赤い唇 乱れた吐息
離れないで まだ淋しいから
色づいた頬 潤ませた瞳
動けなくなる 今が狂おしい
愛しい傷跡に舌を沿わせて
艶めいた声に身を投げ出そう
このまま傍で熱を感じて
揺らぐ水 ....
無意味と独創
のあいだに立っている
冬の小鳥の
さえずりを演繹したら
おだやかなわたしがいた
ひとりで
ひとりの救いを確立するための
戦いがはじまる
寒くなる
寒くなれば ....
最近、体が重くなった
癖がひとつ増えたから
街中では
がちゃがちゃと
大人たちが
癖を重たそうに
引きずりながら
歩いている
誕生日にひとつ
プレゼントされる ....
泣きたいか?
泣くがいい!
笑いたいか?
笑えばいい!
どうしてそんなに
個性を無視するのか?
どうして感情を隠すのか?
そして人の心も無視する。
大人ぶって
本当の気持ちを ....
詩人とは・・・
夜風に哀しく{ルビ項垂=うなだ}れる
名も無き
独りの草である
詩人とは・・・
哀しみの野へと分け入る少年の
蒼い背中に慰めの音色を贈る
竪琴奏者である ....
忘れていって
生まれてまた
呼吸を覚える
雪にのまれて海を探す
枯れた花が埋められたら
そこからはもう逃げ出すしかない
白の中をゆっくりと
その中から生える手に足をとられても
白の ....
少女の夢は蜂蜜のように甘ったるい
乙女の夢は生クリームのようにとろける
女学生の夢はチョコのようにほろ苦い
大人になった私の夢は
鍋にこびり付いたジャムでしかなかった
今日は水族園の定休日
清掃はぼくの仕事だ
すっかり水の抜けた巨大水槽の中
頭上に燃える太陽
遠くジェット機が白い尾をひいて空を行く
濡れたコンクリの地面に空から落ちた星のように
....
冬枯れの木立のつづく泥濘の道、
小さな水溜りに爽やかな青空を映して
名も知れぬ誰かの、
虚しく残した懸命な足跡を
突然、山の麓から軋む音ともに登ってきた
四角張った黄色い一匹の獣が、
鋼鉄 ....
大きな水槽の中に入ってしまったのは、
久しぶりだった。
そこは、ゆらゆらうごめいていて、
別々の世界が水素と酸素を融合させている。
やさしみの泡は、その中をぷくぷくと
漂って ....
私がまだサンタクロースを信じていた頃
父方の祖母と同居していて
私たち兄弟の面倒をみてくれていた
今にして思えば幼さ故とは言え
彼女には随分と理不尽ことしでかしたものだと悔いる
それなり ....
雨が降る
洗い流して
街を、私を
傘は捨てたよ
子供の頃のように
ずぶ濡れになって
雨を楽しんで帰るから
だから、空よ
It cries more and.
....
時に終わりなんてないけど
世界に終わりなんてないけど
何かが生きている限り
僕らに命血が流れている限り
此の世は綺麗だと
彼の世へ伝えられるんだと
歪んだ赤い地平線を見ながら
そう確信し ....
黙っている時間が増えた
質問が上手になった
よく相手の話を聞くようになった
相手は話しすぎてしまう
体重が4kg減った。
腹筋を毎日する
Walkingをする
音楽を聞く
空の ....
皆愛が欲しくて
皆優しくして貰いたくて
束の間の感情を出してしまう
ちょっと待って、慌てないで
できなくても他の事で満足し
できない事でなく、できる事で
勝負!
何が障害になっている ....
幼き者 か弱き者たちよ
休む前に ここに集まり
静かに頭をたれ 心の重荷を降ろしなさい
今日一日 多くの出来事にあい
喜びや悲しみ 希望や不安に
心おののいたことでしょう
今日一日 ....
おんなの子はクリスマスに弱い
街じゅうのカッポルが幸せと思いこむ
じぶん一人だけ不幸に見える
そーゆー日
もしキミに気になる女子がいるなら
「ラーメン食べに行こうか」でも
「コンビ ....
今日は
クリスマス・イヴ
空から
大きな
星が落ちてきて
わたしに囁いた
誰もが
ちょっと
優しくなるこの夜に
みんなが幸せになる方法は
ひとつ
それは何?
星は教えてくれる
誰もが幸せにな ....
街は赤や緑の華やかな祭り
誰もが今夜の楽しいひとときのために
いくつもの贈り物を抱えている
せわしく行きかう人の群れ
皆それぞれ待っている人がいる
どこかで流れてるクリスマスソング
僕 ....
白人は気性が荒い
鼻から息を吐いている
がめつい
ハングリーハンター
黒人は力持ち
息をしない
ずうずうしい
エッチ
日本人はTV漬け
熱し易く冷め易い
情に流される
仁 ....
桜の花びらが落ちているのが綺麗で、拾い上げようとしたら、それは蝉の亡骸だった。
かさかさと乾いた音がして、命がない、ということは、水分が無くなってしまうことなんだな、と思った。
蝉の亡骸を犬にやる ....
なんでもない日
君と一緒の
特別な日
星降る夜
チョコレートケーキ
食べて
シャンパン飲んで
楽しく話す
ワルツを踊り
ビリヤードをして
お互いに
プレゼント交換をする。 ....
人に悪口を叩かれても
気にしない
良く見ている人がいるから
胸を張って生きよう。
セカンドバックに
笑顔を忘れずに
憎しみは足元へ
一歩引いて
欲しければ差し上げます。
つま ....
人に何を噂されても
人に意地悪されても
人にさげすまれても
気にしない
いつも笑顔で
応待する
人の評価は変るもの
耐え忍ぶ
そのうち良い事あるさ
人に左右されない
信念を ....
毎晩いつ寝たのか分からない。
疲れ果てた身を横たえる。
いくら寝ても寝たりない。
また1日が始まる。
悪夢にうなされる。
よく寝た気がしない。
お客様が判子をくれない。
愛想良くマス ....
冬に咲く花を知ってる?
スノードロップって言うんだ
ううん もっといろんな色
ねえ空を見て
雪と同じ白い色
君の色
どんな色にも染まります。
ウサギのボンボン送ります。
赤 青 ....
「死んでしまいたい」が口癖な君に
「生きていれば良いことあるよ」
と言いかけて言い切ることができなかった
それを時代のせいにしたところで何になるのだろう
夢とか希望を持ち難いこんなとき ....
傷ついたハートを
癒してくれ
傷ついた羽を
繕ってくれ
命の水を
流し込み
苦しみを
取り除いてくれ
オルゴールの音
雨の滴
心の傷み
にぎった手の温もり
気づいたときには
あたしの体は
小さい傷で溢れかえっていた
顔のかさぶた
剥けた唇
腕の切り傷
胸元のできもの
指先の逆剥け
へその横の湿疹
太もものかぶれ
膝の擦り傷
ふく ....
足跡を見て
歩く海岸線
はじける波
貴方の笑顔
最近の海は
海草が減る
鬼の洗濯板
生物の宝庫
愛こそ全て
愛こそ生命
愛こそ喜び
愛こそ素直
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