わたい、もやしはきらいや。

病室のベッドのうえで
母がぽつりと言う

六十年も付き合ってきて
母の好き嫌いをひとつも知らなかった
そんな息子だ

お父ちゃんがな、腹切ったときに出て ....
冴え返る日に面影の浮かぶきみ


春めかず灰色の空にびの雨


桜東風おんな心のような風
花時を目の前にして部屋籠り


山笑う確定申告つつがなく


春の野の独り芝居かかなしきは
冴え返る金魚が一つだけの鉢


佐保姫の国籍をふと物思い


長閑なり雨降る故にこの町は
まさか 夢にみるとは思わなかった
明け方の私の夢に現れた
君のことは何も知らないのに
ネットという魔都で知り合ったのは
ずいぶんと昔のことだった

私が詩を書き始めた頃
君の書く詩はとて ....
冬の朝太平洋側砂浜で待ちぼうけ無しの天気の予報

ひとびとが一歩一歩と近くなり他人の消えて浜初日の出

聞きづらいおばあちゃんにはテレビ音わたしにはみかん譲る正月

さびしさにどちらかとい ....
傘潰したいかのようにふる雨に応じるように生きる日々あり

つい泣いてわけ訊くひとも無い暮らし言いたい気持ち抑えられない

そろばんもカエルの解剖実験も避けて通れた転校万歳

大規模な改修工 ....
三月の干した布団に猫眠る


朧月道新よりも近くあり


春風の一等賞がきのう吹く
春愁の好む餌撒き待ち伏せる


春ですがご自愛くださいふみの〆


花散らす風ではなくて春一番
 
髪を切りました、ばっさりと

決別です

春です、今日からわたしは



 
持ち上げては
こき下ろす
嘘をつかない人間はいないのだが

良い目を見たから許せないのか
騙されたから許せないのか
自分の嘘はばれたくないものだが

真実を追求する
マスメディアもか ....
梅便りダウンのなかのホッカイロ


風の名のいろとりどりに春来る


朝まだき恋する猫の散歩道


春うららタンポポですと名乗る君


御宿の二人と駱駝に春の風


空が ....
春の柔らかな外套はいらない
寒風をしっかり遮る重いコートが欲しい

凍てついた大地を確実に踏みしめる足と
流れる雲をよみとる眼差しを

桟橋に繋留するための無骨な舫い綱あるいは
海底ふか ....
エコは信仰

おばさーんと呼んでも返事しない

三百六十五日ダイエット中!

噂の発信基地

マスゴミに染脳されやすい

化粧品の宣伝見る度、美しくなる自分を想像している

お ....
生と死、幸と不幸を分ける境界線の
なんと曖昧なことか
一体彼らが何をしたというのだ?
彼らと私の違いなど何もないではないか

奪われた二万千五百十名もの尊い命
決して癒えきれぬ悲しみを不意 ....
地平線の彼方も
ここと同じ地面が続いているだけって
ことは分かっていても
認めたくない自分がいる

夢とか希望とか
そんな言葉で未来を飾ってみても
今日の続きでしかない
明日に期待して ....
さざなみに心を許して
軽い手荷物すらもういらない
石の原野に泉をみつけた
だから
もう何もいらない
青い花たちが
みえない風に踊っている
啜り泣きは石っころたちの
いつもの癖
地図を ....
ゴジラになってどうするのと
聞かれたけれど応えずに
ゴジラになった
この足がほしかった
この腕力もほしかった
壊れてゆけ
ただそれだけを願い東京を歩く
おもしろいほどにあっけなく潰れてゆ ....
見上げてごらん夜空の星を
蹴っ飛ばしてぼこぼこにしたいそんな
歌がいい具合にぐつぐつと
わたしの鍋のなかで煮えている

そう、ここらあたりでとろ火がいい
確実にかたちを消してしまうんだ
 ....
窓辺に三月が
腰掛けているのだが
まだあまりにも曖昧にあおいままなので
そのままにしておいた

冷える未明
ヒーターをつけた
あたたかな紅茶もほしいな
マグで、ミルクも一緒に

布 ....
 
今朝もお寒いですね

いつものあいさつに笑みが見えかくれ

春に、また一歩



 
「とりあえず」
春の月恋失ってアド削除


「スマフォも」
四月から平日六時カシオ鳴る


「8%」
遠足のおやつの予算税抜きで
「ちよこれいと」
チョコの数忘れるために二度寝する


「義理人情」
バレンタインプラマイゼロにならなくて


「本命」
一週間後に待っているルイ・ヴィトン
言葉が実らないまま葉を落とした樹を
じっと立ち尽くして眺めていた
夕日が心を刺すかのように沈んでゆく

会いたい
、出かかったため息すら失い気味に
ひたすらに泣いている自分に気がついていた ....
 1

目を瞑って
灰の砂漠を
食べていると 
こころは徐々に
ひからびて 
ちっぽけな
雲塊になって 
コトコト笑う
鳥の頭蓋に
埋め込まれる 

鳥のくさめ
いや、くし ....
鳥の姿の失せた空には
鳥のかたちの欠落がある

影が消え
言葉は失われても
羽ばたいてゆく記憶が
風車をまわす

失われた鳥の形の
風が舞う


私は
声を出せるだろうか
 ....
死について考えたことありますか
記念日とやらに考えるだけじゃなくて
考えたことありますか
名もない雑草のようなそんな
人の死について考えたことありますか
大きな出来事による死ではない死につい ....
古い樹になれずに消えた若い樹は工事跡地に切り株もなし  トランプやサイコロをさっと取りだす
 マジックのように風景
 という手ごたえのない空間をてのひらにのせて
 ひぐちさんは
 ほら
 ここよ
 この部分が大好きなの
 といって頬 ....
雪国に吉報届く福寿草


御堀端桜花纏って風游ぐ


春の雨傘一本にひと二人
乱太郎さんのおすすめリスト(8204)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もやし炒め- たま自由詩30+*14-3-21
「春三題」6- もっぷ俳句114-3-20
「春三題」5- もっぷ俳句314-3-20
「春三題」4- もっぷ俳句214-3-20
【_今朝の感傷_】- 泡沫恋歌自由詩14+*14-3-19
冬模様(雑詠)2_(一〇首)- もっぷ短歌314-3-19
冬模様(雑詠)1_(一〇首)- もっぷ短歌514-3-19
「春三題」3- もっぷ俳句114-3-19
「春三題」2- もっぷ俳句214-3-18
決別です- 殿上 童自由詩19*14-3-16
嘘つき- ただのみ ...自由詩24*14-3-16
ごおしちご「春」_(二〇句)_1- もっぷ俳句414-3-16
冬のコート- 梅昆布茶自由詩2414-3-16
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の一- 泡沫恋歌俳句9*14-3-15
二千十四年三月十一日に- 夏美かを ...自由詩24*14-3-15
【_垂直思考_】- 泡沫恋歌自由詩16*14-3-12
最後のパンケーキ- もっぷ自由詩714-3-12
ゴジラ- もっぷ自由詩9*14-3-10
ことの次第- もっぷ自由詩114-3-10
きのう- もっぷ自由詩414-3-10
また一歩- 殿上 童自由詩12*14-3-9
とりあえず- もっぷ川柳314-3-8
2014春の陣- もっぷ川柳114-3-8
夕日は- もっぷ自由詩10*14-3-8
遠く暗い街- 壮佑自由詩20*14-3-7
鳥の影- Lucy自由詩26*14-3-7
草の想い- もっぷ携帯写真+ ...314-3-7
古い樹になれずに消えた若い樹は工事跡地に切り株もなし- もっぷ短歌214-3-7
ひぐちさんはどこか鬼ガニの、- 石川敬大自由詩1114-3-7
「春三題」1- もっぷ俳句214-3-7

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