髭を抜き兄が姉へと変わりゆく中央線の電車内なう あなたとあなたの影だけの

薄灰色のひかりのなかに

ぼくは死ぬとき舞い降りる

舞い降りるように見つめている


あなたがうまく生きますように

なんにも煩わされることもなく

あなたがうまく生きま ....
近くに鉄塔がある。
中2病をこじらせたひとさし指が液晶にふ
れる。ほぼ同時に鉄塔から飛び降り自殺す
る現代詩。見てた。砕け散る言葉。耳をす
ませば耳がちぎれる。中2病の耳に念仏。
唱える。中 ....
自分で自分をくすぐっても
くすぐったくないのはなぜだろう?

僕は誰かにくすぐってもらわないと
くすぐったくないのだ


詩を書いて
自分で批評しても
自画自賛しても
くすぐったく ....
ハンバーグ

あたしがつくった

ハンバーグ

おいしくできた

ハンバーグ

13階のハンバーグ

ハンバーグ


遅刻覚悟のハンバーグ

この世の中の曖昧を

 ....
手紙を入れて
春の小川へ流してやるのだ

壜はゆらゆら流れて行って
コルクの栓もしだいに腐り
水が浸み
河口近くに沈むだろう
それとも海へ流れ着き
波に揉まれ
誰も聞かない音をたて
 ....
静かに落ちる
柔らかな子宮壁に
着床する種のように
或いは
夜という
高濃度の詩を含んだ海へ

魂だけが
えら呼吸を忘れてはいない
無意識という
立方体の
泡を
吐く

水 ....
告別式が終わった後
私は港公園にいた
公園の小山の頂上から見る景色は
重く深い



荼毘に付された
血と肉は
二酸化炭素となって空に溶け
骨は
長い間の雨水で骨壺から溢れ出し
 ....
 
北の海

冬のモノトーン

旅に出ます、なんちゃってさ




*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
低い雲が私を覆う度哀しみが私を覆う

あたかも行く末を暗示しているように

不安に苛まれる一時は得体の知れない

靄が私を取り囲み前面に立ちはだかる

私は顔を覆い蹲り今が去るのを待っ ....
ぴいひょろ
ぴいひょろ
横笛吹きながらしゃがみこんでいる少女
音程なんかどうでもよくて
鳴き虫って呼ばれちゃっても
いまはただ悲しくって
ぴいひょろ
ぴいひょろ

あまのじゃくのつむ ....
ピョンヤンの街が日を跨ぐ頃
乾いた靴音で少し先を行く
女 ロシア人だろうか
街灯に照らされて
骨盤で風を切る
右に左に揺れている
おしり 
尻視欲 と 抑止力
激しい激しい
せ・め・ ....
   私っぽい 
   と変換しようとしたら
   綿しっぽい 
   になったので 
   採用します


夢の中で元妻が
やっぱり子供をつくればよかった
と笑いながらいうので
 ....
私は幼い頃早口で
軽いが、どもることがあった
母親でさえ、聞きなおすことがしばしばだった

さすがに長ずるにつれ、本人も自覚して
早口をおそくするように心掛け、発声に気をつけて
治そうと努 ....
てめえっ
上等じゃねえか!

おもてにでよう!


天気はイマイチ 
おなかが空いた
弁当工場
煙に誘われ
ノソノソ ダラダラ
アパート這い出て
歩く

居酒屋定食満足満タ ....
{引用=一昨日の夜のこと}
薄緑の籠に

シャツや下着が

溜まってきたので

洗濯機にそれらを

雑多に放り込み

湯船に張った

冷めかけたお湯に

ホースを通したと ....
子どもっておもろいな
おしあいへしあい
わざわざさむい日に

「あらてののケンカちゃうか?」

そんでもたのしそうやで

「だからたのしくケンカできるって
 子どもっておもろいやんか ....
3年前の3月11日にり・ぼーんした
横浜・野毛のジャズ喫茶・ちぐさにて
「詩とジャズの夜」というライブをやることにした。

店長の島さんを「マスター」と呼べば
「マスターは今もあの、おやじさ ....
朝 目覚めたら
鳥の巣箱の中にいた
市会議員選挙の告示のニュースが
母屋の方から聴こえてくる
体を起こし 何となく上を向いて
首を伸ばしてお口をあんぐり
母がテントウムシを口移ししてき ....
温かいご飯
温かいお風呂
温かい布団

この三つは
心まで温めてくれる

寒い冬の夜
わたしは寝る前に
下布団とシーツの間に敷いた
電気毛布のスイッチを入れておく

しばらくし ....
かあさんの
みずたまもようのワンピース
あれ、手作りなんやでって
こそっと打ち明けた
キヨちゃんが
ほんま? すごいなー
でもどこからが手作りなん? って
イケズゆうから
どこもかしこ ....
母の胎に宿ったあの日から
天の両手につくられている
あなたは世界に一人の、彫刻です

遥かな空の青さの中に
薄っすら透けた天の両手は
黙った姿で、待っています――

いのちの全身を、震 ....
            140123

少しずつ物価が挙がって参ります。
しずしずとおどおどと堂々と
横柄な態度を取るものも居て
警笛を鳴らしたり街宣車を走らせたり
選挙カーを走らせたりし ....
肘が腫れた
誰かに肘鉄砲を
食らわしたわけでもないのだが
発熱したのでさすがに怖くなって
病院へ行った

かなり炎症してますね

頬杖をつくのが癖なので
おそらく妄想を巡らせてい ....
魂を語り合いましょうと
いいながら
詩人は逝ったのでした

今朝
わたしはみつけた
ゴミステーションの柵に
いくつも並んだ雫
それは
ぶらさがって
落ちまいと揺れていた
冬の夜が ....
  チョンビーナを連発すれば、エンヤトットに似た響き。
  (ア、チョンビーナ、チョンビーナと)何度も呟きながら、ぼくは船を漕ぐジェスチャーをして笑い、おんぼろのエアポートバスに乗り、予約し ....
去年は株で擦った

やっぱり 詩集読んでる方が自分には合っている



その古本は 値上がりしても せいぜい三千円から三千百五十円だろう


だから 売りもしないし



は ....
     140122
本日はお仕舞いですすす
自働初期ののののののめ
かろりんころくろまりん
みまいせまいはらりこん
んころりんならけむりん
よめないすうじにひそむ
ころがるゆうきのに ....
ひとひとりの心のなかは、いつだって戦争だから
これ以上戦うひつようはない

そう言って花鋏をつかみとる
淡き生活
かんかん光る
かんかん踏切
かんかん降りる遮断機の
かんかん赤い光の点滅

その先線路を
飛んで行く
暗闇の中
急行電車が
飛んでゆく。

かんかん手を振る二歳の息子
電車を見 ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
髭を抜き兄が姉へと変わりゆく中央線の電車内なう- 北大路京 ...短歌314-1-27
舞い降りる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-1-27
転校生- 左屋百色自由詩6*14-1-27
ももっちい- ichirou自由詩9*14-1-27
ハンバーグの唄- 吉岡ペペ ...自由詩414-1-27
- Lucy自由詩17*14-1-27
腐食- そらの珊 ...自由詩15*14-1-27
時よ_止まれ- ichirou自由詩7*14-1-27
演歌になった日の色- 殿上 童自由詩14*14-1-27
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ふううふう- 乱太郎自由詩12*14-1-26
私利私欲の独裁者に対抗する抑止力- ただのみ ...自由詩18+*14-1-26
綿しっぽい- ichirou自由詩10*14-1-26
きゃりーぱみゅぱみゅが、上手く言えない- 小林螢太自由詩20*14-1-26
おもてにでよう!- ichirou自由詩9*14-1-25
そうやって生きている- 中村 く ...自由詩13*14-1-25
おしくらまんじゅう- そらの珊 ...自由詩12*14-1-25
モ・ガンボセッションを、聴きながらーちぐさにてー__- 服部 剛自由詩414-1-24
遠雷- 壮佑自由詩31*14-1-24
【_極楽_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-1-24
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診察- nonya自由詩22*14-1-23
- そらの珊 ...自由詩1714-1-23
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身の丈に聞いてみよう- 八男(は ...自由詩214-1-23
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踏切- ……とあ ...自由詩21*14-1-22

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