小さな
ぼくなら
海の近くから
人ごみにでては 浮かれた音楽を聴いたり
アメリカ映画ばかり



 まるで
 大人の挨拶のようにきみが呼ぶから
 ぼくはきたけれど
 いつにない星 ....
僕は隣人部の部員
立派に友達がいないんだ
一緒にお茶したり指相撲大会や野球拳や花札などを
誰とも楽しめないんだいっそのこと親兄弟も縁を切って生きようか
残念系の人間としては情けない良果である
 ....
君の白い指が好き手紙を書いたり電話をかけたり
ときどきみみたぶを摘まむ癖のある君の指が好き

苛立って乱暴に鍵盤を叩いたり上手に包丁を操ったり
水道の蛇口をひねる君の指が好き

ず ....
思わせぶりに哀しみを首から下げて同情を拾い集める卑しい心根
人の好意に素直に応えられずにそっぽを向いている臍曲がり
拗ねて見せれば彼女の気が引けると思っている浅はかさ
自分を顧みずに周りや環境の ....
こんなにちかく

腕が800メートルくらい伸びれば

額に手をおいてあげられる

首が800メートルくらい伸びれば

おつむであなたに甘えられる

300キロは無理だけど

8 ....
三輪車を 逆さにして
サドルを ペタンと地面に つけて
ペダルを おててでくるくるまわしながら
もうひとつの おててで 車輪に砂をかけて
しばらく くるくるまわして 突然叫ぶ
「ど ....
 童貞のまま死ぬ

  どこかで起きてる人口爆発
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか 前世がマリー・アントワネットの会 眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴

生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく

意識の東から
明かされる
言葉の街路

慌ててスケッチ
しようとするが
間に合 ....
二ヶ月まえ東京に夜着いたときも

あたまが痛くて息も浅くて

目からは水がにじみ出ていて

限界なくらいしんどかったのだが


いま東京に向かっている

あのときとおんなじしんどさだ

なのに心はコン ....
ぽっかり浮かんだ波のうえ
海月のように漂っている僕ふわりふわり
昨日のこともわすれてふわりふわふわ

ろくでなしでふわふわきみが好き
君なしでもふわふわやっぱり君がいい

金色のお月さま ....
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた

朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ....
窓際に肩ひじついて聴いている通りのざわめき歌のない調べ

真っ直ぐにとメタセコイアのように生きたいと願った君と僕の五月と

人生は回転木馬巡りゆく季節とともに移ろいゆく風

ひとつづつ噛み ....
朝の露を集めて飲み干すと一日の呼吸がはじまる
君の寝癖を愛おしいと想うんだそんな朝のパンとコーンポタージュ
なんの変哲もないひとときをゆっくりと味わって幸せと名づける

人生は定義のしかたでど ....
僕たちがゲーセンで得るものなど何もない
ただ一つあるとすれば
二年ほどだけライブモニターに映るプライドだけだ

失うモノは沢山ある
親に安定した老後を送ってもらうだけの
山のような50円硬 ....
遠近感を失くした心に
圧し掛かるコンクリート色の空
それは浮力を相殺し
ひと気のない公園の片隅に
鳩のよう
視線は堕ちて行く

否定も肯定もしない
午後の息苦しさは
酸欠した金魚のよ ....
              130514



昭和へのミニトリップに使うんだから
お客様を乗せられる
程度の良い
小型のオート三輪を調達して下さい
 ....
私は私を{ルビ晒=さら}すように 
自らを日向に、置いてみる。 

天の願いは地へ下り  
自ずと夢は実るような気がしてくる 
 
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
 ....
生活の棘を確かめながらも飛行経路を探る 君の声も聴こえなくなったんだ
風は凪いでいるがこころはアゲインスト 僕の翼はどれだろう
フラッグが高々と上がり アーユーレディ?

準備不足だらけの間の ....
 田んぼ


乾いた田んぼに水が入って
追いつけないままに去っていった
春の詩をようやく諦める

花菖蒲は元気に咲いている
紫陽花もゆっくり色づいてゆく
発芽した朝顔は満員電車みたい ....
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない

違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか

だけど
あなたに出 ....
「忘れた」って口にした
 昨日も
  一昨日も
    二年前も

それなのに
また
揺り戻されている



     酔ったみたい
   頭割れちゃいそう
 いつか 止まる ....
いつもヒーローのかげで彼の役回りは決まっていたんだ邪悪の仮面を纏わされてね
子煩悩な彼の私生活なんて誰も取り沙汰もしないんだね

彼の故郷は地球よりも遥かに道徳的に高次な世界善悪さえもありはしな ....
 
アカシアの雨がやむときをききながら

雨がふっているんじゃないかと、窓をあけてみる

月夜なのに、こんなに明るい月夜なのに、



*YouTube アカシアの雨がやむとき (西 ....
あなたがはやく眠る夜

悲しいことのながれる夜

でもね

あのお店や土手の道には

外灯や緑の匂いが

ひとや自転車が

ぼくらの轍や優しさが

過去から未来に吹く風が
 ....
緑の匂いがします

鼻と胸が気持ちいいです

外灯が目にしみます

夜風が腕にやさしいです


くっきりあなたを想うのです

いつもあなたがそばにいます


緑の匂いがしま ....
大好きな彼女の前張りストリップ

社長を宥めすかして夜も明ける

猫娘艶かしくて数十年

テレビジョン生まれた頃の生まれだが

詩人なのか死人なのか分からない

君もなら僕もするん ....
小暗い森の小径には菌類や地衣類が生息している
その息づかいを君は感得できるだろうか
存在の密やかさをそれは秘めてあるのだがときにそれを
踏みつけてしまう僕たちは傲慢な生き物なのかもしれない

 ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
砂の好きな海- 乾 加津 ...自由詩16*13-5-17
アップルパイを捜して- 梅昆布茶自由詩613-5-16
- 梅昆布茶自由詩613-5-16
嫌な奴- 梅昆布茶自由詩9*13-5-16
こんなにちかく- 吉岡ペペ ...自由詩613-5-16
美味しいね- るるりら自由詩19*13-5-16
童貞のまま死ぬ_どこかで起きてる人口爆発- 北大路京 ...自由詩113-5-15
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか- 北大路京 ...自由詩1013-5-15
前世がマリー・アントワネットの会- 北大路京 ...自由詩613-5-15
なんちゃって- nonya自由詩17*13-5-15
通った道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-5-15
ふわり- 梅昆布茶自由詩913-5-15
あしうら- そらの珊 ...自由詩23*13-5-15
メタセコイアのように- 梅昆布茶短歌513-5-15
モーニングカップのなかの陽だまり- 梅昆布茶自由詩513-5-15
機動戦士ガンダム_EXTREME_VS._FULL_BOOS ...- 一 二自由詩413-5-15
名無詩- ただのみ ...自由詩21*13-5-15
昭和ノート- あおば自由詩12*13-5-14
日向の祈り_- 服部 剛自由詩513-5-14
自分お料理は苦手なんだけど今夜はカレーライス- Lucy自由詩26*13-5-14
クラッシュランディング- 梅昆布茶自由詩1013-5-14
北の亡者/Again_2013皐月- たま自由詩35*13-5-14
東京恥ずかしい宣言- umineko自由詩18*13-5-14
swing2.5- 伊織自由詩4*13-5-13
電波星人の孤独- 梅昆布茶自由詩813-5-13
アカシアの雨がやむときをききながら- 殿上 童自由詩24+*13-5-13
あなたと五月とぼくらの夜- 吉岡ペペ ...自由詩313-5-12
五月の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩213-5-12
つまづき川柳- 梅昆布茶川柳413-5-12
地球の息づかいを- 梅昆布茶自由詩413-5-12

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