今日のために
昨日を生き
明日のために
今日を生き
夢のために
明日を生きる

でも

私は知っている
昨日も今日も明日もつながっていることを
だから本当は昨日も今日も明日も ....
ここにはない
何も踊らない
ただ搾り出された絵具のように
眠たげな静物だけ

わたしの中か
わたしの外か

楽しげな人の姿が
ゆっくりと薄れ消えて行く
古いスナップ写真が
毎 ....
恋愛の駆け引きで打ち続けてた悪手全てをナシにした雨 パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描いた ライフルをぶっ放したり春コート 私の顔は古い写真のようだ
いや
私の顔は古い

このアパートに来たときにトイレの棚に置いた手鏡は
ほこりまみれで
何の役目があったのやら

ほこりまみれであること以外
何も特徴の ....
現代詩フォーラムという場所に限定していえば、ここに投稿されるいわゆるネット詩と呼ばれているものは膨大な数が毎日投稿されている。
タイムラインはよどみなく更新される。一日開かないだけで、ひとつの詩は一 ....
よく晴れた朝
新しい職場へ向かう
昨日の特訓で疲れているけど
今日も頑張れる
覚えなくてはならないことがありすぎて
頭がぱんぱんになる
あまり眠れなかったけど
ちょうどいい緊張感だ

 ....
【いとおしい 石】


真新しい制服をきて
さあ これから はじまりますよという玄関で
籠の鳥が けたたましくないていたから 鳥にも 
ありがとう 入学してくるねって 声をかけ
ただいま ....
手賀沼やキラリ水面に春来たり

菜の花や見舞いの窓に陽の光
はじめて宿泊した日は
洗いざらしのシャツとジーンズで
いつ帰るか予定のないひとり旅だった
大きなリュックを背負い
フロントまでの階段を登った



しばらくして
宅急便 ....
寝てる間に僕は
バージョンアップされているらしい
知らないうちに新情報がインストールされている
過去と未来の脈絡もなく
誰かと入れ替わったことにも気づかず
昼夜を問わず
意識にのぼる暇もな ....
短い夢の中で
大声で泣いた
会いたかった
探した
追いかけた
夢の中では
心が息を吹き返す

例えば
一日の疲労にゆらゆら身をまかせ
バス停まで歩く道
夕焼けでもない
うす曇り ....
激しい頭痛に酔って
電柱に頭突きして
奥歯がカチって鳴った

目の前には
泥まみれの天使
泥まみれの天使が私を見上げている
泥水溜まりの中から
泥まみれの天使が私を見上げている
泥ま ....
言葉の繊維で細い白く光る糸を紡いでゆく
ゆっくりと一日かけて語彙と語感とを撚り合わせて
染色を施して様々な色の糸に仕上げてゆく
それはやがて布地に織り上げられ
誰かの肌を覆い隠してその人自身の ....
右にはスミレが咲いており

左にもスミレが咲いている

何もないのは中道だけだが

そこには黄色い蝶が飛んでいた

左右に弾かれながら

けれど前に
たまねぎの
ちゃいろの
うすかわを剥く
のり、で
はったわけでもないのに
なかみのかたちに
ぴたりとはりついて
かわいてしまった
うすかわは
もう
うすかわ以外の
何者でもない
 ....
初めておばさんと呼ばれたのは
娘を保育園に預けて働き始めた頃だった
仕事が終わって迎えにいくと
小さな子どもたちが
今度は自分の親の番かと
わくわくしながら遊んでいる

時間外保育の部屋 ....
空気を読まない空気は変える

転んでもタダでは起きないが身上

カラオケ選曲三十年前のアイドルソング

世界中で一番ロマンを感じない夫

論点がいつもずれる

割り勘だと素早い箸
 ....
 
ご近所 ご隠居 ご挨拶

暑さ 寒さも 彼岸まで

春だ うたえや おどれ YO!



 
この宇宙は
無から生まれた
無は
何もない真空のエネルギーとなった
真空のエネルギーは
10の80乗個の原子と
無限の未来に広がる力を生んだ

我々の身体や心の中にも
真空のエネルギ ....
              140323


粗忽な女なんか存在しないと
その男は思った
粗忽者はすべて男なのだと確信した
山間に住んで次第に山男のような風貌となり
里に下りてこなくなっ ....
オボカタとサムラゴウチがクラスのうしろまえの席になった

ボクの弟はベビーシッターにもう三日預けたままだ

売春婦はほんとにかわいそうなのか

死ぬ直前じいちゃんが結婚した

消費税が ....
知っているのにしない者は害をなす

この知っているの意味は知行合一の知のことだ

この知は利他の精神が基盤となっている

ぼくたち利己的なにんげんの

知は利己のこころが基盤となってい ....
普通にながれる

おとなだから皆

落胆を隠してる

蛍光灯

板書の音

先生も

生徒らも

普通にながれる

おとなだから皆

落胆を隠してる


死ぬわけでなし

死さえ必然であるし

春の陽 ....
フラフラと
朧月の生温い宵に
プラプラと
妄想の尻尾をぶら下げて
ブラブラと
調子っぱずれの自律神経をナビにして

此岸の縁をそぞろ歩く

フラスコの中の
フラストレーション
 ....
「会社が潰れるかもしれない…」
夫が青白い顔でポツリと言う

「そう。じゃあ、じたばたしても仕方ないわね」
私は、パッションフルーツ入りの
プレミアムヨーグルトを食べながら答える
視線はス ....
今から百四十億年、昔――
謎の巨大爆発があり
宇宙の闇は、生まれました。

科学のみでは計れない
(何者か)の意図による
ビッグ・バンの一撃は
この世の摂理に、重なります。

さぁ、 ....
 壁を見つめて壁に書いた
 壁に眼で書いているから
 誰も気が付かないだろう

 もうこの壁ともお別れだ
 明日は別の壁の前に居る
 じっと壁を見つめた日々

 壁の前に机を置いている ....
                     140321

本末転倒のお話しなんですが・・・、と
怖ず怖ずと切り出した男の眼が今にも飛び出しそうにけいれんするように震えている
そんなに怖い眼に会 ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昨日と今日と明日と- ichirou自由詩10*14-3-26
死を装う春の詩- ただのみ ...自由詩18*14-3-26
恋愛の駆け引きで打ち続けてた悪手全てをナシにした雨- 北大路京 ...短歌514-3-26
パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描 ...- 北大路京 ...短歌414-3-26
ライフルをぶっ放したり春コート- 北大路京 ...俳句114-3-26
私の顔- ichirou自由詩12*14-3-25
【HHM2参加作品】「旅立つということについて」小林青ヰ- そらの珊 ...散文(批評 ...8*14-3-25
バイオリンを弾く猫の絵のついたマグカップ- Lucy自由詩22*14-3-25
いとおしい_石- るるりら自由詩18*14-3-25
春二題- ……とあ ...俳句10*14-3-25
ホテル_ハット・ウォールデン- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...13*14-3-25
更新- Lucy自由詩11*14-3-24
短い夢- Lucy自由詩11*14-3-24
泥まみれの天使- ichirou自由詩8*14-3-24
紡ぐ- 梅昆布茶自由詩1714-3-24
旧道- フユナ自由詩214-3-24
うすかわ- そらの珊 ...自由詩20*14-3-24
【_おばさんラプソディー_】- 泡沫恋歌自由詩22*14-3-24
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の二- 泡沫恋歌俳句8*14-3-24
うかれ気分で- 殿上 童自由詩11*14-3-23
無、真空のエネルギー、そして無限の未来へ- ichirou自由詩11*14-3-23
粗忽な男- あおば自由詩9*14-3-23
ことし吹いた風- 吉岡ペペ ...自由詩714-3-23
反動の知- 吉岡ペペ ...自由詩314-3-23
落胆- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-3-23
FR/PR/BR- nonya自由詩19*14-3-23
プレミアムヨーグルトを今日も買いに- 夏美かを ...自由詩31*14-3-23
ビッグ・バン- 服部 剛自由詩4*14-3-22
壁・・・- tamami自由詩1514-3-22
ひまつぶし- あおば自由詩5*14-3-21

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