すごい貫禄のある猫を見ても
絶対自分より年下だから
頭を下げる必要性を感じない
むしろ相手が平伏して
腹をなでさせるくらい
あってもいい
  きみはぼくに
  ただ一言の問いかけをした



  夏、
  夕暮れのきつい光が
  少しだけ漏れる部屋で
  きみはぼくに問いかけをした
  どんな手がかりも
   ....
冬も真剣

春も真剣

季節をまっとう出来たなら

勝ち負けなんてどうでも良い


きょうは季節の関ヶ原

天下分け目の大決戦

三寒四温の趨勢だから

春の勝利は分かっ ....
雨に濡れてるブランコはいつもより空が近くにありますから、楽しいですね。でも、片道切符で乗ってはいけないと書いてあるのは何故でしょう。
風がふくたびシーソーが揺れるので、目に見えない何かを計れるよ ....
宗教を作ったらどうですかと言われて
そういえば
みつぎものとか
する
宗教を
つくろうかと
おもって
見返りが
ない
初めて会ったきみはあどけない顔の
いたずら好きな中学生だった
母子家庭の一人っ子だったきみは
わたしの中に父を見たのか
以来様々な報告をしてくれたが…
自分をコントロールできない意志の弱さと ....
実家の二階にある寝室、家具の匂いが強い部屋で、幼かった私はしきりに咳をしていた。肺から何もかもを洗い出し絞り出すかのように激しい咳をして、掛布団を小刻みに揺らしていた。脳を巡る血液は熱く、著しく濁って .... しまっておいた物が見つからない
きっとかくれんぼをしている

不意に見つかるときは
隠れているのに飽きて
そろそろ見つけてよ
と言いたげに現われる

普段からよく使う
机の引き出しか ....
1960年代、優しい目をしていたのは一頭の象だけだった。

一頭の象が、ある日、小さな北国の町の動物園にやってきた
小さな町では、酔っ払いも、海も、ひまわりも、貧富も、差別も、母さんも、意地悪な ....
空が何も言わなく成って

もう随分と時が流れた

雲が背中を見せて

流れ過ぎ去り

稜線に時折光が遊んでも


空の無い絵が貯まるに連れて

益々沈黙で地に押し付けられる
 ....
浮気したら作動する型の悪霊 手品披露のための合コンなのか 現在速度毎時0.002パーセク
 重力ブレーキ作動
 回生フライホイール接続
 閉塞信号確認 
定刻より遅れコンマ4秒……
メガロポリス池袋銀河ス ....
駅前のテナントが入れ替わって
1000円で髪を切る
前は呉服屋だったかな、たしか

新しく入ってきたくせに
彼ら、少し元気がない
首元が寒いのだけど
僕は少し空を見上げた

うん
 ....
折れない筈の
芯の上に立ち
折れない筈の
心の平衡感覚を保つ
泰然自若の筈の
聴衆が

右へ左へと
弥次郎兵衛に誘われて
激しく揺れる

鳩が
似合わない声で
咽び泣く

 ....
遠い思い出と同じように
唐招提寺は雨に濡れていた
門をくぐった瞬間に
眼に収まる美しさは
何ひとつ変わらなかった
ここでは時間が進みようがない
冬の冷たさと雨の湿りがはりついた柱
息を止 ....
夜に浮かぶ幻想群

いつも夜の湾岸線を走る度に思うのだ
川崎と木更津を結ぶアクアラインも然りだが

陸上の建造物よりも海上の光のなかに浮かびあがった巨大建造物は
何故か深く心を打つ

 ....
立ち向かう
襲いくる冬の群れに
羽ばたく白い翼
つくりものではない鳥の群れ
うそをうそと認めずに
ほんものらしく
あるように

ほんものらしさに
目を奪われて
なにがほんとで
 ....
一月も終わりの午後五時
ひとは空にさよならの意味をみる
悟っていますとしるしを頬にのこし
そんなものを持っているさいわいなひとならば
家路へ、と

かなしさは漆黒へは入り込めない
だから ....
かわいいね
といって
ベレー帽を
かぶっていて
てんし

かわいい
イタリア料理をたべたい
かわいいから
まっずいゼリィを喰わされて
うまいうまいと今日もよろこぶ

食品添加物すごいです

こんなにぶどうが長持ちするなんて

冥土印茶否!

今日も日本の食卓を支える!


しかし俺 ....
老人ホームで百歳のお婆さんが旅立ちました 
「若い頃桜島が噴火してねぇ・・・ 
 首輪をつながれた愛犬の悲鳴が 
 今も聴こえるんだよ・・・   」 
遠い昔に世を去っても 
お婆さんの心に ....
                   
厳寒のなかで花は枯れることができない
雪をかぶり凍てつきながら
己の色を発し続ける
夢見るように

生きることと
夢を見ることとは違う
 ....
それは嘘です

そういって締めくくる手紙を
かくことにこっていた時期があった

心の奥から手を指をだして
書き連ねているくせに
最後には

それは嘘です

なかったことにしたいこ ....
  人の心は水に似て
  器に合わせて形を変える

  だけど時には凍りつき
  器の方を壊してしまう


  水は低きに流れるが
  それは惰性の気楽さで

  時に情熱の火に触 ....
食卓で殺虫剤まくのか            130128

5年前に簡単に解けたなぞなぞが
今では難しくてなかなか解けなくなった
謎が謎を生み複雑性が増したのだろう
と考えていたら
引き出しの奥から子供の頃
 ....
苦しみが二つあるのもいいものだ
一つの事だけ 思いつめていられない
じっくり向き合ってもいられない
さあさあさあ 

最大の苦しみにあうまで
練習しておこう
苦しみながら 生きる術

 ....
へたくそに鳴く
鳥を朝にみつける

へたくそでも
ぎぎぎ ぎぎぎと
さけぶよ 寒風にむかって

首をすくめる
私もみたよ 同じ方向を

風の中に
風しかみつけられない

お前 ....
A:daisu....
A:daisuk...
B:daisuke?
A:dai......
B:dice?
A:da.......
B:dainagon?
A:d........
B ....
乾 加津也さんのおすすめリスト(5083)
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