君の色はどんな色?
いじわるな質問ではないから
並んだ色鉛筆から
一本だけ取り出して
君の色で画用紙いっぱい塗ってみる
君の色はこんな色
赤 青 緑 黄色 黒 白
ご覧
僕が選んだ ....
プチトマトの実がついたと
子供のようにはしゃぐ君の瞳は
まだ昨夜の喧嘩のことを
忘れていないよと言っている
後ろからのぞき込む
バツの悪い僕の視線は
幼いトマトと君の横顔の間を
....
【緑の風】
一輪車に乗った子供が
緑の風をうけてゆく
不安定なのに
軽快に
不安定だからこそ
愉快に
たったひとつの輪さえ
あればいい
【蕗によせて】
....
デイサービスの
老人たちが
歩行訓練を始める
ゴールで
待っているものは
何であるのだろう
長い廊下
張り巡らされた手すり
かすかな息遣い
静かな午後の
クラブ活動
あなたと会うとき
いまさら、
どんな顔をすればいいのか
困る
あんまりの回り道で、
「待たせ過ぎだよ!」って
抱きつきたい本望が
おとなしくなり、
埴輪の様相で
「お ....
口溶けさらさらホワイトチョコみたいにね可愛く溶けてしまいなよ
長い坂道雲ひとつ見上げる空にあの日の君の見えた気がして
繋いだ指離したくないこの夜は僅かな痛み胸にしまおう
ろくでなしは ....
「うでまくらして」
と、ねだったら
「どうしたの?」って
笑いながら
うでまくら
髪の毛くしゃっと撫でる
「怖くなって
甘えたくてだから…」
....
君のことをついついゆで卵ちゃんと呼んでしまうのは僕の悪い癖だが
君が僕のことをゴリラちゃんと呼ぶのはとても心外なんだね
ああ確かに見た目はその通りなんだがそれにしても僕のデリカシーをボロボロにして ....
130520
いちぬけたぁ!
宙返りする鱗木の
目玉を刳り抜き目薬点せと
腹の木霊に殴られた
広々とした草原を見晴らせば
有袋類が跳んで行く
輪郭線を消しな ....
藪から棒に破れかぶれ敗れ去り
ピンからキリまで品も義理も欠いて生き延びて
ふふふと不敵な不満のわらい
ままよとマヨネーズおまんまにかけて
大変だあ鯛が怠慢で困るんだが
ひひひと狒々が悲観の呟 ....
朝露に濡れた草原を君と散策する大好きな時間は
僕の全細胞が君の存在を希求しているって感じるのさ
ブナの森は大地にしっかりと根づいて空に伸び上がっていてそして悠久を湛えているんだ
朝靄が僕らの ....
詩人そのものになりたい訳じゃなくて
詩人のように、自由に詩が書けたらいいなって
思っているだけなのです。
詩人になりたくて詩を綴る訳じゃなくて
あなたになんとかして、こ ....
ウソやないけど
ホンマでもない
アタイの 後ろ髪
サフランや天女の細い脹脛
ハリー・ポッター千回見ても魔法のかけかたワカラナイ
虹鱒やガラスのジェットコースター
さからう ゆだねる
かいなく よそごと
こらえて の こす
そしらぬ わたり
ひより びより さえずり ともし
むかえて ふりだす
くさむら やぶやら
あの日まあるい芝生でヒョウスケくんを待ったことをまるでさっきのことのようにアーヤは森の木々を見つめながら思い出していました
ヤンおばさんの家から飛び出したアーヤはまあるい芝生に向かって走りました
....
木々のむこうにひかりがのぞきはじめました
あのひかりの向こうがヒョウスケくんの家です
アーヤは早歩きになりました
転ばないようにアーヤは足もとを確認しました
あ、
アーヤはちいさな声をあげて ....
森のなかに入るときアーヤは緑のなかに突撃するみたいな気持ちになりました
だけどいきなり木々のねっこです
あたしは直線、ヒョウスケくんはたぶん遠回り、だから絶対、ヒョウスケくんに勝つんだ、
....
まあるい芝生のいちめんに水色の空からひかりが降りそそいでいます
アーヤはさっそく太陽を見上げ太陽が動く方向を見つめました
まあるい芝生のぐるりは森でした
森のなかにまあるい芝生がある ....
木々の大きなねっこがとおせんぼをしました
とおせんぼの木々のねっこをお母さんに渡された紙ぶくろを抱えたまままたぎました
最初の足がねっこを越えたときでした
悲しくて寂しい気持ちをアー ....
アーヤは森を眺めるのが大好きでした
森の甘い匂いがアーヤの鼻を撫でています
森のうえでは雲がぐんぐん姿をかえてゆきます
とうとう青空だけをのこして雲は見えなくなりました
森のや ....
黙っている待っている枯れながら百舌のように鳴きながら
歌はない光はないこの世界近似値で君に伝えようと思うんだ
比重を失った世界なんて羽根のようですまるで綿ぼこりみたいに見えます
でもね君が好 ....
からからのバッテリー乾涸びた空の青さを思うんだ
幻のアトランティスだってもうちょっとしっかり存在しているはずなんだ
蹴り上げた空き缶が乾いた音で転がってゆくのさ
指の数を数えて確かめる鏡を見 ....
僕の人生はなにで満たされているのか
空虚あるいは無意味な時間
それとも成熟した果実の様な退廃なのか
すっかり一人に慣れてしまって恋さえもわすれてしまった様だ
リュックを背負った男が山に登る ....
言論の自由の中で
わたしたちは饒舌な唖になる
会葬者の囁きにも指先を踊らせるが
本心は棺の中
乾き切った筆のように横たわっている
表現の自由の中で
わたしたちは着飾ったマネキンだ
禁 ....
{引用=
緑をゆらす
風は、なおらかに こんなにも
美しいものだから
少しばかり
すずろ歩き
季節をむさぼれば
不埒な 出会いが待っている
ちいさな 会釈
往 ....
次の冬のために
てぶくろを洗う
寒くなると
きまって血流障害を起こす
私のやわな指先を守るための
カバーたち
毛糸で編まれたもの
外国のお土産でもらった
ムートン製のグローブみたい ....
130517
4畳半神秘体験
なにそれ
冗談じゃありません
今すぐ帰らせてもらえませんかと言ったって
この長い行列の人達を放置しておいて帰れるもん ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト
(5458)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
君の色
-
乱太郎
自由詩
19*
13-5-22
10年後
-
nonya
自由詩
27*
13-5-21
【緑化帯】_詩人サークル「群青」五月のお題「緑」から
-
そらの珊 ...
自由詩
26*
13-5-21
a_scene
-
そらの珊 ...
自由詩
8*
13-5-21
だっこして
-
鵜飼千代 ...
自由詩
8*
13-5-21
愛しのツインテール短歌編
-
梅昆布茶
短歌
4
13-5-21
うでまくら
-
鵜飼千代 ...
自由詩
8*
13-5-20
ゆで卵ちゃん
-
梅昆布茶
自由詩
14
13-5-20
有鱗木
-
あおば
自由詩
7*
13-5-20
藪から蛇
-
梅昆布茶
自由詩
6
13-5-20
草原の輝き
-
梅昆布茶
自由詩
4
13-5-20
それは詩ではないと他人が言った。でもそれでも構わなかった。
-
元親 ミ ...
自由詩
4
13-5-20
後ろ髪
-
殿上 童
自由詩
17*
13-5-19
サフランや天女の細い脹脛(ふくらはぎ)
-
北大路京 ...
俳句
9
13-5-19
ハリー・ポッター【都々逸】
-
北大路京 ...
伝統定型各 ...
3
13-5-19
虹鱒やガラスのジェットコースター
-
北大路京 ...
俳句
2
13-5-19
むい
-
砂木
自由詩
12*
13-5-19
(最終回)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
4*
13-5-19
(5)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
2*
13-5-19
(4)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
2*
13-5-19
(3)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2*
13-5-19
(2)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2*
13-5-19
(1)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2*
13-5-19
静謐
-
梅昆布茶
自由詩
6
13-5-19
充電器が欲しいんだ
-
梅昆布茶
自由詩
7
13-5-19
実現されない夢について
-
梅昆布茶
自由詩
5
13-5-19
それは薄汚れた顔で笑っている
-
ただのみ ...
自由詩
19*
13-5-18
魚の子
-
月乃助
自由詩
12*
13-5-18
カバー
-
そらの珊 ...
自由詩
20*
13-5-18
鏡のなかの鏡—迷宮
-
あおば
自由詩
6*
13-5-17
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