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暑すぎて歩きながら夢見るて カミキリムシを
誤って踏み殺した
足とサンダルが
ずるずるする

ああ、
夏の終わりは
まだ先で
後頭部と首とが
チリチリ焼ける
そのうちに
脳みそに火が通り
ええ加減で
U ....
燃やされるのはこわい
人のために死ぬるのは
何もかも未来のために
捧げてしまうのはこわい

朝陽が昇って
青い空と一緒に
からっと晴れた気持ちで
殴った
潮風が気持ちよく
涙の跡
 ....
山青なり枝芽つき
川縁に掃除機が壊れてあり
もう駄目やった三月とくたびれた俺
要塞に割り箸持って引き籠り
どないにでもなる

西陽を庭で吸いながら
終わった夢について考えると ....
弱き心を西陽と吸って
道すがら酒に酔っていた
雨上がりの川は強く荒く
木々を幹ごと攫っていった

アスファルトを抉る竹の根と
路傍に窄むアサガオと

君らがいつか開くとき  ....
ひだかたけしさんの奥畑 梨奈枝さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暑すぎて歩きながら夢見るて- 奥畑 梨 ...俳句224-7-31
カミキリムシの幽霊- 奥畑 梨 ...自由詩424-7-30
人間こわい- 奥畑 梨 ...自由詩520-11-12
どないにでも- 奥畑 梨 ...自由詩5*16-9-7
- 奥畑 梨 ...自由詩3*16-9-6

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