まちがいだと
笑わないでください

季節を
取り違えた
ばかな花だと
笑わないでください

きょうだいたちが
眠っているのを
ただ静かに見守るためだけに
秋に咲いた
一輪の紫陽 ....
小川コーヒー

ニコニコと母子立ちけり横丁に

あれこれと注文考う小川コーヒー

テーブルでビール一本つぎて呑む

午後の店三人立ちより談笑す

白き手で水を注ぎては立ち去りぬ
 ....
      薄縹の空のした浜辺をひとり歩く
      潮の香りと眠りの匂い
      拾った貝に耳をあてれば
      なつかしいひとの声

      「元気かい」

      ....
きっとどこかに

月や星や雪が闇に影をつくっていることを

もう失われてしまった

地球の独り言のように感じていた

なのに

ここには闇などなかった

どこもかしこも

 ....
平然と響く
アナウンス

「一番線を 列車が 通過します
 ご注意ください」

急流の中に
取り残されてある中洲のように
ホームは心細い

トンネルの出口のように
はずれに開ける ....
写真の側溝に 子猫がいます。
なぜか、写真の向きは かえられませんでした。
****************



葡萄の実は はじめは みな 緑色
やがてそれぞれに似合った熟し方をす ....
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている 哀れ蚊やアフリカゾウの白い牙      そのひとは俯くことをせず
     まっすぐに前をみていた
     履いているジーンズはうす汚れ
     家路をいそぐ人々が乗る電車の中
     ぽっかりとあいた空間
    ....
なんかうまく行かないなあと

あがき続けるぐらいがちょうどいいよ

アンバランスな一歩がバランスを取り戻そうとして

俺たちはまいにち歩いて行くんだから


コストダウンというと倹約 ....
すべてがそよともせずにそこにある
流れるものからとりだされる静止画

こんな時間もいいとおもう
背景はつねにうつろいとどまることはない
いっしょにながれるのもいいさ

でも自分のなが ....
    それは声にだした途端
    ひび割れ砕け散る
              
    鎖のようにつなぐもの
    絡まる蔦のように
    知らずに互いを
    縛 ....
君の前ではアイスクリーム熱い視線にとろけちゃう ふたりで笑って生きてくために互いに結ぶ赤い糸 銀河飲むBlackHoleマイルス忌 むかしから廃れていた街だった
それでよかった 気にもとめなかった
隣にいるべき人が この景色には居たのは
あたりまえ
故郷とは そういう場所だった

潮風が吹いていると言われても な ....
                    130928


「ピオーネと探偵たち」を50分で読破しろ
担任教師の檄が飛び
授業が始まった
パラパラとページを捲 ....
支柱にありがとう、と言った

夏のあいだじゅう
あなたが支えてくれたおかげで
私は安心して背を伸ばし
太陽に近づき
あおい葉を繁らせ
たくさんのこどもを生むことができた
赤い血がしたた ....
濃密な雨の拘束に
獣の目をした少女が一人
茄子の花のように濡れたまま


時の梯子が外された場所で
僕はポケットの中
ことばを撫ぜ回すだけ
秋の夕暮れ

夕暮れに白き根を噛み青き菜も

紅い水コップにつぎて砂糖足す

聖霊のたすけをかりて聖書読む

玄米のかゆを食みおり鮭そえて

賛美歌を歌う秋の日こころ富む

造 ....
にわか雨の後に風を読み
電線に止まった鳥がきれい、
だというならば
ガードレールの影がのびてゆき
おどろいた猫の目がきれい、
だというならば
たくさんの小さな色が花びらに
とけ込んでゆく ....
風と光
肌触りと眼差し
雲と微笑
素っ気なさとほつれめ

先週より軽い靴音
長袖シャツの袖口が気になる
温かいコーヒーを飲もうと
財布を探った手が
ポケットの温もりを探し当てた
 ....
彼岸花さいている

あの窓にも

道端にも

彼岸花さいている

廃炉でも

再稼動でも

彼岸花さいている


オリンピック

福島第一

半沢直樹

あま ....
僕が生まれた理由はひとつ幸せにする君のこと 散る為に咲くその姿
折り摘まれしばし綻ぶ

咲く為に地にしがみつき
季節の風をうけとめて
けなげとは
このことにあると言わんばかりに

誰につたえることなく
自らの ....
星のみえない夜にも
星は存在する
風にふれない丘にも
風は存在する
あなたが消えたあとにも
あなたは存在しつづける

両のてのひらを
まるくして合わせる
透明な卵だよ、ほら
絶望の谷に
叩きつけられたことの
ある人は

簡単に
浮いたり沈んだり
今日のメニューで
右に寄ったり
左に寄ったりはしない

眼を見てごらんよ
目が合っていても
捉え ....
 秋風に頬を染めあげ吾亦紅 小首をかしげあなたを呼んだ


 かくれよう さぁかくれよう、さみしさがやってくるまえ眠りのなかへ


 疲れたと膝を抱えるきみのそば あしたのそらの尻尾をつか ....
やわらかい光のかたまりで描かれた
モニターで微笑む少女
RBGの明滅するパターンで
息をしている
ある男が思った
彼女を、僕の中に

6色インクのカラープリンタで少女を刷った
途端に失 ....
空き缶を叩く菜箸ボンゾの忌
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シークレット_ガーデン- そらの珊 ...自由詩11*13-10-1
小川コーヒー- 生田 稔俳句413-10-1
鈍色のひかり- 石田とわ自由詩16*13-10-1
愛やつながり- 吉岡ペペ ...自由詩413-9-30
ホーム- Lucy自由詩18*13-9-30
マスカット- るるりら携帯写真+ ...7*13-9-30
下ネタをよく言うやつが結婚し言わないやつが損をしている- 北大路京 ...短歌613-9-30
哀れ蚊やアフリカゾウの白い牙- 北大路京 ...俳句313-9-30
辿りつくまで- 石田とわ自由詩16*13-9-29
俺たちは歩いて行く- 吉岡ペペ ...自由詩213-9-29
- 梅昆布茶自由詩25*13-9-29
ふたり- 石田とわ自由詩13*13-9-29
君の前ではアイスクリーム熱い視線にとろけちゃう【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...213-9-29
ふたりで笑って生きてくために互いに結ぶ赤い糸【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...113-9-29
銀河飲むBlackHoleマイルス忌- 北大路京 ...俳句213-9-29
ジンジャー_&エール- るるりら携帯写真+ ...7*13-9-29
ピオーネ- あおば自由詩7*13-9-28
秋別れ- そらの珊 ...自由詩16*13-9-28
消せない- ただのみ ...自由詩22*13-9-28
秋の夕暮れ- 生田 稔俳句713-9-28
きれい、- 左屋百色自由詩15*13-9-28
9月28日_晴れ- nonya自由詩22*13-9-28
彼岸花さいている- 吉岡ペペ ...自由詩713-9-28
僕が生まれた理由はひとつ幸せにする君のこと【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...313-9-27
- 梅昆布茶自由詩20*13-9-27
わたしが消えたあとにも- そらの珊 ...自由詩22*13-9-27
ちりつも。- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-9-27
Love_letter- 石田とわ短歌13*13-9-27
青黄黒緑赤- 伊織自由詩6*13-9-26
空き缶を叩く菜箸ボンゾの忌- 北大路京 ...俳句413-9-26

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