瞳の奥の天使
闇を手繰り寄せて紐解く

脱獄囚の烙印
死刑囚の歴史観
寄せ集めの笑顔で凌ぐ

論理のない戦い
爪を折られた指で
崖を登る

登攀者の緩み
大地という母の目論み
 ....
これだけ飲んで
これだけ腹を割って

笑えているのだから
明日は明日の風が吹く

野生を奪われずに行きたいね
ITTANMOMEN (一反木綿)


薄っぺらな奴だと蔑まれても
捉えどころがないと疎まれても
何処吹く風を自在に乗りこなして
へらへらと今をすり抜けてやる

旗のように風をくら ....
くすっ
と いたずらに笑う
秋が好き
じっと見つめる白いディスプレイ
画面の深淵に広がる混沌
ぼんやりとした影がふるえているのだが
コーヒーを一口 指先で机を叩き
たばこを一本 目を閉じ頭に爪を立て  
五分 十分・・・
一瞬 ....
無数の雨達はアスファルトに、跳ね
世界を覆う
ざわめきを鼓膜に残して
私は夢から、目を覚ます。

布団から身を起こし、のびをする
朝のひと時。

夢の中で、瞬く間に
姿を消す雨達と
 ....
小保方さんや小渕さんの会見を見ていると

このひとはほんとはしてないんじゃないかと思ってしまう

まわりが悪いんじゃないかとかどうしようもない理由があったんじゃないかとか

でも新聞やネッ ....
お前らなあー
山がいつも大人しく
鎮座してると思ったら
大間違いだ!

俺様のハラワタは
いつだって煮え滾ってる
怒らせたら
熱いのをぶちまけるぞっ!

よーく聴け人間ども
山を ....
寝返りして ぶーぶぶ おならも出るよ
首をぐーんして でへへ よだれも出るよ

一日うんちくんが出なかったら 次の日

 グション!ってママ音にびっくりしてたよ

寝返りして パリ子をパ ....
入れ替わる陰と陽との境界が消えて宇宙は加速していく 紫の雨降る夜の冬薔薇 消火用バケツの帽子雪だるま 右折を待つ
ウインカーが
正しくその意思を刻み始めれば
心臓の鼓動と
いつか同調する

反復
同化

ト切れぬ
直進の車

既視
夕日
影法師

見送ることに
慣れて ....
お父さんはきょうだれとも話さなかった

たくさんたくさん

お母さんは赤ちゃんと話をしたのだろう

お母さんは話し足りていたから

お父さんはただ眠たいなみだのなかにいる


だ ....
ぽたり ぽたり
胸の上に 滴る 暖かい
天井裏に隠した おまえの死体から滲み出る血
硝子の破片で刺した 傷口から


あの時 息の根を止めたつもりだった
どこかに潜んでいた 自己憐憫 ....
少年時代 
今とは違う奇妙な生き物だった


そのころ家の近くには古い寺があり
髪の毛が伸びると噂される少女の人形が納められていた
人形を実際に見たことはなかったが
子どもたちが人形の存 ....
秋の湿りをおびていた

中央特快東京発

車内はしょんべんの匂いがした

ほこりとガムとしょんべんの匂い

御茶ノ水で総武線に乗り換えた

そして飯田橋に入ってゆく


歩道 ....
 “The Rice”

To make a good block of boiled rice
is rhus;You should change the water of
water-an ....
地軸のかたむきが季節をもたらすように
こころのかたむきは炎のまわりを公転し
くるくると自転し陰翳を刻みつづける

同乗したドライバー仲間と
仕事は5月と10月がいちばんいいね
あとは暑いと ....
そらが ぬけて
やまが 切り取られたかのように くっきり 
やまぎわの空はしろく 天頂は限りがない

あきいろの あかねは
だ円のつぶらな目で ぬけたそらをみている

なんて  ....
子供のころ
父の話を聴く時は正座をさせられた
兄弟で並んで正座した
肩こりの父親の肩をもむ時も正座していた


母方の親戚の葬儀の時
肩が凝ったと言い出した父を
正座をして身体を揉んだ ....
冴え渡る青一色のそら
家々の屋根は
くっきりと尖り

わずかに色合いの違う木の葉も
それぞれに自己主張する

一枚一枚のさようならが
鮮やかに翩る
秋の日の真昼
 
青空にぷかぷか浮かぶ雲が 好き

頬をなでるおだやかな風が 好き

そんな好きを背に洗濯物を干すあなたが 大スキ!



 
かぜが
ここよここよと
ささやいている

こっちだこっちだと
よんでいる

どこ?

ぼとぼと
がさがさ
どんぐりが落ちるたびに
音が
響きわたる

響きが増殖して
沢 ....
月がみえなかった

ぼくは淋しかった

だれか助けてくれ

夜空にはほんとは

星がたくさんいる

新幹線で夜をゆく

月がみえなかった


宇宙はなんのためにあるのか

にんげんのためでないような
 ....
白ワインのグラスに 逆さまに
10月の雨に濡れた ムフタール通りが
もの憂げな 縮れ毛のきみの 髪の色と
愛した少年の 産毛の耀きが 悲しく重なる


こちらの世界に 繋ぎ止める すべ ....
トラウマを洗い流してくれる雨降らし続ける甘美なケモノ 繋がった背骨ふたつが龍になり雲をつき抜け起こすカミナリ 双頭のガラガラヘビが真夜中の妻をメスへと退化させてく 燃え上がり産毛をこがすオイルのにおい風のZippo

物質の夜を満たすネオンサインの転がる路上で

ルーティーンなぞった指がタールにそまる

いつも通りのカーゴパンツでひそかに運ぶ日々の転 ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
脱獄囚- 梅昆布茶自由詩1014-10-25
藪蕎麦- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...10*14-10-24
百鬼繚乱_<_3_>- nonya自由詩19*14-10-23
もみじ- 乱太郎携帯写真+ ...13*14-10-23
神様とぼく- イナエ自由詩16*14-10-23
雨の合唱- 服部 剛自由詩614-10-22
茶番と傷- 吉岡ペペ ...自由詩514-10-22
【_山の神様__】- 泡沫恋歌自由詩16*14-10-22
おならとよだれとうんちくん_クフフッ- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-10-22
入れ替わる陰と陽との境界が消えて宇宙は加速していく- 北大路京 ...短歌514-10-22
紫の雨降る夜の冬薔薇- 北大路京 ...俳句614-10-22
消火用バケツの帽子雪だるま- 北大路京 ...俳句414-10-22
家路- そらの珊 ...自由詩18*14-10-22
だれもしらない- 吉岡ペペ ...自由詩614-10-21
迷い- 藤原絵理 ...自由詩4*14-10-21
精通- ただのみ ...自由詩18*14-10-21
ぽつぽつ、雨、アメリカ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...114-10-21
The_Rice.- 生田 稔自由詩114-10-21
ある四季- 梅昆布茶自由詩1614-10-20
あかね- るるりら携帯写真+ ...22*14-10-20
正座__/__想い出した情景- beebee自由詩2414-10-20
透明度- Lucy自由詩17*14-10-20
大スキ- 殿上 童自由詩17*14-10-19
山の秋- Lucy自由詩13*14-10-19
月のみえない街- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-10-18
エルレーヌ追想- 藤原絵理 ...自由詩6*14-10-18
トラウマを洗い流してくれる雨降らし続ける甘美なケモノ- 北大路京 ...短歌214-10-18
繋がった背骨ふたつが龍になり雲をつき抜け起こすカミナリ- 北大路京 ...短歌114-10-18
双頭のガラガラヘビが真夜中の妻をメスへと退化させてく- 北大路京 ...短歌214-10-18
Zippo- 梅昆布茶俳句614-10-18

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