140409

嘘があるから真実もあるだろう
楽観論者の筆者は軽く聞き流す
哲学青年は厳密に考察を開始する
100パーセントの真実なんてあるものか
必ず嘘とい ....
ジャンケン ポン
鬼だー! 隠れろ!
春の鬼ごっこ
小さな女の子たちが隠れる場所を探している
木の陰へ
路地の奥へ
鬼が来る早く隠れないと……

慌てて
建築資材倉庫へ
独りで逃げ ....
おばさんは一日にして成らず

常識がないと人にいうあなたの方が常識無し

若者言葉ネットで検索中

何度聴いても覚えられないパソコン用語

話を聴いてくれる相手を探してる

助走乗 ....
別々に見上げた枝垂れ桜からあの日の記憶蘇る夜 空の青桜のピンク唇の紫色を隠す{ルビ紅=くれない} 青天の霹靂
風神 
雷神
天の声

大太鼓と小太鼓を打ち鳴らし
祭礼は始まる


天を仰げば
天が撒く雹に頬を打たれ

冷たく痛い神異を受ければ
己の未熟を思い知る

我 ....
誕生日
私の多面体の面が
またひとつ増えた

生まれた瞬間は
まんまるだったはずなのに
歳を重ねるごとに
ひとつずつ面が増えて

今では寄せ木細工にも似た
得体の知れない多面体 ....
石灰岩の岬で その木は咲いていた
岩礁を咀嚼する波しぶきで、真夏だというのに咲いていた 桜の木
あの花は  きっと永久の入り口を見たのだ

桜は黄泉を観ていた
泣いている人々のことは  ....
               140407
今日は、
昨日より10度気温を上げますから許してください
自分勝手な願いを拒否する
今日の設定温度はプラス4度であるべきだ
森の女神と藪の野人の合 ....
空想のまどろみ壊し 会いに行く 友のいまの言葉を知りたくて


気後れを包む 途切れのない言葉 壊さないまま このままいたい


問わず語りをしない守りをなぜここで 届かないままのいく ....
水色ねずみ色

みどりの雲きらきら

林はまっ黒みずうみは白

ほんのり桃いろ幸せな焦がれ色

草がゆれている

どこも見てないよ

いさぎよく戸惑うよ

みんなで島にのっ ....
歩く

歩くとは

あがき続けること

理想を手放さず

それでも

いらいらしていよう

完成したくない

完成したいままでいたい

コントロールしよう

感情で ....
 
与太話もひとくぎり

タバコくわえりゃ、そっと広告入りの百円ライター

泣いちゃうよ、マスター


 
あなたは数十年間共に過ごした顔を
しみじみ見つめたことはあったか
舐めるように眺めたことがあったか

家庭で会社で割り当てられた役
自分の心を追い払い
ドーランを塗り 眉を描き
役のキャ ....
どうにかなるどうにかなる蘆の角 蘆の角雨の入江に帆掛け舟 サーカスの綱渡りから落ちた夢僕の知らない君がいた朝 満開のソメイヨシノ

春の強い風に散り
工場のタンクや配管に
まばらな花が咲く

工場の町の春景色


自家不和合性のこの桜は
開花して
ソメイヨシノどうしで
受粉して結実 ....
コツコツコツ深夜の足音
ゴソゴソゴソ深夜の物音

何をしているのだろうと
訝りつつ目覚めれば深夜

安眠を妨げる足音や物音
決まった時刻に乱される

ドアを開け見渡しながら
誰もい ....
破裂した精神から
無数に咲き乱れる
色とりどりの気球
大気圏を目指すアストロノーツ

「僕らはこの星の火傷そのもの
 剥離する瘡蓋だ―― 」

 ――なのに捨てきれない!

抱き寄 ....
誰もが夕暮れには傾いて見える
家へ酒場へあるいは虚空へと

夕暮れに姿勢がいいのは
電信柱と案山子だけなのかもしれない

僕はきみに傾いてゆきたい
いつかきみの傾きとぶつかるまで
昔の駅は博物館
万世橋は筋違い
薄闇まぎれて広小路
人波揉まれて日本堤か
ツツっと向かう大門へ
朝、明け方まで夢うつつ
いまは幾度めの春なのだろう
遠い昔のような
つい昨日のような

子供たちもそれぞれに
この世界のどこかへ
紛れていった

いまも日々の食をもとめて
彷徨う身にも春はやさしい

な ....
20年前、駆け出しの商品開発担当だった頃。
自分が開発を担当したある商品の容器の印刷強度が弱く、
自社のスペックに適合しなかった。
試作の時には全く問題がなかったのが、量産品でうま
く行かない ....
冷静を保てる距離で精一杯君の寝顔を見つめてる夢 空がこんなに青いのに
死にたいと嘆く 冷蔵庫101号室に住んでいるレモンなんてジュースにして
空のそらぞらしさなんて
御構い無しに たわわに実った 金柑の実を小鳥のようについばんで
よもぎのパ ....
音なくひかりだけで

さくらが爆発している

いきものたちの銀河

散ってゆく

さようなら

いきものたちの銀河

さくらが爆発している

音なくひかりだけで


 ....
三月のかた雪の上を歩いて
湖を行くと
半分水につかったまま
凍りついた樹の枝に
ふくろうがいた
ふくろうは目を閉じていたが
やがてゆっくり見開くと
私をみつめた

ひらべったい猫に似 ....
雪国の春は
急に速足でやってくる

庭の雪がみるみる解けて
クリスマスローズは
地面に張り付いていた体を
ゆっくり持ち上げて
太陽を見てる
土に溶けてしまった葉っぱもあるが
その真ん ....
                140402

+0パーセントの悲鳴が
2パーセントに達するほど
奥が深くない湾岸の住民たちは
3パーセントアップでも耐えられるはずだ
5パーセントアップだ ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真実- あおば自由詩12*14-4-9
【_春の鬼_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-4-9
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の五- 泡沫恋歌俳句10*14-4-9
別々に見上げた枝垂れ桜からあの日の記憶蘇る夜- 北大路京 ...短歌214-4-9
空の青桜のピンク唇の紫色を隠す紅(くれない)- 北大路京 ...短歌214-4-9
天の祭礼- ichirou自由詩7*14-4-8
多面体- nonya自由詩27*14-4-7
【嵐】_根を張る- るるりら自由詩17+*14-4-7
受諾- あおば自由詩2*14-4-7
再会- 深水遊脚短歌3*14-4-7
島にのって- 吉岡ペペ ...自由詩414-4-6
あがき続けること- 吉岡ペペ ...自由詩614-4-6
泣いちゃうよ- 殿上 童自由詩13*14-4-6
- イナエ自由詩15*14-4-6
どうにかなるどうにかなる蘆の角- 北大路京 ...俳句514-4-5
蘆の角雨の入江に帆掛け舟- 北大路京 ...俳句214-4-5
サーカスの綱渡りから落ちた夢僕の知らない君がいた朝- 北大路京 ...短歌314-4-5
恋い焦がれてソメイヨシノは咲く- ichirou自由詩15*14-4-5
足音・・・- tamami自由詩1714-4-5
地球詩人- ただのみ ...自由詩25*14-4-4
夕暮れ- 梅昆布茶自由詩2514-4-4
筋違門- ……とあ ...自由詩8*14-4-4
三毛猫のうた- 梅昆布茶自由詩1914-4-4
感謝しても感謝しきれない- ichirou散文(批評 ...11*14-4-3
冷静を保てる距離で精一杯君の寝顔を見つめてる夢- 北大路京 ...短歌414-4-3
ちいさなコントラバス- るるりら自由詩21*14-4-3
音なくひかりだけで- 吉岡ペペ ...自由詩814-4-3
ふくろう- Lucy自由詩20*14-4-2
雪の下から- Lucy自由詩8*14-4-2
狐石- あおば自由詩13*14-4-2

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