道草次郎

粉砂糖のようにやさしくすなおに落ちる雪が、このうちの庭をガトーショコラな大地の一切れとしてしまう。多くの魂が自分の洞窟を探検することに疲れたこんな朝は、片田舎の駅舎にある筈のガスストーブの暖かさが欲しい。

おはよう、世界。おはよう、自分。


自由詩Copyright 道草次郎 2021-02-17 07:09:58
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