八月は切り抜かれ
友達は工場べりを歩いている
街並みを通り抜ける光と
ぬるい膜のなかだって

明け方になって、長い手紙は折りたたまれて、どこへも
手を止めた、重なったビルの中から、適切な坂 ....
俺は自分の事を『足をくじいたペガサス』なんじゃないかって思う事がよくある













 ....
あなたの視界の片隅に浮かぶ塵だから

息を吹きかけてくれるとうれしいよ



(それだけで舞い上がれるだろう)







大した重さも持っていないから

そ ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、
八月生まれの題名たち六年分から取捨選択を重ねて抜粋。
題名だけの「詩」として投稿していたものであるがゆえ、
自由詩のカテゴリーに。
もしもお使いになりたい ....
夕御飯の片付けをしていたら
最近歩くことを覚えた 二十ヶ月の娘が
「あんよ、あんよ」と言いながら 手を伸ばしてきた

ああ
たとえどんな重要なことをしていようと
こんなにも透き通った瞳が訴 ....
列に帰属する蟻
ときたま
はぐれて戻らぬ蟻もいる

白いカナヘビが忍者のように
するりと岩陰に隠れた

彼女は言った
東京は子供が住む場所じゃない もはや
20キロも200キロもおん ....
指から少し離れた宙から
水が こぼれおちてゆく


紙を三つに切り
ひとつ あまる


ところどころ 穴のあいた肉から
音が抜け落ちてゆく


鬼の子が二人
 ....
{引用=
  メーター単位分断系列の根性焼き配置
  恒星が腕の節々でひかる
  目玉を抜かれた十字架
  スカートの皺がちらちら
  いつも心には心なんて置いてない


 ブルーベ ....
八月が終わってゆきます
良いキップルも悪いキップルも
満載だった夏休み

絵日記および感想文ひきうけます
詳細はお電話で
自由研究には
インターネットお気に入りサイトに対する
巡回セー ....
山のあなたに辿り着き
人生全部吸い込んで
空に向かって叫んでみたら
先っぽ なぜか膨らんだ
どういう訳か膨らんだ

いつまで経っても捌け口は
見えぬ病のその先に
空に向かって叫んだら
 ....
いつまでたっても電信柱のようにたっています
恋は百万遍すどうりしてほかの誰かをむすんでます

それでもけっこう嬉しかったりするのですが
もうちょっといい脇役にもなりたかったりして

ギ ....
読みかけの本を閉じて結んだ髪をほどく
夜は音もなくすべってゆくベルベット
やわらかに{ルビ項=うなじ}にまとわりつき


わたしは旅に出る 夜の時間に分け入り
夢の中で出会ったあなたに会い ....
葉は、枝があるから葉であり 
枝は、幹があるから枝であり 
幹は、根があるから幹であり 
それらおのおのがつながりあい、初めて 
歓びのうたを風に囁く
ひとりの木 
枝葉の手のひら達を 
 ....
ハローワークに行ったふりをした帰りに
そうえいばキムからの着信があったなと
スリーエフの交差点で電話したら
おばさんが出て
ミキくん、ブログの作り方を教えてというので
一体あのババアが何をイ ....
人格障害ですねーって。この電車は準急練馬に止まりますですみたいに言われてさ。

あ、じゃあもう終点まで寝てていいんだって思ってうつぶせモードね、


寝汗びっしりでハッとしたらどこにいたと思 ....
ぺぺんぽんぽんという
歯ぎしりのおとで
なんども起こされた
おれの夢のゆくえは
どこにあるのかわから
ないから
あの女の子の寝言を
iPhoneで録音したあとに
めざましのアラームにせ ....
{引用=


いくつかの言語がすでに死滅した
午後だった、そして花が散ってい
た、なんの動物のものかわからな
い(おそらく数種類の動物の)い
ろんな部位の骨をあつめて、鑢で
みがいてい ....
押しだされる
水はつめたい

書物は
ため息のようにぶ厚い
きみのまぶたは
蝶の羽のようなかすかな運動をつづけている

空気は遠くなりすぎた
青はためらい
黄色は純情
うす紫 ....
(天使なので)わたしのこよみは残念ながら、あなたのものとはちがいます。同じ季節を生きていると勘違いしてやわらかいにんげんのようなテクスチャのぬくもりに唇をはわせていたと思っていたなら、あなたは本当にお .... {引用=題名だけの詩のスレッドより、
七月生まれの題名たち六年分から取捨選択を重ねて抜粋。
題名だけの「詩」として投稿していたものであるがゆえ、
自由詩のカテゴリーに。
もしもお使いになりたい ....
{引用=




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森に木が立っていれば
私は間違った側を選ぶ
より愚かな方へと進んでいく
夜をライトで照らし
真昼に灯りを消す

小さいころから書いていた
星を探す日記
手紙のような落書きは
足跡を残 ....
わたしと犬と
雪の契約
灰空と歯に
降りてくる白



わたしとすずめ
{ルビはなれてくらす=ちかづけぬまま}
わたしとすべて
{ルビはなれてくらむ=ちかづけぬまま ....
エベレスト枕に眠る 喋った記憶を遡ると
人の中で泳いでる

かたちはおそらく金魚で
よく冷たい水に潜る
ぷくぷくと泡が声に変わる
耳には届かない

書いて書いて書きなぐって
でも読めないので泳ぐ
紙は ....
 
 
 伝道カバン
 

煙草屋の
売り口に
座って
今は昼ご飯
この雑誌を
と差し出すと
ご飯茶碗を
置いて
昼ご飯ですのんで

40円です
お若いのに宗教に
お ....
朝になればさらさらパウダーシートで確かめる
自分と世界との境界。
(大丈夫、まだどっちもあるよ)
でも鎖骨の窪みから急速に気化していくのは連続熱帯夜の更新情報だけで
臍の奥の奥にある、本当に持 ....
ベンチに四人家族が
あの夏を集めて
薄い木立の向こう
ジェットコースターの嬌声が上がる
奇妙な家族は動かない
リストラを告げられなかった父親は
濃紺のコートを着
行き交う家族づれのさざめ ....
1.私は生体解剖されるために産出された

2.私たちは段々と大人になっていくんだね

3.君と私は舐め合うよりも傷付け合うことの方が多かった

4.血は減らないね

5.昨日の私とどっ ....
海から
魚が 脚に噛み付くので
地面を 飛んで
逃げ回った

夜寝ているときも
ベッドまで 来るので
夢を見ないようにした

道は
歩いても 走っても
やってくるので
負ん ....
乾 加津也さんのおすすめリスト(5083)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏になれば街は- Debby自由詩612-8-24
足をくじいたペガサス- TAT自由詩412-8-24
ポエム- 自由詩7*12-8-24
颱風月生まれの題名たち- 小池房枝自由詩412-8-24
あんよがじょうず- 夏美かを ...自由詩15*12-8-24
ダイイングメッセージ- そらの珊 ...自由詩10*12-8-24
わたし_うつわ- 木立 悟自由詩612-8-23
音なしブギーナイト- 自由詩212-8-23
詩しゅん期の新学期- 海里自由詩112-8-23
さきっぽ- ……とあ ...自由詩16*12-8-23
いつか詩人になれるなら- 梅昆布茶自由詩2412-8-23
瓶詰の夜- 石瀬琳々自由詩9*12-8-23
歓びの木_- 服部 剛自由詩312-8-21
都営団地の屋上で- 馬野ミキ自由詩1712-8-21
西武線- 子役大好 ...自由詩212-8-21
20120821- いつも神 ...自由詩312-8-21
残暑- mugi自由詩312-8-19
するどい時計- はるな自由詩912-8-18
マスカット- 佐伯黒子自由詩3*12-8-17
棚機月生まれの題名たち- 小池房枝自由詩312-8-17
時雨の時- 月乃助自由詩14*12-8-17
lady_labyrinth_in_the_nightboo ...- mizunomadoka自由詩2+12-8-17
ノート(わたしたるもの)- 木立 悟自由詩512-8-17
エベレスト枕に眠る- 北大路京 ...自由詩6*12-8-16
ぱたぱた- しべ自由詩612-8-16
伝道カバン- 生田 稔自由詩212-8-16
死んでレラ- シリ・カ ...自由詩312-8-14
ゆうえんち- salco自由詩7*12-8-13
Ånorёxia- 由比良 ...自由詩412-8-11
てつてつ- いてゆう自由詩212-8-10

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