ドローフォーで突く
失恋って
誰かと共有する必要が
あるのかな?
一人飲み
布団かぶって寝るので十分
明日は
誰もそんなことがあったなんて知らない
そんな顔で
リセットしたいね
大会の日はいつもおじさんの自転車のうしろに乗って会場にむかった
ぼくはその日6人に勝って町の将棋大会に優勝した
ひとさら2100円の寿司を高いねとつぶやいて食べた
優勝したんだから文 ....
空の彼方から
零れ堕ちる詩
フカイの層まで
掻き乱してゆく
痂に針を
無邪気さに寄せて
空白の夜に
意識を縁取る
求める物とは
透明に近く
限りなく薄く
果てしなく脆 ....
はしる かぜ
まどう くも
かわく かなしみ
うたう さんだる
なでる ひかり
わらう このは
すける わだか ....
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の声
自然の声
地球の声
風の声
風の声
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の ....
春になると飛んでる虫が集中的に増える
だから燕はこの時期にこの国にやって来る
命を食べみずからも命に食べられる
命のピンボール
切実でも偶然でも運命でもない
ぼくみたいに ....
すべては権力を握った側の都合の良い呼称
そんなものありはしない
ただただ人民があるだけ
それがこの世界だとおもう
なにもかんがえないできみとくもにのろうね
だれもじゃまはしないじ ....
止まらない世界は僕らを圧迫する
時間は切り刻まれて疲れている
それでも安息を求めてやまない魂は
慰安の色をさがす
世界を認識し感じるのはこの皮膚
本当は政治や経済で色分けされた世 ....
風はいつだって吹いているんだ
君は生まれた街を忘れてはいないか
水はいつだって洗い流してゆく
僕たちは心の地肌を隠してはいないか
この世界は様々な角度に切り取られ
柔らか ....
木の皮に こもった熱が
少しづつ 雪を溶かし
陽射しが 波紋のように
幹の根元を まるくあゆむ
溶けた雪は水となり 土にしみ込む
しみこめない水は 雪の下をたぱたぱ流れ
水の膜 ....
裏切り者が
ふたりで決めたことだからと
言ってきた
それを覚えておこう
裏切り者は忘れてしまおう
約束は反古にされ
密談は続けられていた
だからこんなふうになってしまった
都合のいい不 ....
役者は
媚びてしまった
目の前の毒リンゴを
食べてしまった
役者が
安っぽい悦楽で
身体中を痺れさせている間に
観客は
優しい嘲笑を浮かべつつ
足音もたてずに去ってい ....
星を見つめる
海のうえの夜だから
わりとたくさん散っている
星座をもっと覚えていたらよかった
アメリカ人に話し掛けられて
英語をもっと覚えておけばよかった
そう ....
子供達がてをふりながらさってゆく
老いた道化師は泣いた
彼らはもうサーカスを振り向かない
ガランとしたテントだけが残される
1918年の秋はからっぽだった
1928年には不安が流 ....
mkiMaop9htstaj:@r4hoa[h.th\@-hro
,l;pKA*Zpfrea0hgriahahr-a\h^h]ah;
hmkl@p^\hr4Ph\ ....
130412
夢にも人に遇はぬなりけり
スルガの仙人スルリと笑い
富士の高嶺に煙を吐いた
愉快な楽団ルンバを鳴らし
三鷹の兄さん家出をしたよ
ほうじ茶 ....
恋して、愛されて、
夢みたいな時間の中で、あんたの声を聴く。
胸の奥にまで響くその音は、私をひど ....
わたしは失格者
子供の頃は子供として失格
いまは大人として失格だ
夫として
父親として
男として失格なのだ
当然女としても
地獄に堕ちる者として失格
天国に入る者として失格
社会人と ....
山独活を武器に勇者は世を救う
恐怖の大王まだですか
キッチンからいい匂いが漂ってきた。
大掃除の今夜は彼の得意なビーフシチューだ。
「おいしそうだよ」
リビングのソファでふて寝をしている彼女に声をかけてみるが
返事がないところを ....
その日は珍しく彼女の帰りが早かった。
「何食べたい?」
帰って真っ先に冷蔵庫を覗くなりそうわたしに問いかける。
頭をめぐらせ冷蔵庫にありそうな食材でなおかつ ....
なくむしわらうむし
えんえんあはは
なくむしわらうむし
えんえんあはは
なくむしわらうむし
すこしはぐれたこころは
あなたの声で
ほぐれたりおちついたり
....
赤茶けた空疎なかたまり
そこに
黄緑がきらきらしている
さくら
散った張ったのさくら花
そこに
青葉や無常や青葉や無情
アホでもちゃんと仕事できる仕組みを ....
あまかける海女のあま噛み甘いキス
生まれる前から苦節
戦争くらい止めてやんよ
バイだって構わないさ
僕はその人間に興味があるんだもの
道徳律を弄んでいるうちには
真実はどこかへ消し飛んでしまうかもしれないんだ
僕は僕でありその根拠は
唯一無二の ....
何もしない安全策をとっていれば何もおこらない。
リスクを考えながらも何かをはじめる。
何処かへ実際に行ってみる。
たぶん何かを感じ何かがおこったりもする。
それ以外は抽象的な観念にすぎないのか ....
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