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地球が転がるのに追いつくよう
わたしはすべり台をつるり
指が焦げるスピード
わたしは銀になる
空気を回して春になるから
わたしは空と呼吸
道が氾濫してるから船を出すわ
わたしはボタンを押 ....
今日が終わりそうな海を泳ぐ
振り返れば
世界を見てきた波
ゆっくりと押し出すように
風と泳ぐ

このままどこまで泳ごうか
波交差の信号は青
どこまでも青

波は
見えない雨を連れ ....
冬枯れのわたし

どうすればいいでしょうか
たしかに
花びらはまだついて
いるのだけど

見向きもされず
時間も忘れるほどにあなた
種さえ枯れて
見えない粒

触れるだけでもう
折れる準備はできて ....
さぁ コーヒーをもらおうかな
ブルーの空 いれたての春
風にとけるまえにほら、
耳に
時計の針のカチカチが刺さるように聞こえ

夜闇が朝にとけだして
クリープみたいなころ

役目をこなしているカーテンは
徐々にいろを変えて身じろぎもせず

私は
ひとりで世界に ....
今日はあまりにもいい天気で、つい目を細めます

白いガス状の雲から、地球を覆う空の青へ
境目がわからず綺麗に空へ

言葉足らずの私は

なんて綺麗な空だろう

こんな月並みな言葉しか ....
あの
しろまどのむこうにふくかぜ
それがうみにきこえるんです
ちいさなゆきが
ぽつりぽつり
ふゆうみのなきごえ

あの
しろかべにすけてみえる
てんてきのくだ
それがくものいとのよ ....
朝、玄関を出るとうすぼんやりと春がいました
3月の青い空にはめ込まれている太陽は
季節の交代を感じているのか、衣替えです
春の香水をつけ、空からふりまいていました

太陽の長い髪が私に届くこ ....
今日はぴりぴりと夜 静けさが集まる冬の夜です
加えて寒さも仲間に入るようで 足元の雪はぎゅむぎゅむと音をたてます
寒さは星を磨くので 星は喜んで配置についていました

そんな帰りは ぬくもりが ....
ピアノジャズにゆれて グラスに色水を注ぐ
彩度を少し落としたセピアの空気を 長い煙が流れ泳ぐ
その小指の高音 鍵盤がはねる
私の気持ちは泡と跳ね ゆっくり細いかかとでリズム
天井のプロペラが  ....
ストーブのヤカンはもうからからでした。
冬とストーブとの狭間で、ゆっくりと考え事はできませんでした。
笑顔と私の準備を
花に笑われないよう
覗きこむ目に
優しい遠い香り
ロードヒーティングの海に
島は浮かんでいました

島には白い人々が小さく住み
春になると島ごと音もなく
海に飲み込まれていくのでした
夜の空気は光を磨くので
光も鳴るように笑います
あなたと手をつないで
私が少し流れていきました

今までは1だったのに
あなたに少し流れて不安定になりました

つながって
感情が流れていきます

あなたの中に私を見るわけです

 ....
 四隅にはさびしさの影
 灰の空気がそこに居る
 窓を開けると冬の色風
 耳くすぐり吹き抜ける
 白の色風は部屋を回り
 四隅連れ去りまた外へ
 色風残してくれたのは
 窓辺のち ....
冬の風を
小さくまとめて
灰色の海に沈めました

浜辺に
冬の花びらと子供がいます
薄い白と赤ランドセル

冬の風と灰色の海は
日の落ちる頃に
夕凪になって世界を観に行きました
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