16
六尺の花- ピッピ自由詩209-6-16
- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...25*09-6-15
変わっていく- こめ自由詩1809-6-15
イカフライと泳ぐ日- オリーヴ携帯写真+ ...1409-6-12
マリーのうた- 小川 葉自由詩209-6-12
光が生じた、刻々- こもん自由詩609-6-11
赤い花束- ふるる自由詩14*09-6-11
さかだち- 小川 葉自由詩209-6-10
「海が見える丘」:童話- 月乃助散文(批評 ...2*09-6-10
マンホール- モリマサ ...自由詩609-6-10
ゆびについて- あ。自由詩12*09-6-9
梁よりも真っ直ぐなその高みから恋をしろ- プテラノ ...自由詩209-6-9
春の終わり- 伊月りさ自由詩16*09-6-9
おもいで- 小川 葉自由詩4*09-6-9
夜の果ての旅(フミタケ/rabbitfighter)- rabbitfighte ...自由詩609-6-9
千古不易- 月乃助自由詩1*09-6-9
田園パレット- 夏嶋 真 ...自由詩19+*09-6-8
東京トーク- 新守山ダ ...自由詩609-6-8

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