その国では孵化しかけている鳥の卵に小さな穴を割り開けストローを差すとその中身をずいずい飲んでしまうらしく卵は食べたことがあるし鶏肉も食べたことがあるけれど果たしてその中間とは一体どんなものかしらと空想 .... 網戸に
みっしりと

あたしの嫌いな

蛾が
はりつている

義母が
買ってきた
生貝を
食べる



喉元に
違和感を覚える


吐く

あたしは
貝殻の ....
疑問だらけの愛らしきものに
翻弄されて迷い込んだ森の
住人たちは迷惑そうな顔で
見てみぬふりをした


少年は泳げなかった
泳げると言い張って
海を目指してさらに奥へと
少女を引っ張 ....
無能さの解消は
たとえば
あさごはんをたべるとか
そういう
せいかつしゅうかんのかいぜんで
すこしよくなる
数値でいうと
5くらい

ただし無能さが500を超える場合は
無駄
は ....
子犬がころころ
ころがっている
タンポポと遊んでいた。

笑顔がこぼれて
頬を赤く染め
幸せを感じる

スターダスト
掃除するのは
誰でしょう?
塹壕での筆談に 俺は「、」と返した  
  
 
これから結婚について書きます。
その前に男性側の視点であることを前提としなければなりません。
何故なら私が男だからです。
女性側からの視点で書くことも不可能ではありません。
 ....
高校は今、自由登校なのですが
今日は登校日で
三分の一くらいの女子は
友チョコではなく
男子にチョコをあげていました

チョコは
「貰う人」と「貰えない人」
の間に大きな溝が存在します ....
水にとける傷
とくとくと
しるしのように
書き換わる


何ものもなく何ものもなく
気付くと在った手のなかの音
微塵につづく
こがねの拍手


鳴りひびくの ....
私がよく行くインポート専門のブティックがある。
ショップ名は「armoire caprice」
(アーモワール・カプリス)
もしかしたら御記憶の方もいらっしゃるかもしれないが、
以前この現代詩 ....

野原を焼く火が胸にチリチリと燃え広がる

期末テスト
中学校を燃やしたくなる

表彰
自分がもらうときはそんなものかとおもう

面接
なんでこんなおもいをしなければならないのか ....
その小窓の外の風景に目を向けた

その小窓の外の風景は切り取られていた

その小窓の外の風景に対して額縁を認めた

その小窓の外の風景をコーヒーを飲みながら観賞した

その小窓の外の風 ....
きょうお通夜です

あしたの告別式では弔辞を読みます

とりが啼いています

ゆきがななめに降っています


おとがこだましています

車のなかで泣いています

ひとの前では ....
「わたしのこころはサーモンピンク」

そのフレーズを見出したのは
確か「りぼん」誌上であった
もしかしたら「なかよし」だったかもしれないが
「少女コミック」や「プリンセス」や
「花とゆめ」 ....
ホイミをかけてくれ







 ....
{引用=
稲荷山浄妙寺
鎌倉五山第五位の寺格
足利義兼の創建で
月峯了然(げっぽうりょうねん)から臨済宗
足利尊氏の父
足利貞氏が中興の開基
創建時の住職 
行勇律師は後に栄西の弟子
 ....
気がつくと

インスタントラーメンを食べている

雪で 食材が底をついた 
 はい ラーメン

昼食 何にしよう 
 はい ラーメン

ちょっと 小腹が空いた 
 はい ラーメン ....
おまえらの心が傾くところに
どんな花が咲くか見てやろう
それがこわいって言うのか
種も蒔いてないくせに
引きなさい

少しは
引くことを
覚えなさい

愛しい人から

 しつこいよ

なんて

最低
最悪の
オンナだから

引きなさい

いい加減
引くことを
覚え ....
私だけ迷子になったあの夜があった

酔った手でしっかりと駅までの地図を描いてくれた人は、おうちに帰っていった

私はとり残されたマックシェークのストローに巻かれていた紙を剥がして、Gパンのおし ....
わたしがつけたTVに
たまたま映っていた
あいつは何処にいるのか
よく知らないから
調べてみよう(Wikiでね!)
ウォンバット!
ウォンバット!

オーストラリアの低木林や草原に
 ....
       うつつをぬかすなかで
 うつつならぬ「ねいろ」におどろく
     おゝ くろめにしずみこむ
        にびいろの「時」ょ
         よくきいてごらん
 「風」が ....
ベットにそっと横たえ
疲れた体を
ゆっくりと休める
鼻歌を歌った

オレンジ色のポスター
ながめて
コバルトブルーの
カーテン

無数の本が並んでいる。
毎晩毎夜机に向かい
ニ ....
すしを
いっしょに
たべにいく
かれしが
いるという
ことすら
あきらかになり
もはや
むりだと
わかった

100円寿司を
たべにいったり
するらしい
むり
もはや
 ....
目を閉じて
果実たちの歌をうっとりと聴いている君の午後
に あたり前の登場人物のようにとどまっていたいのに
何故だろう砂のようにこぼれてゆく僕の輪郭
すっかりこぼれてしまう前に
君に気づいて ....
しっかりと背筋の伸びた
背中を想い出す

負けず嫌いで前のめりな
背中を想い出す

スーツの ジャンパーの
似合わないポロシャツの
背中を想い出す

ブレない 振り向かない
 ....
 
 
おでんの中を艦船が航行する
デッキから若い水兵が
手を振ってくれる

大根とはんぺんが好き
牛スジは入れる習慣がない
ガンモは好んで食べないが
無ければ無いで淋しい

こ ....
スヌーピーは
チャーリーが手をうてば
しげみを嗅いで飛びこえる
チャーリーがものを書けば
悩ましそうに眉をよせる
チャーリーがひざまずいたら
しろめを剥いてだかれる
消毒液のにおいた ....
一年間で十万キロもの距離を走る男の寝息はエンジンそのもの。
サウナの仮眠室で眠る上司と二人、低く唸るモーター音は、
薄っぺらなガウンや毛布では遮れない。妻は、子供はいるのか?
寝言は聞きとれない ....
たしか死んだはずの父が
逆上がりをしている
たしかに死んだはずなのに
まるで昨日のことのように見える
うまくできないのだろう
年老いたからだでは
それでも負けず嫌いの父に
も ....
乾 加津也さんのおすすめリスト(5083)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
卵以上- 一尾自由詩211-2-17
欠片- 森の猫自由詩7*11-2-17
寓話- AquArium自由詩211-2-17
サウスリバー・砂漠谷(さばくたに)- 6自由詩411-2-17
ある春の日に- ペポパン ...自由詩4*11-2-16
- 吉岡孝次自由詩311-2-16
結婚について- たもつ自由詩2411-2-16
バレンタインデーを商業高校生が考察- 一 二自由詩411-2-16
朝へ_傷へ- 木立 悟自由詩511-2-16
クローゼットの秘密- 渡 ひろ ...自由詩16*11-2-15
待つ- 殿岡秀秋自由詩311-2-15
風景- 小川麻由 ...自由詩2*11-2-15
許し- 吉岡ペペ ...自由詩711-2-15
わたしのこころはサーモンピンク- 佐々宝砂自由詩6+11-2-14
じゃなきゃ死にそうだ- TAT自由詩6*11-2-14
浄妙寺日記- ……とあ ...自由詩7*11-2-14
コイケさんに、なった気分- 森の猫自由詩11*11-2-14
音楽- はるな自由詩411-2-13
引く- 森の猫自由詩6*11-2-13
ストロー- 猫のひた ...自由詩111-2-13
ウォンバット- 花形新次自由詩2*11-2-12
トルソの青息(三)- 信天翁自由詩111-2-12
ベットサイド- ペポパン ...自由詩4*11-2-12
無理- 6自由詩211-2-11
君の午後- 塔野夏子自由詩7*11-2-11
背中- nonya自由詩16*11-2-11
帰還- たもつ自由詩711-2-11
スヌーピーのおもいで- soft_machine自由詩8*11-2-11
狼煙- プテラノ ...自由詩211-2-11
さかあがり- 小川 葉自由詩6*11-2-11

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