今日はひとまず安眠しよう
ため息がひんやりとわたしをなだめる
もう十回読んだ小説はくたびれ
わたし自身と甚平もくたびれ
うながすようにクーラーが冷たい風をはきだす

見事なくらい夏は涼しい ....
見送りの駅のホームや金魚玉 コンビニも
真夜中のファミレスも
あなたといるとどうして
あんなに
輝くんだろう

ありきたりの
ミニパフェが
あなたと食べるとどうして
あんなに
素敵なんだろう

さみしいと ....
『ダイパー・ドライブやっています』

“おむつのドライブ?”
丁寧な発音
穏やかなトーンの声に
思わず立ち止まる
行きつけのスーパーの入り口

『新生児用のおむつが特に不足しています。 ....
 
詩をかかない日々

日常が連続する日々

やはり、わたしは言葉を紡ぎたいのだ



 
『蝉大合唱』

夏空に響き渡る
蝉の大合唱
耳が汗かき
体感温度2℃上がる



『蝉爆弾』

マンションの外階段に
蝉が落ちていた
そっと跨いで通ろうとしたら
突然!
 ....
「おーい おーい」
と誰かが大声で呼んでいる
ドラッグストアの狭い通路

こんな時 こんなところで
大声で呼ぶ声なんぞ
知らない人に決まっている
振り返ってはろくなことは無い
と知 ....
ぼくは雑巾になりたい
雑巾になって絞られたい
愛する妻の手で絞られたい
毎日毎日絞られたい

雑巾のぼくで愛する妻は
ぼくだと知らずに床を拭く
ぼくたちの日日の暮らしのために
毎日毎日 ....
 
しがらみを肴に

また一杯

まったく酔わせてももらえないや



 
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」大好き! フリーマーケットにはまさかフリーダムは売ってはいないが
団地の夏祭りのフリマに無職の37歳
嫁に食わしてもらっている松岡君と出店することにした

家に眠っている書籍が主体で
売り上げの半分は ....
あるひとは写真を見て灰色と
あるひとは訪ねて来てエメラルドグリーンと
イメージしたのは東京のほんとの空の色
それで決めた部屋の壁紙

灰色って聞いて眩暈
エメラルドグリーンって聴いて
ど ....
雨の雫色の時間を
一緒に過ごしてきた猫も
居なくなって久しい一人暮らし
いまもまだ雨の雫色の日日

…そんな歌があって名づけた
雨の雫色 って日本語もきらきらと
思い出なら懐かしく整えて ....
いっちょまえに
子(娘)が親(母)に意見(もんく)をいう
いっちょまえに
子の方が稼ぎが多くなってきた――

一緒に道を歩いていたら
いきなり娘に腕を掴まれた
「なにするん?」
背後か ....
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。

涼しいうちだけの華、肌が感じているその一時。後片付け、そこには誰もいないのさ。

いっそ簡単に、あなたの心を奪えてしまえれば、それとなく呟いた ....
遠い国のみずうみに
おさかなを放ったんです

わたしが好きなら
帰っておいで

ずいぶん勝手な
おわかれです

そこでしあわせ
になるんだよ

  *

遠い国のみずうみに ....
 
朝顔や

しおれて告げる

夕餉かな



 
海がもしも優しくするって約束してくれたら
あたしは沈没してもいい
船になる
夢みていたところは
きょうじゃなかった でも
いつかはたどり着きたい、だから
毎日毎日をがんばる

ちゃんと自力で つまり
本屋に行って探さない
どうしたらよいのか教えてあげます
には ....
遺蹟

奈良の友人の結婚式に列席したついでに
飛鳥の遺跡を畏友のK士と巡る

石舞台
酒船石
猿石
高松塚古墳

でも駅前で立ち寄ったうどん屋の
出汁がしっかりきいて品よくかるく ....
母さんのことを思うでしょ
するとね なぜかな
みかんを想うの
母さんはみかんは嫌いだったね
甘酸っぱいもの
みんなダメだったね
だから考えてみたのね
わかったのは
みかんはオレンジ色
 ....
こんなの詩じゃないと
お叱りを受けそうですが
まあ、いいだろう
と、寛大な心の方はご覧ください

     *

小さい頃のわたしは
引っ込み思案で 恥ずかしがり屋
自分から友だちを ....
覚えてる
あたしは最初 小鳥の卵だった
知ってる
あたしは卵から孵った子
わかってる
あたしは あたしだってこと
いつまで経っても飛べないけど
それが あたしだってこと
ちゃんとわかっ ....
「ばかやろう」私にゆける海文月 わたしは今朝目が覚めた、それとあなたが仰るような「時間」まで記憶していられるほど能力は高くない、勘弁してくれ。
いいんです、わたしはあなたに言いましたよね? 「わたしはわたしと向き合うためにあらゆる ....
大きな風車がゆっくりと
ゆっくり ゆっくり 回って
大空の舞台の主役
晴れ男と雨女に観客になって欲しいと

今日も羽根を広げているよ
うそみたいなほんとの世界には
油っこい湯気が立ってて
空ばっかりは複雑なうそみたいで
みあげる余裕なく午後五時半
いつものあきらめがまた

かならずあしたも東京の夏です
と念を押されて泣 ....
パソコンに向って
キーボードを打っていたら
ブ~~~ン
という音が聴こえてきた
蚊か?
気づいた時にはもう遅い
手と足と三ヶ所 刺された後だった
痒い 痒いと掻きむしりながら
蚊の気配 ....
横断歩道の上から手を降る君を見つけて少し早く歩く
2年ぶりに見る君は大人になっていて
若くあろうとしながらも僕は老けてしまっているかな
あんなにも愛し合っていたのに朝がくるみたいに夜がきたね
 ....
雀の子鷹から産まれて捨てられて母を探して悔いのなく逝く
乱太郎さんのおすすめリスト(8204)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
休息- 陽向∮自由詩7*15-8-8
見送りの駅のホームや金魚玉- 北大路京 ...俳句415-8-5
さみしいときに_あなたはいない- umineko自由詩10*15-8-4
ダイパー・ドライブ- 夏美かを ...自由詩23*15-8-3
無題- 殿上 童自由詩12*15-8-3
【_蝉_三詩_】- 泡沫恋歌自由詩15*15-8-2
「おーい_おーい」- イナエ自由詩15*15-7-31
雑巾になりたい- もっぷ自由詩1415-7-31
しがらみ- 殿上 童自由詩19*15-7-27
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」 ...- 北大路京 ...短歌415-7-26
フリマの夏- 梅昆布茶自由詩1315-7-24
ブルー(空のための色としての)- もっぷ自由詩515-7-22
おとな部屋の唄- もっぷ自由詩315-7-22
【_いっちょまえに_】- 泡沫恋歌自由詩16*15-7-20
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。- 陽向∮自由詩16*15-7-20
遠い国のみずうみに- もっぷ自由詩515-7-20
朝顔- 殿上 童俳句5*15-7-19
約束してくれたら- もっぷ自由詩11*15-7-18
白旗- もっぷ自由詩215-7-18
遺あるいは- 梅昆布茶自由詩1415-7-18
父さんの唄- もっぷ自由詩715-7-16
【_私の友だち履歴_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-7-15
あたしの唄- もっぷ自由詩415-7-13
Ψ- もっぷ俳句315-7-12
さあ、わたしはわたしと、向き合うために、あらゆることをしまし ...- 陽向∮自由詩10*15-7-11
風車- マリエ自由詩415-7-10
風車- もっぷ自由詩815-7-10
【_蚊を殺す_】- 泡沫恋歌自由詩16+*15-7-8
横断歩道の上から手を降る君を見つけて少し早く歩く__#poe ...- 北大路京 ...自由詩415-7-7
雀の子_*- もっぷ短歌215-7-6

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