バッタがぴょん
土手道よこぎる
バッタばったり
ぴょんぴょんと

とんぼがスイ
稲刈る田んぼに
とんぼとんで
スイスイと

小石がぽちゃ
静かな川面
小石濃い清水に
ぽっ ....
 
ひとりぶんの棺桶
そこに闇はうまれず すこしばかりの それでもたしかなひかりが 吊されている

夜があしたに沈むころ
ぼくは蓋をあけなければならない
燦燦と照りつけるほとぼりに
狂喜 ....
妊娠悪阻ということで、
一週間ぶりに病院へ行くと、
点滴は、24時間で、
4本取り替えるらしい。
彼女は、ほとんど、口も聞けないほど衰弱している。


「なんか話して」と言うので、
 ....
空いた
椅子の上には
ゆうぐれが降っていて

絵描きになれない風たちは
せめてもの代わりに
言葉を混ぜて
去っていく


取り残された場所に
おそらく施錠は
必要ない
 ....
着信気づかなかった

今 地下鉄

今日 外は金木犀の匂いがしてる


ぼくよりも

孤独を決意したたましいから

メールがきた

金木犀ははまだ

埃っぽくなった葉のま ....
窓をあけて
夏にばいばいっていうのは、たぶん
さよならを置きっぱなしにした
子どもの僕がいるからだろう

海の見える丘に
錆びてうごかなくなった自転車がねむる




 ....
いつまでも泣いたり笑ったり出来るよう
二人で一緒になったはずなのですが
歳月と私の怠惰のため
君の目許には苦労の色が溜まり続け
随分と皺が多くなっているようです。
それでもとても奇麗だと
 ....
今日の入浴介助は 
全身をばねにしてバリバリ働くAさんと 
一人すろーに働く僕のペアで 
一人のお年寄を介助する間に 
Aさんは三人位してそうで 

天井あたりから
数時間の動きを見ると ....
メゾピアノから入る旋律を
僕はとても気に入っていたんだけど
どうしてもイメージ通りに弾けなくて
いつも最後には
鍵盤をぶっきらぼうに掃除しあと
それでも静かに蓋を閉めた

あのころ優しく ....
テントウムシを 二匹並べると 星の模様に わずかな違いがある どうしてなのか 動き出さないように あたりを冷やしていると やがて眠ってしまった 八月三十×日 1から順に数字を 次の春までにはきっと 数 .... 夕方になると
家の中の丸いテーブルに
収穫した夕日がたくさん並べられた
トントンとまな板で
取立ての収穫を刻む音は軽快で
一日の話題は素朴だが
夕日色に包まると砂糖の香りがした
夕日 ....
{引用=
***


ムラサキツバメに失踪する
その前夜にふきあれた豪雨のことを
ながく思いわずらっている
きしり、と
窓はひらいた
ひと知れず
みるまに
カーテンはあおられて ....
雨が降っている。わたしは埋葬する。恋のような、後悔のようなものをを埋葬する。小さなものを。浴槽に腰掛けてひやりとした刃をあてられる。剃り落とされる。粟立つ。あなたの顔が見えない。膝元に屈み刃をあて .... 今日も病院へ行った
お水とティッシュを買って行った
廊下ではもうお腹の大きい妊婦さんが
痛い痛いふうふう言いながら
旦那さんに背中をさすってもらっていた


彼女は具合がやはりよくないよ ....
悩んだときは
ブラッドオレンジに染まる
マンションの給水塔の上に立ち

三百六十度 この街の大パノラマを この眼で捉え
瞳を閉じて シャッター音を鳴らす

沢山のネガが出たら 
その上 ....
毎日ぼくは、琵琶湖の水を飲んでいる。
といっても、湖水を掬って飲んでいるわけではない。
琵琶湖の水は、瀬田川から宇治川へ、そして淀川となって大阪湾に流れ込んでいる。その途中で取水され浄化されたもの ....
カミロベンソだと思っていたら
カミッロ ベンソ だった

頭が邪魔で撃ち抜かれる
ビデオが見えない
葡贍爈鴼牛根

最近つめたいのは
嫌われたから
あした ....
夜はいつだって熱を帯びる。

風呂上がりに、締め付けの緩い軽い服を着て、布団に仰向けに倒れる。

微熱のする携帯電話を手に取って、寝転びながら下のつま先の方を見つめた。
胸は服の上から真っす ....
にっこりと笑って
ステップを踏めば
楽しくなる。
気分が弾む。

難しい話は
止めて
楽しい話を
しよう。

虹は何で綺麗なのか?
天使の梯子はいつ架かるか?
月ハ東ニ日ハ西ニ ....
思いは簡単には
伝わらない
思いを持ち続け
信じるものを諦めない。

自分の身を呈して
世の為、人の為
頑張る
理解されない時もある。

感動を伝えよう
何を考えているのか
聞 ....
  沈黙を
  六つの段落に区切り
  ふりがなをふりなさい



  青空をゆく白い雲と
  どこかから聴こえるピストルの音と
  くすりともしない人々
  この光景の
 ....
むかし
愛されたら世界が変わるとおもっていた

愛し合うのは
ひとつになることだとおもっていた

でもぜんぜんちがった
愛されるのは
自分は世界にひとりしかいないと思い知ることだっ ....
白兎が跳ねたら
真っ赤な薔薇の花びらが一面を赤く染める
空っぽのバスケットの中に
ゆっくりとお菓子が満ち始める

さあ、バスケットを持って、行きましょう
あなたの居場所へ行きましょう

 ....
                 110713


相済みません。
タイトル提示を一日間違えてしまったようです。
不手際を心からお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
粗忽者とは ....
朽ち果てた 自分の体を支えながら 私は歩いた!
巨大な野球場が 河原の向こうに 見えてきた!


きっと ここは 訪れたことのない街だ!!
時の全ては あまりにも 速すぎたのだ!
私は ....
負け犬は社会からはじき出されて
今日も部屋に籠って
「芸術」という免罪符を貼った
自慰行為に走る

そうやって世間に
ひそかに楯突くことしかできず
負けを認めずに空威張り

それが ....
たぶんなんか
手の甲に
くちづけをすると
罪があがなわれるという
話が
中世ヨーロッパ
あった

だから
毎日考えています
というと
きもちわるいといわれた
道を歩くと つい最近まで、卯の花や すいかづらの匂いがしていたけれど、季節は進み 香の蒸散するスピードも早くなり、このごろでは すっかり緑の陰ばかり探してしまいます。神社の石段下っていると 眼下に鳥居 .... 草の実は、苦くて酸っぱい。
子供の頃から、虫は好きだった。
うつむく生活を続けていたら、とうとう草むらの中に、顔を突っ込んでしまった。
緑色の空気がいっぱいだ。これで虫になれるかもしれない。そう ....
地平線にぼんやり見えるのが隣町

だだっ広い草原の上には
流れの早い雲
鳥が止まり木を探して飛んでいます

一軒だけ建った
大きな屋根の小さな家
花壇には草やら花やらが
ごっちゃにな ....
乾 加津也さんのおすすめリスト(5083)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歩いてゆこう- シホ.N自由詩411-9-11
ねむりの箱- 四帰自由詩211-9-11
ピンクのハートマーク- はだいろ自由詩1511-9-10
埃まみれ- 千波 一 ...自由詩20*11-9-8
9月の決意- 吉岡ペペ ...自由詩411-9-8
夏に- とろり自由詩811-9-7
約束- ……とあ ...自由詩19*11-9-5
亀のつぶやき_- 服部 剛自由詩511-9-4
音符のある風景- ささやま ...自由詩10*11-9-4
明暗- 砧 和日自由詩311-9-4
夕日- 花キリン自由詩7*11-9-4
aerial_acrobatics_15- mizu K自由詩611-9-4
埋葬- はるな自由詩611-9-4
Baby_もうおやすみ- はだいろ自由詩511-9-3
ブラッドオレンジに染まるマンションの給水塔の上で- subaru★自由詩16*11-8-8
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カミッロ_ベンソ- 6自由詩111-7-13
- 山岸美香自由詩211-7-13
シャイニーデイ- ペポパン ...自由詩5*11-7-13
インプレッション- ペポパン ...自由詩5*11-7-13
国語の試験- 草野春心自由詩5*11-7-13
バージン- はるな自由詩611-7-13
風の招待状- 洞野いち ...自由詩4*11-7-13
杞憂- あおば自由詩4*11-7-13
虹色が見えた日- 番田 自由詩311-7-13
loser's_song- れもん自由詩711-7-13
皿回しは失敗- 6自由詩111-7-12
【批評祭遅刻作品】自分の体臭で書かれた詩- るるりら自由詩15+*11-7-12
インセクトライフ- yo-yo自由詩8*11-7-12
たとえば- やや自由詩3*11-7-12

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