たとえあなたが農夫でも農夫でなくてもあなたが文章家でも文章家でなくてもあなたが小鳥でも熊でも蛇でもあなたが空でもあなたが風でもあなたが土でもあなたを好きわたしはずっとあなたのそばにいるあなたとキスを ....
昨日をかばんに詰め終えた
坂道 秋の木立 四種類の蝉の歌
清掃工場の煙突と浄水場のタンク
ダンスを始めた稲穂たち
鎮守の丘と用水路
高速道路の高架橋
思い出の風景をぜんぶ閉じ込 ....
ジェットコースター乗って
夢の世界へ行こう
怖かったら目を閉じて
耐えよう
重力変動には弱い俺
隣の君は喜んでいる。
怖いもの知らず何処に
その元気があるのか
分からない。
....
地獄の奥底に
煮えたぎった湯が
沸いている。
線香の匂い
人肉を食べる鬼
金棒でぶっ叩き
つるし上げて
糞尿地獄
針の山
飢餓地獄
舌を抜かれ
人権が
尊重されていない ....
ラブとラブのあいだに愛がある
なんだかそんな気がしてね
久しぶりに歩いてみた渋谷の街は
良い意味での乱雑さを失いつつあるようで
道玄坂下から円山町
色褪せたラブホの佇まいは老娼の厚化粧に ....
この命に何を求めるの?
光なんて望まないで
空っぽになった 言葉の引き出し
錆びたシャベルで庭を掘った
探していたのは君へのプレゼント
いつしか足の踏み場はなくなって
真っ逆 ....
ねこを見てると眠くなる
ねむねむねむねむおねむのまほう
ふわふわの
お腹のお毛毛をなめている
おねむの国に行く前の
おねむの前の身だしなみ
あたしはそんな風だって、頭をひと振りするだ ....
雪が降り
寒さが辛く
体に滲みる
凍える。
餅を丸めて
汁粉にいれ
体を温める
痛めた足を
癒す。
学問と共に生き
学問と共に死ぬ
人の命を助ける。
困っている人を
....
自分のペースを
取り戻し
師匠と話す。
楽になる。
世の中が
好転した
人は先生先生と
よってくる。
苦しみは消え
耐える。
君の笑顔を
見たいから
拍手の中
舞台に上がり
メルシーボクー
メルシー!
スピーチをする僕
初めてテレビに出る。
汗を拭きながら
ダジャレを言う。
賞を受ける。
喜ぶ
これからも書き続けようと
....
あなたと
暮らした
六畳一間の
アパート
今も当時のまま
においも
昔のままに
残ってる
あなたと
一緒に
いることが
幸せだった
間違いだとも
思わなかった
....
愛は
欲望だけなのか
自分の思い通りに
相手が従えば
それでいいのか
愛は
お互いを
信じあうことから
生まれる
必要なものが
何でも
手に入れれば
相手の幸せなど
....
おおらかに
清らかに
忍耐をもって
強く生きる
私自身の
目標です
お金にばかり
執着しすぎないこと
欲張らないこと
見栄張らない
威張らない
何が起きても
どんな
....
窓ガラスに
幼い指紋がついていた
指紋をめくると
それは昔の日記帳だった
歩道橋で終わっていた
日記の続きを書くために
歩道橋を最後まで渡り
階段を下りた
まだ小学生で
....
思い出の扉は
天瓜粉
慈愛に満ちた、そんな日々
黒犀
白犀
黒豹
白豹
オセロの駒
腹黒い!
腹白い?
本音と建前
白星
黒星
黒点
赤点
楽しく
笑って
泣いて
怒って
喜んで
叫んで
苦しみ
猛って
生きている
自分を表現して
自分の存在で
人を驚かせている。
あなたの
髪を
まぶたを
鼻先を
くちびるを
優しくキスするの
首筋を
鎖骨を
脇腹を
あまがみしたい
あなたをまさぐって
吐息と汗と…
ねぇ
....
また背中にGがかかる
いや、重力ではなく塊りが押して圧迫している
左の肩甲骨の上に乗るコンフュージョン
緊張が高まり首筋まで凝ってくる
あまりの重さに頭の中で
コットンフラワーが咲き乱れ
....
{ルビ仙娥滝=センガタキ} 自然クーラー 癒されて
(昇仙峡にて)
仙娥滝 ダイナミックな 人生を
(昇仙峡にて) ....
これって本物なの?
私の問いかけに彼は口元を僅かに歪ませながら首を振った
遊びに来ないかとでも誘われたのだろうか
今となっては定かではないのだけど
大手町あたりで待ち合わせ丸の内線 ....
永遠に続く命
霊となって
生き続ける。
言霊の幸わう御国に
君と僕は生きる。
而して人の命は大切だ
人から発する想いは
何よりも尊い
而して話しは大切だ
人は想いを持って生ま ....
竹の林の中
尺八の音が聞こえる。
三味の音も聞こえる。
鹿威しの音がカタン。
全てを忘れて
心を無にする。
時間だけが経ち
何も変わらない
寂しい想いが残り
世の中の虚しさが ....
車が来るまで
苦しみが走る。
風を切ってさ、
また、とまる。
自分は話して
すっきりして
深く反省する。
夢は捨てない。
顔を赤くして
言葉の機関銃
矢継早に話し
つかれ ....
除隊
のどかな春の空の下
今は嘘のように静かな此処ら
気紛れな線を描いて
一対の蝶々が
じゃれ合うように飛んでいる
「お前さん達は何処に隠れていたの?」
誰一人助からなかったこの場 ....
うす墨色をした
雨月物語
その雨のない風の気配は
前髪のような柳葉のむこうから
あるいてくる
二人連れのおんなが
ゆうれいだと
ぼくが気づいたのはどうしたこと ....
早く行け早く行け
黄金郷へ
辛抱して
待つ待つ待つ
苦労は買って出ろ
前進するのみ
気を奮い立たせ
いつも笑顔で
来るものは拒まず
去るものは追わず
ギャテイギャテイ
悟 ....
お花がありました。
虫が飛んできました。
鳥がやってきました。
皆仲良しです。
風がそよぎ
ラッパの音が聞こえ
お城から王女様が
出てきました。
農民は皆
王女様が大好きでし ....
くもをたべる透明ないきものが
空に住んでいます
優しいナイフで切り開いて
あの日 歓声をあげて
逃げ水を追いかける
おさな子はぼくですね
ちっともつかまえられないのに
追 ....
たとえば、わたしは、とても広い大地に立っている。
大自然が 与えた ゆたかな大地。
わたしは、太陽を正面に見据えている。
わたしの 後ろには影ができている。
太陽がまぶしいぶん、影 ....
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