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赤い緞帳越しに見える殺人現場、
暗闇に浮かぶ赤い血の色、
こぼれ落ちたワインの痕、
倒れた男が最後に見た冷笑が瞳に焼き付いている。
 ....
けつまずいて転ぶ
ああいつもの夕暮れなのにね

見えないものに語る言葉
忘れてしまった暑い日です

行き着く先のわからない
遠泳に参加する僕は第三泳者です

通り雨地球をまわしてとお ....
竹島や従軍慰安婦

尖閣諸島や靖国参拝

韓国や中国を

ぼくらが嫌いになれば得するやつらがいるのだ

そいつらに騙されてはならない

正しいことは絶対ではないし

世の中なん ....
花火のおとだけ聞いている

火災ビルからひとが落ちてくるような

ドスンとも

ガタンとも

なんとも言いようのない破裂音がする

夏の湿気とうごかない風

花火大会

浴 ....
工場の裏に生えた草を抜いていて思った
この国は何て豊かな国なのかと
何もしなくてもこんなに沢山自然に草が生える
知らない名の草が生える
1ヶ月でこんなに生えるなんて凄い生命力
しゃがんで ....
葡萄色のゼリーのような海と空は
きっと絵のように美しい 
いいえ きっと海の ほんとうは 絵なんかでは 表わせない
憶万の色と光と影を 海と空は もっているのだろうから

けれど わ ....
虚空に延びる重機の
股間が避けて
爪が大地をかきむしり
破壊された生きものたちの
未来
メモリーされる日々が

次から 次へと 上書きされていく

今日という日が

別名保存されるのだろうか

繰り返される日々の 出来事の中に

変化を見つける努力

変化を受け入 ....
女神の濡らした豊穣の大地が
一人の女性によって焼かれようとしている
陽炎は松明の炎となり
真昼の宴が裸の男を誘い催される
神々が降臨した幻
ひまわりは証として黄色で照らす
Monster Monster いっぱい好きって言って足りない 汗をかかない記号夜の公共団地群 すごく落ち込んだ日に巨人まで負けてかき鳴らされるポップス すごく綺麗な声がしたので
見上げると
すぐ近くの
電線にとまっていた
小首を傾げては
同じリズム
同じ音程
同じ歌詞で
繰り返し歌っている
私には
聞き取れなかった
何て言ってる ....
窓の外では雀たちが木々の間を飛び交う
テレビからは泣き叫ぶ人々の声が聞こえる
このところの私は6種類の薬を飲んでいる
雀たち
テレビに映っている戦争の渦中にいる人々

皆生きている
生 ....
掛け軸の中に残された想い

夜が十分に闇であった頃
月の柔肌に立ち昇る香の煙より
        しろくあわく

現世を離れた囁きを運ぶ
ぬるい風を孕んだ柳のように
        し ....
二人行く

聖書雅歌ふとページをめくりフレイグランスとありにけり

今日の空薄曇りにてありにけり二人して自動車にのりゆく

つきははやみなつき終わりふつきにや入りアジサイは咲く

少女 ....
雨にも負けず

風にも負けず

西に東に奔走する

命嗄らして生きている


お天道様は知っている

きみの真心知っている

相手にどれだけ決めつけられようと

相手がど ....
まばたきは
シャッターだから
夜になると
わたしのなかは写真だらけになる

そうやって
撮り続けた
日常のいくつもの場面を
夜の川に流していく
笹舟のゆくえを追えないように
それら ....
暑いとはいわぬトマトの涼しげな頬に紅さす今朝の顔
中味は見えないスイカは呆けた顔をして叩いてもほら知らん顔
おいしいトウモロコシにコガネムシの幼虫半分っこする
見てみてこれは甘唐辛子そのとなりの ....
北に向かって高い 炎天下の坂道を 登り続けると
頂は、遠くからは見えていたはずなのに近くに来ると てんで見えない。
とほうもない時間を歩いたはずだよ ほら もう頂が見える‥‥きがした。
五 ....
真白がこぼれる

自然の白が

神聖とは清濁のあるなしではない

自然の白がこぼれれば

それがすべての神聖なのだ


まだつめたくないのに

まだあたたかいままなのに

 ....
かきむしられる夜が来る

真白なすべてが汚される

あんまり地道な悲しみに

みじめな涙が止まらない


まったく完璧な絶望だった

病院から戻ったら

感謝と欲望で汚される ....
気がつくと
外は明るくて
蝉が鳴いている

窓を開けると
空は白く
蝉の鳴き声は透き通っていた

外は明るく   太陽が見えない
鳴き声は聞こえ 蝉が見えない

感じているの ....
おかあさん覚えていますか
私が生まれた夏の夕暮れ

たった一枚残る写真に
疲れ果てやつれた様子の
寝巻の母に見守られ
同じように疲れた顔の
小さな赤ちゃん
夏のお産は大変だったことでし ....
大雨が泣いていた

理屈と感情が擦れあって

雷が音を鳴らしていた

雨に吹きつけられていた

蛍光灯の黄色いひかり

ホームで傘をささないでください

ひどく孤独だった

心臓が止まりそうだった

 ....
田楽やドミノ倒しの新記録 田楽や引き千切られし赤い糸 伊予柑の皮を剥き剥き読書会 夜の{ルビ静寂=しじま}が
私を思考の世界へ誘う
仄暗い豆球がシーツの海を照らして
波打ち際には夜光虫のように
ラメ入りマニキュアが光るから

私の思考回路は小舟に乗って
大海原へと漕ぎ ....
汚れちまった悲しみに

今日も宇宙のふりかかる

汚れちまった悲しみに

今日も生死がふりかかる


たとえば死体に蝿などが

たかる様子を忌み嫌う

宇宙や生死のなますがた ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死骸は犯人を希求する_/_傷つきたいと思ったのは自分だった- beebee自由詩16*14-7-27
第三泳者- 梅昆布茶自由詩21*14-7-27
騙されない- 吉岡ペペ ...自由詩2*14-7-27
花火のおと- 吉岡ペペ ...自由詩914-7-26
草茂る国- ichirou自由詩17*14-7-26
ゼリー色の夏- るるりら自由詩24+*14-7-26
排水工事- イナエ自由詩9*14-7-26
今日という日が- 佐白光自由詩1*14-7-26
炎天- 乱太郎自由詩15*14-7-25
Monster_Monster_いっぱい好きって言って足りな ...- 北大路京 ...自由詩414-7-25
汗をかかない記号夜の公共団地群- 北大路京 ...自由詩214-7-25
すごく落ち込んだ日に巨人まで負けてかき鳴らされるポップス- 北大路京 ...自由詩214-7-25
みたことない小鳥- Lucy自由詩13*14-7-24
真意- ichirou自由詩8*14-7-24
こだわり- ただのみ ...自由詩18*14-7-23
_二人行く- 生田 稔短歌114-7-23
お天道様は知っている- 吉岡ペペ ...自由詩114-7-23
小鳥の歌_【詩人サークル群青・七月の課題『歌』へ提出作品】- そらの珊 ...自由詩28*14-7-23
夏野菜のひと- たま短歌14*14-7-23
時の坂道- るるりら携帯写真+ ...13*14-7-23
真白がこぼれる- 吉岡ペペ ...自由詩214-7-23
みじめな涙- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-23
生きている途中で感じている- ichirou自由詩814-7-22
7月生まれ- Lucy自由詩17*14-7-21
大雨が泣いていた- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-7-21
田楽やドミノ倒しの新記録- 北大路京 ...俳句114-7-21
田楽や引き千切られし赤い糸- 北大路京 ...俳句1+14-7-21
伊予柑の皮を剥き剥き読書会- 北大路京 ...俳句114-7-21
【_思考する夜に……_】- 泡沫恋歌自由詩15*14-7-21
汚れちまった悲しみに- 吉岡ペペ ...自由詩3+14-7-21

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