みなみの国で生まれたような顔して
じつはとてもさみしい名前だ
だから呼ばない
必要としない

カウチって良い響きね

そうかもしれない
もう大人だから
寒いときは毛布を買おう
 ....
美女が乗ってきて次降りる駅 正義は勝つと言って負けた 走り去る青い車の
テールランプながめながら
流線型の感情を抱きしめる

どうせ終わったことだから
もう悲しむことにさえ意味はない

遠雷が
湿った空気を震わせる

瞼の裏側で
す ....
あなたはどこへ向かって跪くのか
大地を巡るあなたの重量は
限りなく鋭く削られていった
地中深くから天高くまで貫く一本の
明るい静寂の柱によって

あなたはどこからその声色を拾っ ....
春が降り注ぐ
固くこわばった雪山に
冬の汚れをこびりつかせ

シャーベットに足を取られ
車が跳ね上げる泥水に
コートを汚され

春が降り注ぐ
微笑がこみあげる

春が降り注ぐ
 ....
{引用=
「わたしはこう思う。詩にネットも活字も媒体の違いだけで、本質的な差はないと。」
(光冨郁埜『(5)ネットと活字媒体、詩の状況は刻々と変化していく。』http://mitsutomi.we ....
捕まえられた殺人犯は
群がるマスコミ関係者に向かい
マスクをずらし
何か 喚いた

「あっ、彼が何か叫んでいます。
なんと言ったのでしょうか?
ちょっとよく聞き取れませんでした・・」
 ....
とりあえず 精一杯
後のことは 自然と流れて行くのです

それは 言い訳ですと
誰かが言って

胃痛持ちの アナタは
うふふと 笑う

本当は 楽しくないのかも 知れません
哀しい ....
三月の晴れ間に舞う
ひとひらの冬

勢いもなく
威厳もなく
すぐにもそれは解けて

どこから来たの、
どこへと行くの、
たずねるいとまも無く
お別れになる

けれど、
 ....
玄関を開けたら今朝も生首が転がっている(あと3人か)  
 
秋田に来てはや二年。気がつけば、すっかり美人慣れしてしまった私がいる。逆に言えば、美人慣れするには、二年も要するということである。これはたいへんな試練である。
美人を見ても動じない。読者 ....
知ってるわ
処方箋と 分量に 服用回数
全て守れば
私は きっと 
護られる

だけど ちょっと
スリルが 欲しくて

ちょっとした スリルが
スルメみたいに
ベタク ....
我が家の桃畑の道路向かいに、周囲の田んぼに囲まれながら土が高く盛ってある場所がある。そこには一本の小ぶりな古い柿の木が中心を占め、右手に数本のアジサイが植わってあり、左手にドラム缶が置いて .... 春の柔らかな外套はいらない
寒風をしっかり遮る重いコートが欲しい

凍てついた大地を確実に踏みしめる足と
流れる雲をよみとる眼差しを

桟橋に繋留するための無骨な舫い綱あるいは
海底ふか ....
今朝食べたものを忘れて春愁 産む人とおろす人いる病院の男子トイレは二階奥だけ 元気と引き換えに月まるくなる 流されて、
すべもなく流されて、
どこへも、
どこの岸にも、
まったく辿り着いて、
などいない、
そことここ、
あちらとこちら、
まったく区別など、
できていない、
 ....
チミ!
今度の研究のテーマは
「道に迷った認知症の方が家に帰れる方法」にしよう

え〜 社長
それって うちの商品に関係ありますか?
そんなことをしたら
お金をドブに捨てるようなもの ....
猫のヒゲふるわせてとおるやんちゃな風の春

春の音木の芽の薫り日向に干したせんべい蒲団

いいことがあったのよと三度目の電話僕にはないけど

分解された春をまた組み上げるそんな季節のちから ....
生と死、幸と不幸を分ける境界線の
なんと曖昧なことか
一体彼らが何をしたというのだ?
彼らと私の違いなど何もないではないか

奪われた二万千五百十名もの尊い命
決して癒えきれぬ悲しみを不意 ....
拳は白く
階段をのぼる
風が風を
金と緑に分けてゆく


夜の起動音
ふるえ にじみ
したたりを覆い
したたるもの


曇に沈む指に沿い
音はかがやきを増して ....
おめでたい 性格は
得を するのだろうか

徳が 有るのならば 
最高ですけれど

特に 問題ないよ、と
言われるダケでも
別に 構わないんです

何故って 
「アイツ、おめでた ....
拭っても拭っても血が止まらない。ただティッシュを赤黒く染めていくだけで、何かほかにやりようがないかと思い、その血で化粧することを思いつくが、部屋には鏡がなく、窓ガラスに映して見ようかと振り向くと窓 .... テディベア抱いて奈落の底 ふたりの名を入れたジョッキに生ぬるいビール注がれている 君の言葉が泳ぐのは
淀みのない海流

北上しながら溺れるのは
空と
水平線とのあり得ない接点

君が脱ぎ捨てたいのは
どこまでも纏いつく
垢じみた毛皮
切り捨てたいのは
画布に滲 ....
缶を一つ 割りました
あなたが うふふと 笑いました

笑顔の空気が 広がったので
缶は パンパンに 膨れました

もっと増えて 欲しいので
踏み潰して 切り離して バラバラ ....
工場のことを 正しくは季節のない畑と言います 社会のことを 正しくは愛のない家族と言います 法律のことを 正しくは形のない縄と言います 経済のことを 正しくは摂理のない海流と言います 詩のことを 正し ....
あおばさんのおすすめリスト(15331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
卒業式のあとで- 平井容子自由詩714-3-20
美女が乗ってきて次降りる駅- 北大路京 ...自由詩414-3-19
正義は勝つと言って負けた- 北大路京 ...自由詩614-3-19
なごり雪- 大覚アキ ...自由詩214-3-19
彼方- 葉leaf自由詩314-3-18
春が降り注ぐ- Lucy自由詩17+*14-3-17
【HHM2参加作品】すべてはネット詩に回収され、しかしここは ...- KETIPA散文(批評 ...3+*14-3-17
言葉- Lucy自由詩9+*14-3-17
胃痛持ちの_アナタ- 藤鈴呼自由詩2*14-3-17
ひとひらの冬- 千波 一 ...自由詩814-3-17
玄関を開けたら今朝も生首が転がっている(あと3人か)- 北大路京 ...短歌114-3-16
美人慣れ- 小川 葉散文(批評 ...914-3-16
薬の話- 藤鈴呼自由詩2*14-3-16
装飾- 葉leaf自由詩714-3-16
冬のコート- 梅昆布茶自由詩2414-3-16
今朝食べたものを忘れて春愁- 北大路京 ...俳句714-3-15
産む人とおろす人いる病院の男子トイレは二階奥だけ- 北大路京 ...短歌314-3-15
元気と引き換えに月まるくなる- 北大路京 ...自由詩414-3-15
水の紀- 千波 一 ...自由詩414-3-15
5年後のある会社のお金の使い道の話- ichirou自由詩9*14-3-15
猫のひげと春- 梅昆布茶短歌1014-3-15
二千十四年三月十一日に- 夏美かを ...自由詩24*14-3-15
冬とむらさき- 木立 悟自由詩214-3-15
わらうんだ- 藤鈴呼自由詩1+*14-3-15
飛び立とうとしていた- rabbitfighte ...自由詩7*14-3-15
テディベア抱いて奈落の底- 北大路京 ...自由詩414-3-14
ふたりの名を入れたジョッキに生ぬるいビール注がれている- 北大路京 ...自由詩914-3-14
もぐら叩き- Lucy自由詩12*14-3-14
わりかん- 藤鈴呼自由詩4*14-3-14
twitter- 葉leaf自由詩514-3-14

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