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二人で引いたおみくじは
その元旦の初詣の甲斐があったのか
二人とも大吉だった
大吉にも中身が色々あって
満点の大吉もあれば
赤点の大吉もあるということを
同時に ....
遠い 遠い 空の 空の 下
あなたはどうしているのでしょうか
ただ胸にポカリと開いた穴から
静かにトウトウと流れ出していくようで
酩酊して
街の片隅のコンクリートで忘れ去 ....
一人ぼっちに なりたい なりたいって言ってた
私がついに一人ぼっちになった
二人でいることのわずらわしさばっかり
わかったつもりでいた私が一人ぼっちになった
そう思うとこの町は ....
クリームソーダを注文すると
ウェイトレスは 少し
嬉しそうな顔した
昔の僕は デパートメントストアの屋上に行く
そこで 必ず クリームソーダ
注文して
その透明な緑の泡 ....
叶わない夢があったわけで
あなたは
そのなんていうか
ブラウン管の中で
夢を与える
夢を与える事を生業としている
私は私で毎日毎日
あなたを見ている
感動を呼ぶ出来事も ....
悠久のときはあった
はるか昔
それは 千年前か 百年前か
それより前か
今夜も 月は昇り沈んでいく
目が暗闇に慣れてしまって
見えなくなった
ヒカリ
懐かしい人に会ったのにうまく話せない
月が綺麗に差し込んでる日曜日の夜
闇の中でしなやかな薬指に光る指輪を見てしまった
少しの間目を閉じた
見つからない言葉 ただ過ぎていく八月の風 ....
今日は一体どんなことがあったの?
とても聞きたいけど
きっと話題に上るあの人の顔が浮かぶ
このままこの実のない話しつづけても
沈黙ばかりが空気を支配してしまう
それが怖く ....
今日も風が吹いているならば
君の心は少しでも
僕とのキズを思い出しているのかな?
君との出会いからいつでも二人をね、
見守る風があった
今このときが戻るのなら君にもう一度 ....
春が来た
優しい春
心地良いが
桜の間に
吹いてる・・・
いつもいつも
気がつかなかったのは
小さな花びらに映る
忘れかけた
思い出も
声をかけ ....
自転車 二人乗り
僕が前で 君が後ろ
いつも 腰に手を 回してたっけ
通り過ぎる隣の車道には
青い車がたくさん通り越していく
君の家まではすごい坂道で
二人の時はよくブレー ....