ぶさいくは
せいかくが
わるいと
おもって
いたけれど
なにか
それは
ちがう
ことが
わかって
たとえば
なにか
けが
はえて
いて

からだ

はいめん
に ....
ハイウェイを飛ばして
地平線の向こうへ行こうって
ストロベリージャムの香りがする
彼女は突然に車を買った

エンジンをふかして
夜が明けてしまう前に旅立とうって
ストロベリージャムの香り ....
ここがセンタ

底抜けの青

森の色した舌を抜き
口のあるかたまりに食べさせる
らーーーーーーーって笑っている
魂あるいは
原子



ラヴ



手の中で数 ....
登りきれなかったエレベーターを空から眺めては
帰りきれない胸の巣穴に染みだしてくる虹灰色したシナプスネオン
躊躇いながらひたすら歩いた街の夕暮れ
恋人たちの肩を揺らすショーウインドウ/ ....
ハモニカ吹く奴って
なまらモテるんだぜ

場末の小さなライブハウスで
弾き語りブルースを歌った奴が
ハモニカに詰まった唾を
取りながら言ってたっけ

慈恵とか静修とか香蘭の娘とか
兎 ....
古いフィルムネガ
光にかざせば
見知らぬような

ああ 確かに私だろう

こびと専用の夜行列車の小窓の中で
かすかに笑っているようだが
それは条件反射の類だろう
本当に可笑しい時は ....
【白山羊さんからのお手紙は お歌でした】

うそみたいに お日さんが 輝いて
こんな風に ひかりが満ちると
にこやかな音楽の先生のタクトの間の
まるくて すくない言葉を合図に
あな ....
 
 
 
朝の海の喧騒のなかでもはや鳴いているのは鳥の「歌」
わたしたちの歩みはひとつひとつ喪に服すようにもろく
少しずつ衰えてゆく明日軋るのはどんな歌か
昨夜あれほど快活だった暖炉の炎 ....
ねむる人から
わずかに死がにおっている

うなじにくちびるをつけ
愛してやると
その背中に
にじむように命が動いている

ねむる人よ
安らかに
いまは死のふちをなぞっておいで
夢を見ていた
バイトをしていた
家で絵を描いていた
夢ばかり見ていた
だけど歳を取り
知らない間にみんなバイトを辞めていく
ある者は営業になり
ある者は鉄道員になり
綺麗な看護婦に ....
ぬるい陽射しに

すこし暑い秋の

ふかい水色の空


とぼとぼと

道をふりかえる

こどもの頃

どんな顔で

どんな夢を見て

歩いたのか


ぬるい陽射 ....
ほんわかさん
ほんわかさん
上見たり 下見たり 
ディンディディディン ディンディンディン
綿帽子ふわり
ほこりをかぶり
四条畷で
うどんをすする
ひまはない
きょう
夕焼けをみていたら
いきなり空が
あかい舌をだした


空よりもずっと
遠いところ
飛行機にのって
バスにのって
橋も渡ったのに
ここは山ばかりなのね
と少女はいった
 ....
月が夜の網膜の中で失神し、不断の星めぐりによって再生する。



吐き出された映像は子宮の奥深くへ潜り込み、寝具を甘く翻す。



描かれる唇は三つまで、それぞれに老犬・木 ....
あおぐ うちわ
木漏れ日 舞い
ついばみ 鳴く 白い雲

腰掛けて 揺れる
飲み散らかした花びら
風爪 斬り 羽織る
草の夢 露の戸

繰り言 湿るサンダル
絡む炭酸 甘く 指に
 ....
望遠鏡を覗いたら小さなレンズの町を見つけた
わざとらしく咳き込んでみる
もしかしたら誰か見ているかもしれなかったし

星と僕の距離にもいくつかの歴史が並んでいて
無理やり重ね合わそうとしても ....
インドに
あって
たかい
ほうせき
ザモリン

ザモリン
たかい
インドに
あって
たかい
ほうせき
ザモリン

すいとう

おとすと
われて
みずが
しみて ....
わたしの見ている景色は
きみたちとは大違いなのだ

わたしの見ている景色は
ゴージャスなブロンド
タンクトップ&ホットパンツから
こぼれんばかりの
サンシャイン、チッツ&ボトムなのさ
 ....
果実であると思ったそれは花弁であった
ひたすら内へ内へ花開いているのだ
そして紅く紅く熟れているのだ
いや、未熟な種と共に爛れているのだ
自らを限定してしまった
実の大きさのその中で
虚ろ ....
いのちみじかし
恋せよ乙女

頬を撫でるそよ風も
街の木々も
胸に焼きつく山の緑も
私にとってすべてが詩
心から心へ
伝わっていく詩には
壁など存在しない
遠く去ったあの人を思い出 ....
ロック/


肉のなかにあるキッチンで
いちじくを割る
どちらがわにもいなくなる
感覚を否定した濡れ手を重ねて
象ったイーコール

それは合掌

あったことはいちどもなかった
 ....
私は父に児童虐待を受けた
毎日頭を殴られ、
毎日コブができていた
理由がわかる日も
わからない日もあった。

自分は愛されなかった事を
悲しく思う。
だから自分は苦しくても
父がウッ ....
よほど不在が気になるらしい。
忘れたころには必ず電話がかかってくる 。
それもきまって夕食を済ませた後か、食事の最中にである 。
べつに何かあるわけでもなく、何も無いのがわかっているから* ....
隣ん家の白い猫が鳴いている
早朝五時に朝ごはんをねだって
起き抜けのご主人様の足元を
くるくると尻尾を巻き付けては
あのグレーの瞳で上目っ面気どっているのかもしれない
どうもその声に少し ....
詩を書いた
日々は 虚しすぎた
この金で北へ行くことが出来たなら
埃がかった 電車で


夢中になれることはないとわかっていた
もう 僕は
失業したかった
歌うこと以外の行為から ....
急激に アップルパイの 香ばしさが 気になる夜は 
あと どれくらい

指折り数えて 未だ大丈夫だと 立ち上るのは 
アタシの気持ちなんかじゃあ なくって
甘い アップルティーの 湯気でした ....
手のひらを
ひらいたとき
いくつもの時間が
そこで死んでいた

顔をあげると
いくつもの季節が
道路のすみで
凍えていた

ふるえる指で
拾いあげた
だれかの言葉は
死に ....
ほかでもないあなたと
どうしようもなくなりたい
雨の日に雨だれを数えながら飢えていくのもいいし
乾いた日に蟻をつかまえて拷問するのもいい
湿った毛布のなかで賞味期限の切れたひき肉みたいに絡 ....
ジリジリと
焼けつくような太陽の熱が
私の身体から水分を奪う
紫外線は表皮を突き破って
細胞組織にまで浸透する
肌には黒い疵が残った

もう いい加減にしろ!
と 叫びたくなるほど
 ....
「いつかの秋川」
            木の若芽


なめらかな岩肌のすじをたどり
緑の水がゆっくりとゆっくり流れてゆくすじを見つめ
虫の鳴く草は生い
鳥の鳴く木々は色づき
わたしは ....
乾 加津也さんのおすすめリスト(5083)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハッブル望遠鏡- 6自由詩112-9-20
ユーズドカー- в+в自由詩1*12-9-20
チルドレン- 平井容子自由詩1012-9-20
XYZ…- アラガイ ...自由詩7*12-9-20
ハモニカ吹きの男- 板谷みき ...自由詩3*12-9-19
銀塩写真- そらの珊 ...自由詩14*12-9-19
白山羊さんからのお手紙は_お歌でした- るるりら自由詩22*12-9-19
lean- 紅月自由詩612-9-19
ねむる人- はるな自由詩812-9-19
角のコンビニ物語- 番田 自由詩912-9-19
すこし暑い秋の空- 吉岡ペペ ...自由詩812-9-18
ほんわさん- 石川湯里自由詩212-9-18
やまぶどう- yo-yo自由詩1412-9-18
すべてのゼロを忘れる- 青土よし自由詩3*12-9-18
伏せ字_渡る野- 砂木自由詩25*12-9-17
かたまりあっている- カマキリ自由詩612-9-17
ザモリンの宝石- 6自由詩312-9-17
景色が違う- 花形新次自由詩412-9-17
無花果- マチムラ自由詩8*12-9-17
祈り- 渡辺亘自由詩712-9-17
たいせつな蜘蛛を殺した日- 平井容子自由詩912-9-17
おとん- ペポパン ...自由詩7*12-9-17
古い電話- アラガイ ...自由詩7*12-9-17
素直- マーブル自由詩6*12-9-17
ドリーム- 番田 自由詩312-9-17
☆シルバー・ステッキ☆- 藤鈴呼自由詩4*12-9-17
ことば- はるな自由詩812-9-17
- はるな自由詩1212-9-16
【_夏が終わる_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-9-16
いつかの秋川- 木の若芽自由詩612-9-16

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