空がこんなに青いのに
死にたいと嘆く 冷蔵庫101号室に住んでいるレモンなんてジュースにして
空のそらぞらしさなんて
御構い無しに たわわに実った 金柑の実を小鳥のようについばんで
よもぎのパ ....
君に会えないその時は
花でも摘みましょうか
それとも窓辺で
恋歌でも歌いましょうか

花占いももう飽きた
君は{ルビ何処=いずこ}の空の下
誰を待っているのでしょう

さらさらさらさ ....
一本の桜樹の隣に佇んでいる
赤いスカートの少女の笑顔は
難しくてきっと誰にも
読み解くことはできないだろう

花は満開で風から逃げながら
逃げ切れずに儚くしている
舞う薄桃色に歓喜する
 ....
廃屋に一本の桜が立っている
誰一人愛でる人もなく
人知れず枝を伸ばし
花を咲かす

月明かりの夜
街灯に照らし出されて
ぼんやりと薄桃色の
その姿を浮かび上らせていた

夜の静寂に ....
結論がない朝 風が素通りする 春の庭は公然の果実となった
うららかが市民権を得て手を振っている
春嵐の気まぐれな登場が
時々番狂わせだけれど

戸惑うことなくスプリングコートを
選んだこの日にも季節は私に謳歌を許した
 ....
ジャンがみててくれる部屋で
どこも痛くなく暮らしたい
ジャンがみててくれる部屋で
どこも寒くなく暮らしたい

神さまがみててくれる部屋で
どこも痛くなく暮らしたい
神さまがやさしくしてく ....
 
月夜の桜にご用心

照らされた花吹雪に心をもっていかれるという

そんな夜はおひとりになりませんように



 
もうすぐやってくるものを迎えるために
部屋の配置を変える
“あるがままを受け入れる” それが存在の呟きだとして・・・
翼は鳥に似合う
「重いものを背負っていますか?」
おせっかいをやいてみる ....
小枝の別れめに すごした雪が溶けかけている
のしかかられた小枝は いつも 問いはしない
さまよいながら 降り募る 重さにただしなり
折れたら落ちる 回る季節に巡りを てばなし
花芽を ひとつ連 ....
仕事のときは訛っていたよね 夜の森に鹿は居て
、もう書けない
春に実った野ブドウを食べている
わけはないと(は、
違った意味で)当然だったはずのことが
そうではなくなり
永劫のような空腹を抱えて
すっかり神経は擦り ....
夜明け
窓を開けると
空に明星が瞬いている

テーブルにこぼした煙草の灰を
手で掬いとっているうちに
夜が終わっていく

春先の
暖かい雨は降り止み
朝日が微かにひかる
神経が泡 ....
あむりたを
すすめられたのを
ことわって
でもどうしても行きたかった
金をつめば
舟がだせる


すべりだした舟のうえで
ゆめごこちの
ふなべりにほおづえする
はるか長い ....
かもめは母国に呼ばれない
カムチャッカもシベリアも
君たちのことを忘れてしまったようだ
かもめは帰らない

かもめはかもめからこの国で生まれた
産んだかもめもこの国で
いつからそうなった ....
   携帯は見ない
   家事はいっさいしない
   仕事のことは考えたくない

   窓も開けないで
   一日中 ボーとして
   無為の時を過ごしている

   病気じゃないけど ....
それはなかったことにして

ではなく ないことにして

これもなかったものと泣き

いや ないものと叫びたいだけで


火の粉が夜空を浮遊する


仰ぎ見るわたしの口 ....
影二つ並ばぬ道のさくらかな


日めくりと月の暦の春くらべ


春うらら縄跳びをする白い靴


荒川のにびの隣に蝶の道


いずこにもナガミヒナゲシ春うらら


※そこな ....
富士川で水切りをした春のこと


さくらばなみあげるついでの空がある


長閑さに欠伸を一つ東京都
どの春も花は池上本門寺


もう下流にびの荒川ねこやなぎ


夜に善し上田城跡のさくらかな
草青む父の手のなか春生まれ


ブランコにぽつんと揺れる春帽子


彼岸寒世間と違いわが部屋は
初めておばさんと呼ばれたのは
娘を保育園に預けて働き始めた頃だった
仕事が終わって迎えにいくと
小さな子どもたちが
今度は自分の親の番かと
わくわくしながら遊んでいる

時間外保育の部屋 ....
空気を読まない空気は変える

転んでもタダでは起きないが身上

カラオケ選曲三十年前のアイドルソング

世界中で一番ロマンを感じない夫

論点がいつもずれる

割り勘だと素早い箸
 ....
凍てゆるむホットドッグ屋きょうも来る


金魚鉢ひらひらと赤水ぬるむ


三連休春だ春だと無事終わる
朝まだきソメイヨシノと少年と


紫の息も思い出春うらら


※荒川の河川敷より蝶々出づ(直し中)
 
ご近所 ご隠居 ご挨拶

暑さ 寒さも 彼岸まで

春だ うたえや おどれ YO!



 
√ Rute るーと

「 √を、開く 」

あなたの日々の門戸は、ぽっかり黒く
未知への通路を、開くでしょう――

(今日も天から、吹き渡る
 あなたへの  
 air mail ....
菜の花にお辞儀をさせる風が居る


朧月永代という供養塔


クロネコの長距離トラック春霞
桜餅外税表示で並びをり


外税の九円ありて花疲れ


マーケット前のガチャガチャ子の春愁
龍天に昇る夜明けはすみれいろ


いっせいに北窓開くビルの壁


本閉じて灯りを消して猫の恋
乱太郎さんのおすすめリスト(8204)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ちいさなコントラバス- るるりら自由詩21*14-4-3
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桜の若樹と赤いスカートの少女- もっぷ自由詩514-4-2
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春の果実- もっぷ自由詩614-3-31
暮らし- もっぷ自由詩614-3-31
ご用心- 殿上 童自由詩21*14-3-30
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「春三題」10- もっぷ俳句2*14-3-24
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「春三題」9- もっぷ俳句2*14-3-22
「春三題」8- もっぷ俳句314-3-22
「春三題」7- もっぷ俳句114-3-22

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