たまがつくられるという長い手紙を書く発語の根は脳睡してひるがえってひるがえし走ること限界などどうでもよく走りながらよく視えるできないことできたことは視えず走るまばらなゼロ覗くことからむからまれからみた .... アホは言葉を知らぬ。
裏を表のことだと思い、
明日を昨日のことだと思っている。

アホは我慢を知らぬ。
悲しければすぐに泣き、
楽しければすぐに笑う。

アホは世界を知らぬ。
途方も ....
私にやさしくしないでください
やさしくされることになれていないものだから
胸のあたりがやけにこそばゆくて仕方がないのです


私にやさしくしないでください
あなたにやさしくされるたびに
 ....
 
 
色鉛筆のケースの中で
弟が眠っている
一番落ち着ける場所らしい
父と母はテレビを見て
時々、笑ったり泣いたりを
繰り返している
ケースから出された色鉛筆で
僕は絵に色を塗る
 ....
 
 
てんぷらやのごしゅじんが
きょうも
てんぷらをあげている

あきないのだろうか

きのうより
きょうが
おいしくなっている

あきないのだろうか

てんぷらやのごし ....
あの日母が
私を見つめていた瞳が
なにを想っていたかが
ふいに想像できた

歪んだ方向しか
見ようとしなかったあの頃の私には
真意なんてどうでもよかった

気をつけていきや
そう言 ....
「そっちへすすんで」
「なぜ」
「見せたいものがあるんだ」
「何を」
「見ればわかるよ。嫌なら見なくてもいいけど」
「わかったよ。左だね」
「そう。門を背にして左」
「あの ....
「こうなって あういてう」 指差す君
「こうなって あういてうぅ」 何回も
「へんな ロボットぉ」 僕に訴える
こうなって・・・
25年前の君の声が
僕がうなずくまでずっと



小 ....
この雄大な大地に拮抗しうる音楽は

中島みゆきでもモーツァルトでもなく

チャイコフスキーの交響曲第五番だけだった

そんなかっこいいコピーがあった

今朝これをガンガンにかけた車か ....
 
 
かおりのいえの
あかりが
まだついている

あいかぎで
かおりの
いえにはいる

くることを
しっていたのか
りょうりを
つくっている

ゆめかも
しれなかった ....
沼の中へとダイブしたい

白いワンピースが泥色に変わる瞬間を
この目にしっかりと焼きつけて

刻みこむんだ

服に肌に心に
生きてゆく為に必要な汚れを



泥んこになった ....
朝のまぶしさで
目が覚める

となりには
あなた

鳴り響く
目覚ましの
アラームを消す
あなたの手

 ねぇ

あたしは
あなたの胸に
手をあてる

あなたの
大 ....
あなたの発するだろう声に、そこに色々な、声にすることすらできないようなものが、けれど具体化されずに、取り巻いているような気がした。とりとめも無くぼんやりとしたものが取り巻いている。私にはそれはぼんやり .... 今しがた撃たれたが対峙する雑魚を退治するのに特に支障は無い








 ....
人の歩みは
都会(まち)に咲く花
出てきたやつは
最初に真似る

東京の人は
悠々と歩く
わき目も振らずに
自信に満ちた足取り
「すべてを決めるのはあくまで俺だ」
 ....
いちにちが終わった時に
お財布の中に残っていた500円玉を毎日貯めている

拒食症気味の私の昼食は決まって
アロエヨーグルトと豆乳とコーンスープで350円くらい
1000円札を出すとお釣りに ....
1962年の足をかじったらイブ・クラインの青

生まれたてだから味なんか臆えてないのに蘇る人体測定

「生きていてよかった」

わたしのかげはぐれてしまったのに
その食堂はうらぶれた路地裏にあったが、薄暗い路地にその食堂の入り口だけ煌々と灯りが点っていた。いつでも結婚式が行われている。食堂の食材は何処で調達したか、随分と脂分の多い肉と水ッ気のない葉野菜と萎びた ....  お肉
 こんばんわナスです
 トマトの坂をこっぺり帰る
 キュウリギリスは寒さで凍える
 お肉は肉でも何肉かわからないが焼けばイケるゾ
 ナス祭り
 トマトの ....
空白は皿の上に在る
私はパンを籠から取り
ナイフで割る
そして
硬く焼きあがった皮を千切り
ワインを飲む

空白はやはり空白のままで
給仕が皿を下げ
新しい皿を私の前に据えた

 ....
無防備な網膜を焼き尽くすように
太陽が全力で燃え盛るなら
私は夏の夜になろう

草いきれの温もりと一番星の子守歌
小さな背中をくすぐる風で
零れた涙を何度でも拭こう

私の祈りは雲にな ....
 
 
本の索引をめくる
たくさんの指紋がついている
たどって行くと
エスカレーターがある
エスカレーターに乗って
植物の茎を昇っていく
やがて一枚の葉が終点となる
葉の先端には小さ ....
猫の死体につづく道は下水道
たいせつな宝物たちはぜんぶ捨てて歩いていくことにした
わたしとても自由だわ
愛するあの人も今じゃもう思い出せない星屑
人のいない水族館みたい
うろこの冷たさや動物 ....
古ぼけた
駅の路線図にある
黄 赤 青 緑のライン
一番先っぽのほうは
背伸びをしても
よく見えないが
「とりまる」
と書いてあるように思えたから
「とりまる」「とりまる ....
人生の
のこり二十年くらいのところに
臍がある

むかし
へその緒と
つながっていた


かつて
命を
食べていた


いま
生を
食べている


私には
 ....
食卓の{ルビ笊=ざる}の上に置かれた 
柔らかい柿達は 
それぞれに傾きながら 
ひそひそと、会話をしている 

( 厨房では蛇口から 
  ぽとん、ぽとん、と水が鳴る ) 

初老の ....
あったかもしれない
かこけいとしての
あしたのひるのさんじ
海底では土ぼこりがまった
まっている
まったほこり
ふかんすると
キラキラしたりもした
海流がみつかるだろう

バザーだ ....
鳥のはばたきに
まばたきを
する
そのときの
渇きを
おとそうと
その丘に
細い針を
刺す
みな水
ならば
乳首にも
臍にも
飲んでもらえばいい
消えうせる
突起も
穴 ....
主人とモールに行きました
EUインポートの店でいろいろ買って
はやりの膝上ブーツと
冬用のスキンケアを一揃え
お腹が空いたのでステーキを食べようと
お店の前にいったら混んでいて
人が並んで ....
廊下に立っていなさいと怒鳴られ
私と隣りの席のこんちゃんは
はっと青ざめ しーんとした教室を出た

社会の授業で地図張をひく練習中
いろんな場所を見ていた私達は
すっかり楽しくなって
あ ....
乾 加津也さんのおすすめリスト(5083)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
発語の根- 阿ト理恵自由詩4*10-10-31
アホのうた- ブルース ...自由詩3*10-10-30
素直になれなくて- 涙(ルイ ...自由詩310-10-30
色鉛筆- たもつ自由詩1910-10-30
商い- 小川 葉自由詩3*10-10-30
省みて- 朧月自由詩210-10-29
避難(第2稿)- 原宿自由詩110-10-29
オレンジ色のスキー靴- 山人自由詩3*10-10-29
交響曲第五番- 吉岡ペペ ...自由詩410-10-29
かおり- 小川 葉自由詩610-10-29
“凛”- 三奈自由詩810-10-29
ハグ- 森の猫自由詩5*10-10-29
建築物と- 番田 自由詩3*10-10-29
木星には何時に着くんだ?- TAT自由詩3*10-10-29
A_WALK- yumekyo自由詩510-10-28
500円玉貯金をしている- 池田実緒自由詩510-10-28
追憶・インターナショナル・クライン・ブルー- 阿ト理恵自由詩3*10-10-27
過食の典_ー多重腹食堂- ……とあ ...自由詩6*10-10-27
ナストマトキュウリ- ヨルノテ ...自由詩4*10-10-27
空白_Ⅰ- 曲がり屋 ...自由詩510-10-26
眠るひまわり- さつき自由詩5*10-10-26
索引- たもつ自由詩510-10-26
道連れ- ai自由詩310-10-26
「とりまる」- yumekyo自由詩510-10-26
- 草野大悟自由詩3*10-10-25
夕餉の後_- 服部 剛自由詩310-10-25
あしたのひるのさんじ- さわ田マ ...自由詩310-10-25
ピカリン- イシダユ ...自由詩210-10-24
暇だったので- 西日 茜自由詩6*10-10-24
たて_と_よこ- 砂木自由詩10+*10-10-24

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