だいたい普通の人は家と職場の往復でなんてよくおっしゃる。
それが第一の場所と第二の場所。
では第三の場所とは?
それはこの現代詩フォーラムであり街の図書館や書店でもあり行きつけの飲み屋さんや ....
起死回生
生まれ代わりみたいに、
君は笑った。
空のどこかが
解けて
みずが零れる
雨
モノとコトの上に
容赦なく
みずが注がれる
雨
雨
ぬるんだ雨は
葉っぱを揺り起こし
やわらかな雨は
根っこにじ ....
Tell a lie
Tell a lie for me
At the very least, only tonight
あらゆる人種が人生が交錯する
つまづいている僕
恋をしているあなた
人生は様々な糸が絡まって見えるが
案外単純な因果律の集積なのだと思うが
ICチップはブラックBOXではあるが
完璧に ....
貴方の胸に耳をあてて
静かな午後の小部屋の窓に流れ込み
たゆたう木漏れ陽のような
優しいメロディを聞きたい
そんな願いを
心の闇に深く沈めて
ただ何気なく
貴方の隣に居るだけで
光 ....
白い雲もなく
白い波飛沫もない
ひとつだけの乱反射が
わたしの瞳に届けられる
このひとつの色の波長は
わたしの血液を振動させて
濁ったこころを浄化する
黒い策略もなく
黒い騙し討ちもない
確かな ....
初めから
海でないものだったかもしれない
けれど 確かに
涸れた
だから
海だった と
言い張るほかはない
そのようにして 紛れもなく
青空だった
森だった
輝く山脈だった と
....
嬉々としてチカン撃退する狂気
豆の花壇蜜はまだ若すぎる
童貞と処女が炬燵を塞ぐ夜
破魔矢で狙われている
俺は八福神
しあわせが
哀しみを連れてきた
さみしいでしょうと
私に聞いた
私は
しずかに微笑んで
そうでもないよ、と
教えてあげた
やさしさが
うそになる
抱きしめら ....
バチバチ
ステージが変わるよね
「ババーの乳首が湯船をたゆたう」って言われても
萎んで来たけれどまだたゆたうほどじゃないし
てか、
ボーイ!
乳首がたゆたう湯船をどこで見た ....
そよ風が四月を渡ってゆく
ぼくの探し物は君に決まっているだろう
公園のブランコに座っていた
同じリズムで揺れていた
ツインテール
いつか大人になってゆくんだけれど
しろいブラウスの胸が ....
寒暖を繰り返しながらも
季節は、僕等を乗せた舟のように
羅針盤の指す方向へ
今も流れているのでしょう
異国の日本で差別に苦しみ
生き延びようと闘った果てに
牢屋に入った外国の人
地上に出た新たな日々で
日本語学校に通い始め
ある日、掛け算の九九を覚えた
「3×8は ....
この夜の向こう
蒼白い悲しみに凪いだ街から
漂着した片言に縁どられ
幽かに像をなす空白
難破した夢
偽りという救命胴衣を着けずに
真実という黄金を抱いたまま
....
黒いマントばかり羽織っていていいのかしらん。アイルランドの空みたいくるくるう天気に傘はいらないと思ったからなのですが。月曜日のうすら寒い朝には必ず道にサザエさんの頭が落ちていますし、ワカメSoupにい ....
世界からわたしが消えたら
悲しむひとはいないだろう
そう口にすると
「親御さんが悲しむよ。」
必ず誰かが
醜い笑顔で鬼の首を取ったように言ってくれる
ナニモシラナイクセニ
母は生 ....
いつ給金がなおるのかわからないまま五月場所
わからないまま彼女の態度を噛みしめる
大阪の道頓堀で初デート保母さんだった彼女懐かし
弘前の桜素晴らし僕だっていつかほんとにチョッピリ咲き ....
クールストラッティンってあの女性の足が良いんだよね
ビッチェズブリューってちょっと僕にはアグレッシブでねえ
クリスタルサイレンス彼のピアノが冴え渡る
アトランティスってマッコイタイナ ....
きょうもいちにちよく恨まれた
恨まれてることがいっぱい分かった
精一杯してきたことは
むこうにはあたりまえだった
むこうにとってこっちは
足りないか過剰だったのだろう
....
風は積み重なって時を紡ぐ
人は愛しあって涙を紡ぐ
国家は浪費して誰かが私腹を紡ぐ
ヒルズ族ってなんなのさ時代を紡いだって?
村上ファンドを思い出しなよあの卑しさを
成功者 ....
ときどき饂飩を無性に食べたくなる
とくに関西風のダシの効いた薄いいろのスープが好き
それにお揚げと葱をのせていただく
幸せな饂飩の世界に恋してしまう親父約一名
ときどき蕎麦も無性に食べ ....
爺のモットーは清廉潔白公明正大
姫のモットーは人生は遊び女盛りを飲み尽くせ
そう姫は酒豪でもある
一升二升はお茶がわり
姫とサシで勝負して死にかけた男は数しれず
だからいまだに嫁の貰 ....
遥かな根幹に
四散する抜け殻
微細な薄皮の
剥がれゆく感触
潮の満ち引きに
身体為す術無く
月陽に照らされ
気は遠のくばかり
宵抱き自ずから
掘り下げた深淵
藻 ....
天真爛漫
千差万別
右顧左眄
言語道断
快刀乱麻
不即不離
支離滅裂
春眠暁を覚えず
昨日のことも忘れて
天衣無縫
稀有壮大
....
ごめんなさい
ごめんなさい
またしてる
またしてる
ごめんなさい
ごめんなさい
さびしいよ
いとしいよ
ごめんなさい
ごめんなさい
ここ ....
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