マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)と広島交響楽団が共演するクラッシックコンサートに行く。
「平和の夕べ」と名付けられたそれには、ほぼ空席はなかったが、二階席中央ぽっかり二列だけに誰も座っていないところが ....
      あなた 人形の家のノラのようにように妻は家を去った
軽薄でもなく明るく出て行ったものだ
公証人のまえで離婚の書類を書いた

そのあとでコーヒーでも飲もうと言い出して
でも埼玉の東松山などにはマックさ ....
 
サインは明日につなげる送りバント

ホームランを要求されても困るけど

たまにはフルスイングしたいものだ




 
春 そよ風の優しい囁きに
夏 肌を滑る熱い眼差しに
秋 想い出の肩を包む腕に
冬 肌の温もりの静けさに

とろけても ながされない
自分のかたちを失くさない
凛としてつめたく だけど 
 ....
戦争を知らない世代の私にとって
原体験は高校1年の夏休み、先輩から渡された一冊の文庫本だった。
原民喜著「夏の花」
爆心地近くに居て奇跡的に生き延びた彼は
五感のすべてに焼き付いた惨状を克明に ....
あなたは何処に生きていますか
過去に未来にそれともめちゃめちゃ現在ですか

どこにいようと生きていてくださいね
高校野球もたけなわで猛暑のなかでもけっこう人間は
9回ぐらいの攻守もできるもの ....
大脳皮質は、
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の四つに区分されますって いうじゃない
それって クローバーみたいなものかしら
だって 四つの葉だもん

鮮烈な夢が炸裂するとき
きっと 脳内の ....
等速運動をつづけているうちに鳥は羽根をもがれて
上腕二頭筋と三頭筋間のしがらみに別れをつげる

慣れない歌をうたいつづけて喉が嗄れたよるは
冷蔵庫のかたちをした夢をみる

B♭ないちにちの ....
昆虫採集の一団が
帰ってきた
今日は夏休み自然教室

予定の時間をはるかに過ぎ
バッタみたいに跳ねて
バスから次々おりてくる子ども達
汗だくの引率者が言うには
みんなそれぞれお目当ての ....
空々漠々 とした
あおぞらも ちぎれるときは
わすれぐさのように 赤く鮮烈に土壌と宇宙との間で炸裂するのだ
きょうも嘘で すべてを汚染しつづけている人々の足元で 蟻は動く
死してもなお ....
乗り合わせた連中と
サイコロ振ったりカードを捲ったり
酔っぱらって歌ったり
ここで生まれた
もの心ついた頃には船の上


過去の航跡をぼんやり眺め
濃霧に満ちる行き先に目を凝らす
詳 ....
見送りの駅のホームや金魚玉 振り切った涙一粒金魚玉 交差するXYZ金魚玉 サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んで行く」を聴くたびに
南米インディオのフォルクローレである「花祭り」を連想する
ケーナのここちよい響きにつつまれた僕にとっては幸せな楽曲である

スペ ....
コンビニも
真夜中のファミレスも
あなたといるとどうして
あんなに
輝くんだろう

ありきたりの
ミニパフェが
あなたと食べるとどうして
あんなに
素敵なんだろう

さみしいと ....
『ダイパー・ドライブやっています』

“おむつのドライブ?”
丁寧な発音
穏やかなトーンの声に
思わず立ち止まる
行きつけのスーパーの入り口

『新生児用のおむつが特に不足しています。 ....
 
詩をかかない日々

日常が連続する日々

やはり、わたしは言葉を紡ぎたいのだ



 
『蝉大合唱』

夏空に響き渡る
蝉の大合唱
耳が汗かき
体感温度2℃上がる



『蝉爆弾』

マンションの外階段に
蝉が落ちていた
そっと跨いで通ろうとしたら
突然!
 ....
スパイスと宝石の匙で
耳を穿られる

《誰の膝が欲しい?――

頭の中から始まる旋回舞踏
透明な花びら 光彩のミスト 
すぐに船内の浴槽が揺れるよう
隠れた海が押し寄せて捲れだし
突 ....
もうひとり私の中にいるやつが決まっておまえと呼ぶ近場から

もし薔薇に棘がなければ退屈だ死にそうなほどでないにはしても

おそらくは見えないだけで居るこども「ほら自動ドアちゃんと開いたよ」
 ....
「おーい おーい」
と誰かが大声で呼んでいる
ドラッグストアの狭い通路

こんな時 こんなところで
大声で呼ぶ声なんぞ
知らない人に決まっている
振り返ってはろくなことは無い
と知 ....
気がつけば
三階席の片隅にいて
タリス・スコラーズのハーモニーに
君の耳は
空中浮遊する

悔い改めるでなく
道を求めるでもなく
真実に目覚めるはずもなく

美しさそのものとしての ....
六月の雨が止むまで振るタクト 六月のキリンの首や紙の鶴 六月は季語を忘れて君を待つ 家族や国を守るため
自ら志願し戦場へ行くと言うのなら
その人は行けば良い 後ろ指さされても
人殺しと罵られても

たとえ国家権力が徴兵しても
誰の血も流したくないと言うのなら
その人は拒 ....
          150729

軍事政権を倒せ!
威勢のいい声を腹の中に納め
今日も訓練に精を出す
一家に一人は義務
2人ならばなお良し
3人ならば尚更良し
どこまで続くカーキ色の ....
「ろくでなし」

我がロクサーヌ
臈長けたその唇で
いたぶるがいいさいつまでも

でもときどきキスしてロクサーヌ
見た目なんてどうでもいいことさ

中身のない石炭袋のようなものさおれ ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「平和の夕べ」コンサート- そらの珊 ...散文(批評 ...9*15-8-11
お前- 乱太郎自由詩9*15-8-10
僕がいつまでもつたえようと試みる大好きな詩友たちへなんてne- 梅昆布茶散文(批評 ...715-8-10
サイン- 殿上 童自由詩12*15-8-10
アイスクリーム- ただのみ ...自由詩15*15-8-8
夏の花- Lucy自由詩12*15-8-8
夏に- 梅昆布茶散文(批評 ...515-8-8
恋かし蘭- るるりら自由詩22*15-8-7
蝸牛考- 梅昆布茶散文(批評 ...715-8-7
夏休み- Lucy自由詩16*15-8-6
わすれぐさの_みそら- るるりら自由詩12*15-8-6
船旅- ただのみ ...自由詩14*15-8-5
見送りの駅のホームや金魚玉- 北大路京 ...俳句415-8-5
振り切った涙一粒金魚玉- 北大路京 ...俳句515-8-5
交差するXYZ金魚玉- 北大路京 ...俳句415-8-5
花祭り- 梅昆布茶散文(批評 ...715-8-5
さみしいときに_あなたはいない- umineko自由詩10*15-8-4
ダイパー・ドライブ- 夏美かを ...自由詩23*15-8-3
無題- 殿上 童自由詩12*15-8-3
【_蝉_三詩_】- 泡沫恋歌自由詩15*15-8-2
音楽の効能- ただのみ ...自由詩15*15-8-1
ブルームーンかと思ったら意外と普通に満月でした- そらの珊 ...短歌1115-7-31
「おーい_おーい」- イナエ自由詩15*15-7-31
虹を映す濁った水晶体- Lucy自由詩13*15-7-30
六月の雨が止むまで振るタクト- 北大路京 ...俳句415-7-29
六月のキリンの首や紙の鶴- 北大路京 ...俳句315-7-29
六月は季語を忘れて君を待つ- 北大路京 ...俳句215-7-29
正直なところ大言壮語すれば- ただのみ ...自由詩10*15-7-29
群がる- あおば自由詩5*15-7-29
ろくでなし- 梅昆布茶自由詩1115-7-27

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