去年ドイツで桜の秘密を知ってしまった

あれからはじめての春

さくらには興味などなくなってしまった

もう脳をだませなくなってしまったのだ

あれからはじめての春

桜、あれはた ....
微かに震える
指先で闇に
縋ろうとする

あなたの薄紅の
吐息がひとひら
わたしの頬を掠める

見上げる
わたしに言葉を
飲み込ませ

むせ返るような
吐息を幾重にも
 ....
渋谷の公衆便所に入ったら 
「ほらおとっつぁん、チャックを閉めて」と 
初老の息子は傾く体の親父を支えて、言った。 

なんとか息子に支えられ 
よたつく親父の背中には 
(いたる)と3文 ....
「あんた、マフラー飛んでるよ!」 

ホームのベンチから立ち上がり、叫ぶ男。 
首を後ろに振り向いて、道を戻ろうとする女。 

ぶおおぉん――… 
ホームに入った電車が視界を、遮った。 
 ....
どんなに光をかき集めたって、行き先を照らしてはくれない。
自分自身で、自分の手で。
薄暗いなら
私にかかる蜘蛛の巣を、端から蹴散らしてやればいい。
薄暗いなら
留まって安心しようだなんて、も ....
喫茶店が次々に店を閉じたというのに
この店だけは流行っています
屋根すらない喫茶なのです
白木蓮を囲んで 簡単な椅子が置かれています
清水から作った ささやかな飲み物があるだけの店です ....
本当に早い人は

公道を無駄に速くははしらないのだな

きっと
人にはたくさんのスイッチがある

それをいれたくてさまよう

ある時それがはいる

人生がかわる

詩は感性の交換だ

その為に

書いているのかもしれないとも

思うのだ ....
きちんと一センチ伸びた白髪が
またもや月が巡ったことを
立ち尽くす私に伝える
捲り忘れたカレンダーよりも
ずっと着実に
ずっと正確に

遠い故郷で
私がその顔を拝む前に
燃やされてし ....
幸せがたゆとう静かな一日

ひかりは窓硝子ごしに冷たくて

鉄道が遠い音をたてている


ひと時の煩わしさがいやで

本当のことなんて誰も言わない

言いかけた言葉に

取り ....
バレバレの社内恋愛星朧 君は望遠鏡や顕微鏡を造る僕の会社の設計室に勤めていた

僕はある日君に恋した

それはけっこう素敵なことだった

会社の裏の独身寮のそばに総務の峯岸さんの貰ってきた柴犬の仔が三匹

彼 ....
どうかリラックスして

痛みを増やさないでね

白いイルカに乗って

深海に潜ってゆき

不安や恐怖は

溶けてゆく

そんな気持ちに

どうぞな ....
春がやさしく微笑むと 
白く積もった嘘が融け
ぬかるんだわたしの心を
悲しい泥水となって流れ下る

ひび割れたアスファルトの肋骨
空に頭を踏まれたままの道あるいは時間か
仰向けに開いた記 ....
雪についた風は 凍りの匂い
立ち上がって ひっかく
かわいてかたい ぽろぽろ

溶けながら指を食む
刻みつけられ 冷たさを

から から
頬から 

押し付けて とどめる
残され ....
さくらの野郎がまた真面目に

花など咲かせようと張り切っている

春だからあたりまえ

そんな野次にも負けないで

張り切ってふくらんでいる

あたりまえなんかない

あたりまえばかりだ

いろんな騙 ....
見下し合ってバランス取れている 手堅く生きて小さくまとまる 此岸のこの世に 深みにふけず 軽はずみに挫くこともなく
ただ受け取る 両手が無くても その形を補う

 強さしか滲み出ない エネルギーの みなぎ

此岸は彷徨いの足跡を己の銀漢を巻くDNAに ....
知れば知るほど、悲しくなって

知れば知るほど、怖くなる。

あなたはそう言うけれど

あたしはあなたが何をどれだけ

知っているのかを知らないわ。



彷徨える魂は、砕け散 ....
女の子の
苗字と名前にある
わずかな空白に
小さな川が流れて
いる
せせらぎのような気安さであるから
そこをいったりきたりすることが
できる
時々流れてくる桃を
無邪気に拾って遊んで ....
乾いた喉が喜ぶ、透き通る香りの飲み物と
見ているだけで幸福な、いろとりどりの食べ物を
ぎっしりぎっしりテーブルに置き並べて
一緒に、声果てるまで、山ほどの話をしよう



ねぇ、私に聞き ....
戻れないこの道
君が手を降ったまま遠ざかってゆく
ちょっと哀しい眼をしていた
それは夕暮れだったからかもしれない

帰れない明日へ微笑みながら去っていったひと
風を抱いて走るよ何かの方 ....
鼻かみすぎて

鼻血ながして

なみだの味は

黄砂くさくて

みなみの風は

極ぶとすぎて

同情ほしさに

写メを送って


抱きしめたい

長生きしてな
 ....
あなたがこの世に

肉をまとって現れてくれたから

ぼくはあなたに出会い

そのいのちに懐かしさに包まれていたんだ

ぼくよ、それを、忘れるな!


肉をまとったあなたが

 ....
なぜなら奪うものは最終的に奪われる
不幸のうえに成り立つ幸福などありはしないのだよ

これは友人のこくはくなのだが

彼女はぼくに聞いたかつてちょっと好きだった人だが
彼女は僕の後輩と浮気 ....
こんな日に限って
ケータイ忘れた

夜桜、
休み明けまで
散らんといてや。
ノストラダムスの予言を信じ地球を離れ12年 蓮華草ちょうどいい大きさの胸 人生に迷った時おいで いっしょに迷ってやる
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
桜の秘密- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-22
夜桜- nonya自由詩21*13-3-22
渋谷の公衆便所にて_- 服部 剛自由詩613-3-22
人間の声_- 服部 剛自由詩413-3-22
あるきだし- しんとよ ...自由詩113-3-22
朗読喫茶- るるりら自由詩18*13-3-22
思うこと- 梅昆布茶自由詩10*13-3-22
スイッチ- 梅昆布茶自由詩9*13-3-22
白髪を染める- 夏美かを ...自由詩26*13-3-22
静かな一日- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-22
星朧- 北大路京 ...俳句213-3-22
恋を抱きしめよう- 梅昆布茶自由詩1213-3-21
白いイルカ- 多紀自由詩21*13-3-21
この春を何と呼ぼうか- ただのみ ...自由詩28*13-3-21
- 砂木自由詩9*13-3-20
さくらの野郎- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1113-3-20
見下し合ってバランス取れている- 北大路京 ...自由詩713-3-20
手堅く生きて小さくまとまる- 北大路京 ...自由詩313-3-20
此岸にて- 朝焼彩茜 ...自由詩1113-3-20
残酷なほど優しい1丁のGUN。- 元親 ミ ...自由詩313-3-20
川岸にて- そらの珊 ...自由詩18*13-3-20
物語り、してね- しんとよ ...自由詩313-3-20
分かれ道を- 梅昆布茶自由詩913-3-20
抱きしめたい- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-20
いのち- 吉岡ペペ ...自由詩513-3-19
誰も幸福を奪ってはいけない- 梅昆布茶自由詩813-3-19
心あらば、初春- 伊織自由詩6*13-3-19
ノストラダムス【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...913-3-19
蓮華草- 北大路京 ...俳句113-3-19
人生に迷った時おいで_いっしょに迷ってやる- 北大路京 ...自由詩1913-3-19

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