雨のふる海岸に住むプチトマトあおいあいだがしゅんだそうです


林檎県林檎林檎区林檎町四丁目まで来てくれますか


空に雲泣かないで君もう一度みあげてごらん異国からの風


砂の城な ....
ジョウロを持って
庭先に立っていると
植木鉢の間から
ヒョイと小さな顔を覗かせる
私と目が合った瞬間に固まった

キミと出会うのは
今日で何回目だろうか
植木鉢の森の住人さん

太 ....
辛抱しても我慢はできない人

おばさんのぼやきはエンドレス・リピート

地図が読めない

食べ過ぎた〜食べた後で言うんじゃない

旦那以外の男が好き!

無知は博学よりも武器になる ....
{画像=140526015311.jpg}



サラリーマンとして
骨を埋めるところを探していた
降り積もった雪の中から
首を出す古木のように
少しの隙間を残して
雪に埋まり
冷 ....
 
あたいは泣かない

全身全霊をもって感情を押し殺す

空が泣くまで、ぜったい泣いてやらない



 
永遠にえいえんということですか{ルビ私=わたくし}の名の下につく子は


空をみる目を失っていたようですきみが燃えているあいだの{ルビ時間=とき}


寄せる波帰ってゆく波知っていますきみ ....
コーヒーカップを持ち上げただけで走る衝撃
要はこんな時にも陰で働いていたのか?

くしゃみでもしようものなら
まるで電気ショック
要は体中に回線を這わせて
あらゆる身体活動を統率していたの ....
上手にネズミ描いて消さされている いやさなくて
いいよと
それはいう

かなしみは
いやされることなど
のぞんでやいないさと
筆先でなでていく

涙の成分は
瞳に必要なものだという

いわさきちひろの描く
こ ....
 上手く折れない
 紙飛行機が
 放り込んだ屑籠の
 縁から顔を覗かせている

 拾い上げて
 半開きの窓に向けて
 今一度、飛ばしてみるが

 盲の鳥のように
 あさっての方向へ ....
遠い国で内戦があった

銃弾に倒れた人
爆弾に吹き飛ばされた人
炎に巻かれて焼かれた人々や

たくさんの人間が血を流し死んだ

勝利者は誇らしげに
殺した人の数を発表する
その中に ....
  席はあったが
  わたしは座らなかった
  銀いろの月によく似た
  さみしい言葉だけ胸の奥に置いて
  けれども誰にむけたものかわからず
  きまり悪い笑みをうかべて わたしは ....
先生、
私はめだかを飼っています。
卵から孵化させました。
毎日餌をすりつぶしてあげています。
ぱくぱくぱくぱく
みんな美味しそうに食べます。
おいかっけこはしょっちゅうです。
お母さん ....
今日も誰とも口をきかなかった
一日が終わるころ
帰宅したあなたが
ささくれの出来た指に唇を寄せ
舐めてくれる

チクチクした少しの痛みと
往復する濡れた舌のやわらかさ

やがてふやけ ....
 
燕 空をきりとり

風 わたる


空騒ぎの春は、とうに昔


 
{画像=140517224248.jpg}


その人の手は
ほっそりとして
冷たい手だった


いや冷やかな手だった


上手く想いが伝わらないが
こちらの熱を冷ましてくれ ....
帰りたいふゆの陽向の命日へ本当はいま骨はどこなの


ちょっと待って。何をですか? パソコンです、ハードディスクが呼んでいますよ。


立ち返る里を持ってはいないから何を捨ててものこしても ....
すべる 若葉の上を
果てしのない空の歴程を越え
円い揺りかごに大地を包む

はねる ピアノのように
ひび割れた思想の冷たい黙示の上を
目覚めの兆しを死者の鼻先で踊る

はじける 終わり ....
ほら首都高が唸り始めた
まだ週末には一日早いのに
しかも近頃は人手不足
売り手市場だって

遊んでないで仕事に励めよ
わたしの部屋にも一通届いた
握りしめて鍵をしっかりと確認してから
 ....
よく晴れた朝のテラスで 鳥達のさえずりを聴く。
少ない睡眠でみる暗い夢が表の世界に放出される。
私は庭に咲く菜の花に囲まれて
今ここに在ること そのことに深く感謝する。

全ては思い過ご ....
 凪いだ水面のしずかさで
 花のように老いてゆく
 女がいる


 さくら
 と よばれた
 ひとりの女は
 ひとりの男の
 妹で


 おまえのよろこぶような
 ....
 
もしも猫だったら?

あたいは、段ボールの角で凍える子猫さ

何も信じやしないさという目をして、何かを待つ捨て猫さ



 
いくつかの断片を繋ぎ合わせると
私達は深く愛し合っていた
(それは思い違い)

記憶は時間を経るごとに
正しい記憶も思い違いもすり潰されて
いくつかの断片しか残らない

あなたに私の断 ....
{画像=140510184346.jpg}


丸い小さな石が転がった。

その時なにかが動いた気がした。


ほんの小さなことが
世界を動かしている。
宇宙を動かしている。

 ....
無理やり押し殺した感情はあった
具現はなみだだった
部屋に帰ってしっかりと鍵も確認してから
こぼれ落ちるにまかせてみた

止まらない止まらない
こんなにもあったのかと
いとしい形たちに
 ....
海に来た
理由、必要かい
海に来た
海に来た

五月晴れとの予報は当たり
かもめは冴え冴えと
風に乗っている

東京の埠頭に匂いがないと人は言うが
わたしには聴こえる
埋め立ての ....
なみだしかない日がある
ひとりだけの日ばっかりで
週末は私を孤児にするし
首都高では公認のお祭り騒ぎ

いつからか某リゾートが
花火を控えめにやるようになって
気がついたら穏やか上手な
 ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
青いドームを突き破れ!
そうして憧れは
宇宙の彼方まで飛んで行くことだろう

僕らは青いドームの下にいる
まるで手の届きそうな天井に
僕らはいくつもの夢を馳せる

あの青い空間は一体何 ....
{画像=140506151840.jpg}

ぼくはズンズン身長が伸びて来て
視界が俯瞰して行くんだ。

小さな町の煙突を抜け
東京スカイツリーを抜け
視野が120度、180度、、、、3 ....
乱太郎さんのおすすめリスト(8204)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「四丁目の時間」2014.05.26_(一〇首)- もっぷ短歌314-5-26
【_シッポ_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-5-26
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の十_終了- 泡沫恋歌俳句7*14-5-26
雪に埋れた古木のように- beebee自由詩21*14-5-26
泣かない- 殿上 童自由詩14*14-5-25
「わたしと本と服たちは」2014.05.25_(一〇首)- もっぷ短歌514-5-25
私の要- 夏美かを ...自由詩31*14-5-25
上手にネズミ描いて消さされている- 北大路京 ...自由詩314-5-24
水彩- そらの珊 ...自由詩21*14-5-24
飛べない翼- まーつん自由詩23*14-5-22
【_数字_】- 泡沫恋歌自由詩15*14-5-22
- 草野春心自由詩1014-5-21
生き物係- ららばい自由詩7*14-5-20
「ささくれ」- 桐ヶ谷忍自由詩8*14-5-20
- 殿上 童自由詩12*14-5-19
白い手の感触_/_憧れ- beebee自由詩23*14-5-18
「かおるのおと」2014.05.17_(一〇首)- もっぷ短歌3*14-5-17
_雨- ただのみ ...自由詩21*14-5-17
言寺の尼僧どの- もっぷ自由詩414-5-16
純心- ヒヤシン ...自由詩18*14-5-15
さくらの笑み- 石川敬大自由詩1114-5-15
捨て猫さ- 殿上 童自由詩13*14-5-11
「コラージュ」- 桐ヶ谷忍自由詩3*14-5-11
繋がっていくものたちへ_/_小さなアリが地球を回す- beebee自由詩19*14-5-10
正体- もっぷ自由詩214-5-10
潮風- もっぷ自由詩414-5-10
- もっぷ自由詩214-5-9
君に与えられた色- 夏美かを ...自由詩27*14-5-9
青いドームを突き破れ!- 未有花自由詩10*14-5-7
地球の先でノックダウン_/_ぼくは想像する太いモヤシだ- beebee自由詩22*14-5-6

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