大切な言葉
気持ちを分ち合う
大切な感情
共に涙する時
価値観が同じ時
ほっとする
心が緩む
心を確かめ合う
心が解き放たれる
楽になる
この世に僕を
理解してくれる
....
恵まれてないからだとか
体調がよくないからだとか
全部、きれいごと。
私が病む理由なんて簡単
必要とされず
自分が他人より劣って見えたとき
部屋の隅で
膝を抱 ....
ベーコンチーズトーストを差し出す
どんなに慌ただしくても
両の目からの弧光
を浴びて
お腹 風船みたいだよ
やわらかいんだろうか
コーヒーを啜っては新聞をめくる
ひい ....
悶々とした舐めるような空気の中
うっすらと汗をかき、ほてった頬を林檎にした
空白に紫煙を撒き散らし
群青色に染まった人々が次々と電車に飛び込んでいく最後の日
盲目の少女が一羽 ....
おおきな鯨がうかんでいる
ぽかんと
こいのぼりの口になる
とおくの鯨ならたべられそうだ
なまぬるい風が
めんどくさそうに胸をざわつかせていく
幸せらしきものが水たまりにうかんでいる ....
いま からっぽのこの体 なにから詰め込んでいこうか
いま からっぽのこの体 目に映るはモノクロの世界
いま からっぽのこの体 なにから入れたらいいのでしょうか
いま からっぽのこの体 なにを愛せ ....
甘やかな
ひとさじの記憶を舐めたので
それにすがって
いまでも背負う
185センチをもてあます
トンガッテ戸惑う魂を
(ウザイ)
(ウルサイ)
五角形のつぶてを
吐き ....
ソメイヨシノが いっせいに咲かなくなる
春が やってきてしまった
陽炎の丘を歩く少女 青空色のブラウス
液晶の中を舞うハイビジョンの花びらが
ひらひらと ひらひらと
....
サクラ舞う御所の雅楽を耳にして
華奢な手をひき寒梅館へ
すきだった言葉
嫌いな言葉と
気づいた
犠牲
義理
義務
しかし必要な言葉
裏切りと
隣り合わせ
雨が笑うのは
春になった証拠
ぱらぱらと
声を出して笑っている
庭で笑い声がする
覗いてみると花の蕾が
くすくすと
声を出して笑っている
小鳥が跳ねている
風の音に合 ....
極論を語るなら
井戸から水を汲んでも
砂漠を歩くには 少なくて
優しさの濃さを 知らなきゃならないのだけど
そうそう汲み取れや しないもので。
花の中においでよ、と
言 ....
どうしたらいいかわからないくらい
切なくなると
わたしは乳房を切り裂いて
「切ない」を取り出して
腹を空かせた羊の
エサにでもしたくなる
いくら「切ない」を上げたって
羊は真横についた目 ....
話をしよう
歌を歌おう
飴を舐めて
桜を見よう
城ヶ島散歩
雨が降って
誰もいない
船が行交う
休みを取り
リラックス
桃の芳香剤
奇麗な部屋
良く分からないという言葉を僕は多用するが
いい加減な訳じゃなく本当に分からないから
使わざるを得ないのであって
だって僕は良く分からない
慎重な受け答えを心がけると難しい奴だと言われ
....
○さんも
△さんも
□さんも
毎日々々お互いの
足りないところを
ああだこうだ言いながら
日々の暦は止まらずに
捲れ続ける
人の文句を言うことを
もし「いけない ....
いっそこのまま
身体ごと
海の果てまで
落ちゆく夕日
きらめく波に
目を細め
静かに
銀の砂浜
立ちつくす
心だけ奪われた
もうすでに消えそうな私は
水平線の向こう
....
そう 霙って言うのかもしれない.。
それがね
ふわふわっ とした 大きな雪のかたまりとなって
空から すぅ〜 っと 落ちてきたの
足もとに ぽた ぽた って 落ちては消えた。
な ....
青い鳥は家にいた
ないものねだりで
外を探したが
友達の話を聞くと
これほど楽な生活はない
これほど楽しい生活はない
これほど美味いご飯はない
これほど誉められる仕事はない
味 ....
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる
どうやら使えそうだな
アルミパイプの椅子まで組み立て ....
日だまりに停車してある軽トラできらきら光るホットサイダー
おじいちゃん早く渡りな大丈夫道路は三途の川じゃないから
祝日に国旗を掲げる家なくて家主の世代交代思う
....
規則正しい点滴の
落ちる雫が
音を見せつけ
皮膚へと流れる緩い粒子
管へと混ざり
音を響かす
耳に響かない
眠りに落ちる瞬間さえ
心地よい鼓動
胎内へと帰化する
温かい ....
淡い色のアスファルト
履き慣れないローファーがなく
緩やかにのびる桜のトンネル
出口は海へと繋がる
祖母は言っていた
この町は桜が多い、と
まるで桜の中に町があるようだ、と
寝ぼ ....
「せんせいのては やさしいかたちしてるね」
いきなり言われたので
僕は自分の手をじっと見た
どうみても普通の手だ
「どういうところがやさしいの?」
血管がういて筋張っているし ....
うねっても
まっすぐ
ひねくれても
まっすぐ
うっすらでも
まっすぐ
とぎれても
まっすぐ
まじわっても
へいこうでも
からまっても
それは、まっすぐ
いのちが灯る
こころが発する
ありがと
ありがとう
かれていっても
そこにあった
事実
見送るわたし
走るきみ
(または逆)
ことばよりもっと
かたりかけるもの
色も感 ....
生きている事に
感謝
人の間に生きている
事に感謝
イカロスは
人の間から
出ていってしまった。
人の心を忘れてしまった。
人に対して
丁重に接する
決してバカにせず
真 ....
080404
コレでよい
コレで
ひとかけらの土塊を
脚で踏みつぶす
粉々にしてから
ふるいにかける
乾かしては水を加え
塊にして
叩く
叩く
....
小さな花びら ひとつうまれた
小さな掌 くしゃくしゃ 紅い
ずっとつぼみで いたんだね
(ぱっと広げた花びらには、むげんのかけらが ふわり)
月の光に 太陽のうたに
とけそうな影を 何度 ....
命の水
木のえさ
動物の命
人の飲み水
星の精
木の精
水の精
花の精
一番大切なもの
ジュンスイ
澄んだ心
真心
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