すべてのおすすめ
こだませる言葉を決めて登山口
しりとりのルの出てこない登山道
お揃いのザックストック登山靴
黒猫の背なの曲線今朝の秋
蜩や東京までは恋のなか
蜩の声や形見のハーモニカ
見送りの駅のホームや金魚玉
振り切った涙一粒金魚玉
交差するXYZ金魚玉
六月の雨が止むまで振るタクト
六月のキリンの首や紙の鶴
六月は季語を忘れて君を待つ
朝顔や
しおれて告げる
夕餉かな
花冷えの誰もフォローをしない夜
月夜かな
宴の後の
八重桜
高い空
花に 宴に
ホーホケキョ
木犀や三日月よりも細き月
雨粒の波紋広がる秋の水
たこ焼きや
冬の休日
ホフホフと
独断と偏見で蛤1位
蛤を打ち合わせれば澄んだ音
蛤や逢いたき人に逢えぬ夜
桜東風ちゅうぶらりんの恋のまま
冬服で厚いカラダを風が押す
採氷をいつもと違う角度から
鬼嫁は阿修羅の如く豆を撒く
残業の夫に代はりて豆を撒く
豆撒の猫に被せる鬼の面
もう数を数へたくなく年の豆
節分やコンビニで買ふ恵方巻
豆撒の鳥が来てゐる朝の庭
....
太陽に一礼したる冬芽かな
冬木の芽頑固親父の如き顔
同じ玉ばかり吐き出す福引器
複数の茶柱の立つ初句会
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