ワクワク
フワフワ
ちょっと待って
時間を止めて
マリンバ叩いて
低音が気持ちが良い
ポロロンポロロン
ドロドロ
パタパタ
鳩が飛ぶ
シャーパープー
着物の音
彼女の歌はどこでも聴ける
初めて会ったとき
彼女の肩には音符が乗っていた
飼っているの、と
なんでもないことのように話してくれた
触れると柔らかくて
すぐに歌いだした
それは彼女の唇から ....
毎日が閉じ込められて過ぎて行くので
こんな時は元気のいい男の子にあこがれるものです
彼のポケットに入って
やぶけた穴から外を見てみたい
木登りやブランコ、くさっぱらに寝転がって
空を眺め ....
かえでやかえで
ぼくらが うたう
くるくる まわって
わ になって
あかも きいろも だいだいも
みんな みんな
くるくる ひらり
ぼくらの てのうえ
あかく きいろく ....
光が
満ち溢れるまで
あと
数秒
人々は起き上がり
大きく
伸びをするだろう
ついでにあくびも
昨日の夜
泣いたことなんて
まるで忘れて
暮らすように歌う
寒ゼミの最後の声が
あかるいよるの雲の腹の
内側であふれている
世界ということばがあまくかじられて
「明日死ぬかもしれない」と
しろい猫が鳴き
び ....
夢追い男
パチンコで
一攫千金を夢見て
スカイジェットに乗って
ベジタリアンの坊主
本当にいるのかな
妻帯者の坊主
やる気があるのかないのか?
ここは夢の世界
赤い薔薇で敷き ....
人間すなおじゃないとね
と
あのひとは言った
あなただって…
と
言い返そうとして
こ
としはまだ蝉の鳴き声を聞いていないことに気付いた
あのガード下へ行けば
聞く
....
田んぼの
真ん中に
立っている
かかし
なんで
顔が
へのへのもへじなのか
わからない
人間でもないのに
傘を
頭に
かぶっている
畑の作物を
荒らされないように
誰か ....
ここは
誰も
いない森
人間は
入れない森
人間に
荒らされたくない
静かな森なの
ここには
何年
生きても
大人に
ならない人がいる
そう
ここは
楽園なの ....
悲しい時
少し
休んで
空を見てた
そしたら
自然と
悲しみから
すっと
解放できた
悲しい時
死にそうなとき
つらい時
空を見てごらん
勇気がわいてくるから
....
雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音
それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる
まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
先生私変でないですか?
先生私変ったのです。
先生指導してください。
先生教えてください。
親に感謝します。
親を尊敬します。
親の約束守ります。
親を悩まします。
私はヤンチ ....
なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う
わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
....
この世に愛が
なくなったら
太陽のない
地球のよう
生きる原動力
生き甲斐
生きる目的
生きる重み
安心感
守り守られ
心の支え
平常心
水風船をぶつけられて
笑ったけど人知れず泣いてたあの子は
明くる日 きらめく水晶の舟で
だれも知らない金色の国へ だれにも告げず旅立った
水風船をぶつけて
実は謝ろうか謝るまいかと悩 ....
人と自分は違う
色々我慢して
ふりをする
妥協できない事もある
誉めて
長所を見て
尊敬して
互いにコツを伝授する
でも心の穴は埋まらない
でも満たされない
知って、嘘をつ ....
みのむしが
細い糸を
必死に
上がっている
何度も
何度も
上がっている
今日は
風が
強く吹いていた
北風が
みのむしに
むかって
吹き付けてくる
くるくる
....
きらきら
お星様が
光っている
ねぇ
知ってる
流星に
お願いすると
必ず
願いが
かなうんだって
きょう
何を
お願いしようか
流星に
私は
お願いをしました
こ ....
もしも
翼があったら
大空
高く
飛んでみたい
もしも
翼があったら
自由に
空を飛んでみたい
鳥のように
人間も
自由に
空を飛べたら
どんなに
素敵だろう
ど ....
その付属器官は
本人も気がつかない{ルビ柵=しがらみ}を
蓄積している、密やかに。
パチリ、パチリと切り落としながら
纏わりついていた何かを
少しだけ知る
過ぎ去った日々
明日の ....
名もない花は
美しく咲いている
名もない人は
ひかり輝いている
暑い夏を冷やしてくれる
自然のクーラー
森を大切にしよう
雨を降らせる
ラジオはなり
時報が聞こえる
「スジ ....
雨が降りやまない
世界ってそんなもん
光はたまに射すから美しい
価値に追いかけられて
青い蜘蛛の巣に絡まって
何かの拍子に思い出すこと
忘れた、もうずっと前に
....
いくぜー!
さまよえる民
行方も分からぬまま
ひたすら歩き続ける
いくぞー!
血が燃え
元気になる
さまよえる弾丸
安住の地を目指し
道化師が笑う
語り部が嘲り
ただひた ....
誰も
いない
静かな
夜道を
ひとり
歩いている
当てもなく
ただ
歩いている
昼間は
大勢の客で
にぎわう
商店街も
車が
行き交う
オフィス街も
夜にな ....
店の
入り口の前に
一匹の犬が
座っている
自分の前を
通り過ぎる
人たちを
じっと
見つめている
まるで
誰かを
まっているように
「いらっしゃい」
「こんにち ....
大人なのに
人を殴ったり
蹴ったりする
人たちがいる
自分が
されたら
どんな
気持ちになるのだろうと
考えることを
否定している
こんな人たちは
自分の
思い通りに
....
ぼくは おもちゃを だいすきな ロボットを
ごはんたべたあと ずっと ふりまわして
かいじゅうが マシンガンキック をくらわして
さいごは ゆかにほうりなげて ぼくは ねた
よる 12じく ....
素直に話す
信頼する
思いやる
大切にする
もし2人でいたら
もし蝶になったら
心を許し
体を許し
花は咲き
実がなり
鳥が食べ
運ばれる
一年に一度だけ
小さくて大きなお祭りがある
それは真夜中に行われる
ひっそりとした お祭りだ
男も女も大人も子供も
じいちゃん ばあちゃん 寄っといで
忘れちゃ ....
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