みあげてもみあげても空は足りなくて骨になったら海に行きたい 扉を開けると
眩しい光が飛び込んで来た
どよめく喧騒に包まれれば
異国に迷い込んだ気がした

*

時計の針がふいに
真夜中を知らせる
堂々巡りの物思いに
いたたまれず朝が来る
 ....
行く末がこの永遠の終わりまでだと覚悟して永遠を生きる


主義などに縛られるのは嫌な主義だから主義など持たぬという主義


「夢」という語感もかたちも発音もわたしの夢も世界一好き


 ....
はい 間違いございません
わたしが〝ラッキーストライク〟です
本家本元 
「首相投卵事件」以来
多くの有名著名人ばかりを狙った
スロウアンエッグテロリスト
今や多くの模倣犯が現れて
巷で ....
いつかゆく約束
君は南で
わたしはその手前
同じ行き先のバスに
隣り合って
座って
西の海に陽の帰ってゆく憧憬を
一度もみたことがない
焦がれながらまた
首都高に落ちてゆくきょうをあきらめている

校庭をあの子と屈託なく駆けまわっていたこと
その日日がほのかな願いに育って ....
ずいぶん失ったんです
だから花になったんです
花に歳は尋ねないでしょう
ぐるぐると渦巻くものを描く少女いとけなさからそれは太陽


青空を隔てる窓か潮騒と昔日の風を隔てる窓か


あの日とかあの時とかをわたしも持ついまもういない命との日日


お布団にう ....
四つの日キリンをみながら頬張った母のおむすび東北の味


時計みて思い出すほど時間とは遠くにあって想うものかも


味噌まぶし俵のかたち海苔はなしおふくろの味もう二度と無し
   ―歩いていたのは七〇年前―

前方は霧に閉ざされて
先導する人は見えない
が 上空に山の頂が透け
笛の音は聞こえる

山の頂き
そは 蜃気楼か 実象か
先導する者は知っていると ....
産声といつかの靴と白煙と 翼と靴を売って、歌を買いました 夢みていたのは二十歳を越えることだった
学校も卒業して社会に出て(とりあえず
予感していたのかな)挫折した
そのまま 挫折 を歩いています
挫折ってとても素敵
いまがあまりにも素敵だから ....
デパートの食堂で君はいつの日にお子様ランチを卒業したの ぐるぐるとまわる地球の上に立ち暦の梅雨をあきらめてみる 佇むなただ突っ走れ一年草 紙を破くと朝陽が昇る
新しい日を私は生きる



Thanks alot, dear.
木漏れ日の愛される日の四季がありひとの心の一点の闇 携帯に入っていない言葉たちばかりと暮らす病棟の日日 自然にできたグループに分かれて
植民地時代のボストンの街並みを色画用紙で再現している
春陽に包まれた5年生の教室

その穏やかな空間に一瞬そよ風が吹いて
支援クラスに行っていた娘がひらりと入 ....
いつ来てもこの森のこびと水玉のきのこの上で太宰読んでる


月満ちて星も降る夜のあすなろの森にだけある月光浴場


空からすら激写できない森がありだから神秘はスクープされない


あ ....
容赦なく
照りつける太陽から
逃れるように
白い日傘が路地の奥へと入ってゆく

打ち水をしたアスファルト
ゴーヤ棚が繁って日陰をつくっている
縁台でのんびり寝ている野良猫
軒下には硝子 ....
空の色すみれの頃に誕生花すみれの星座の産道通る


初めての子として子供用の椅子に腰掛け初恋のひとの名は母


太陽の色した離乳食の日はいまでもわかる嬉しかったこと


ニンジンとい ....
透明なインクの入った透明な万年筆で透明な紙に透明なうたを私は書きたい 紫陽花が合図のように咲いていたまだあの頃は薫風の庭 ブラボーでハイフェッツから放たれてみあげた窓に朝をみつける そとは雨わたしと部屋の五月への旅を見送る欄干の音 ゆく春の後ろ姿を見送って除草告知の紙が揺れてる 縁日のひよこのピンクの無力さに寄り添えそうな耳鳴りの日日 戸棚の奥からでてきた何のものだかわからない古いリモコン
我が家ではときどきあるのだこういうことが
ためしにあちこち押してみる

わずかな振動が空気を震わせて
とつぜん世界が半壊
するわ ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8204)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_*- もっぷ短歌415-7-6
戸惑い- 未有花自由詩12*15-7-6
「わがみちをゆく」_2015.07.05_(一〇首)- もっぷ短歌115-7-5
『ラッキーストライク』__卵から始まるはな詩⑦- ただのみ ...自由詩15*15-7-4
約束- もっぷ自由詩315-7-2
みずうみ- もっぷ自由詩5*15-7-1
それが私の生き方だから- もっぷ自由詩515-7-1
「かおるのおと」より_(五首)- もっぷ短歌215-6-30
四つの日_(三首)- もっぷ短歌4*15-6-29
「ハメルーンの笛」に曳かれて- イナエ自由詩11*15-6-28
いつか_+- もっぷ俳句115-6-28
高原の青い薔薇- もっぷ自由詩615-6-28
感想- もっぷ自由詩315-6-27
デパート_*- もっぷ短歌115-6-27
ぐるぐる_*- もっぷ短歌115-6-26
佇むな_+- もっぷ俳句215-6-26
びりびりばりばり- もっぷ自由詩315-6-25
木漏れ日_*- もっぷ短歌315-6-24
ケータイのそと_*- もっぷ短歌215-6-24
ものさし- 夏美かを ...自由詩36*15-6-24
「あすなろの森」_2015.06.23_(一二首)- もっぷ短歌115-6-23
【_風の通り道_】- 泡沫恋歌自由詩16*15-6-23
「少女のほんと」_2015.06.23_(一二首)- もっぷ短歌115-6-23
透明なうた- もっぷ自由詩415-6-23
紫陽花の合図_*- もっぷ短歌215-6-23
ブラボー_*- もっぷ短歌215-6-22
五月への旅_*- もっぷ短歌415-6-18
春の後ろ姿_*- もっぷ短歌115-6-18
縁日のひよこ_*- もっぷ短歌215-6-18
リモートコントロール- 梅昆布茶自由詩2015-6-17

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