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おまえは、哺乳類だし、ミトコンドリアと共生してもいる。なるほどお前の予感はこういったものだ。たとい愛は滅んだとしても我々には科学がある、と。
おまえは、おまえが自分の事をおもうほどさほど悪くは無いの ....
あのこは
よいこ
あのこがよいこで無かったら
よかったのにな
とたんにきみはきみが綱のうえにいるのをしる
そういうのを
場面暗転というんだ

ヒマラヤのてっぺんに打ちつけられた杭があり
その杭からとおく伸びる綱の一閃
その綱はオリンポス山の頂に穿たれ ....
『5わのアヒル』という子供の歌をききながら
水溶き片栗粉をこしらえてる

トロミというのをしっかりと扱えたら
いろんなことが
すこしはマシになりそうなので
だから
水溶き片栗粉なのだ
 ....
ねえ
ねえ
ところで
エピクロスの残存する幾らかの断片を
読むことぐらいしか
もう
したくはない

(やけになまっちょろい物言いダナ)

小洒落た珈琲屋でひとり
超閲覧注意画像を ....
ふうわり
綿毛となって
とんでゆけ

忘れの国へ
とんでゆけ

そうだよ
地の底だって
じつは天井

(かなしいね
かなしいよ)

さあ
思いの儘に
とんでゆけ
 ....
丘。荒れ狂う海。深層の平穏。緑青のガラス玉。無数のふしぎな気泡。ひとりびとり。椅子の背を撫でている手。雫とやさしさ。むなしい躊躇い。笹のスれる音。黒のビショップ。9570円。通知書。青空と奇声。凪いだ .... 神代、人新世最初期のtypewriterを攫取。

(論理破綻前提、送受信。)


考えることの大事さを感じる人はかつて考えることに救われたのだろう。
考えることの大事さを感じない人はか ....
竪琴がある。
竪琴とは複雑なあなたとわたしと、それから春の優しい鳥と。

風がある。
なぜ、風が惑星の{ルビ裳裾=もすそ}をかゆそうに笑いながら縦走するかは、誰にもわからない。

竪琴を納 ....


生きていることを楽しもうと、生きてみる。
すると呼吸がよそ行きの顔をする。夕飯が腸のなかで踊りをおどる。心臓がメトロノームになる。
段々、生きているだけで満たされていく自分が浮き彫りにな ....
すべては過ぎていきます。

書こうかと何度が筆をとり、書けぬままにそれをおき、また筆を手にして動けなくなる。そんな日々でありました。もう何を書いていいのやら、だいぶ前から色んなことが煮詰まっている ....
落ち続けている
ささえる力がある

死のことだ
意味のことだ

さなかに
生がある
まばたきもある

落下
お前が出会う地面は
風の麓

なんぴとも見たことの無い
おおきなくちをあけながら
だいちにあおむけとなり
あのくらいそらからおそろしくもふりしきる
あおだかくろだかのあめをごっそりのんで
やがてはつちにとろけてしまえ
しがつもなかばをすぎたのなら ....
{引用=雨。
時々、蛙。

波状に、しきり
たゆみなく
それでいて、まろく
忘れてしまう。

よいものはみな
うっとりの
忘却の底。

じつに
屋根も素敵に育ち。

巻貝 ....
しとしと

こうして 遠くからだと
にくんだことや
糸のきれたあの日
こわれた朝
みんな 烟るようだ
しとしとと
いつまでも たおやかにふれ
はる雨
スズランスイセンが揺れている

こくこくと揺れている

つまずいたら
抱きとめる つもりか

はる
ひと房の 想い
博士は一つの結論に達した。
過去に行くのはどうやら原理的に不可能らしい。なぜなら、「行く」ところは常に未来にしか「ない」からだ。

例えば古代の地球、三畳紀あたりでもいい。そこへ「行く」というこ ....
森がありました。
そこでは陽もたいそう愉快そうでした。

何処からか陽気な小人が三人やって来て、素敵な小屋を建てました。そこで三人一緒に暮らし始めたのです。

ある嵐の日のことです。森に雷が ....
雉が鳴いている。
雉にとって鳴くことと同じくらい当然のことを、ぼくは、今日しただろうか。
タイヤ交換をした。何人かに電話を掛けた。ラティスフェンスを組み立てた。詩も書いた。
雉の鳴き声は、あまり ....
ここにいるから
ここにいられない
そこにいるから
そこにいられない

(どういう意味だろうか)

単純な話だ
いつもかならず
先回りしてる

(なんのこと?)

さあ
胸に ....
昔、17の頃
漢検2級を取ったことがある
余命わずかの父は
送られてきた賞状を
額に入れ壁に飾った

ぼくはすこし嫌な気がしたけど
今そのことがふと思い出され
父の心がスっと入ってきた ....
それは
外側へ行けば行くほど新しくなり
中心へ向かうほど古くなる
外側に近い方が今だとしたら
中心点が原初となる

一番外側から
中心点を見ている誰かがいる
その者は
手に何を持って ....
「水の気持ち」

とてもよわい
なんにもできない
雨にザーザーふられ
なんども
なんども
うなだれるしかない
雨があがったら
ころころと珠のような
らくるい
土は
ほほえみ  ....
レベル5
滞在時間は30分以内
館内閲覧は禁止
貸出のみ可

図書館員をつかまえ
いつも知識をひけらかす
白髪の男の姿もない

紙の城はいつになく平和というわけだ

薄暗い森のよ ....
張り詰めた糸が
プチんと切れるみたいに
世界が落っこちた
落っこちた世界は
通りがかりの犬に食われてしまった
あぜん
ぼーぜん
ぼんやりしていると
小人がゾロゾロとやって来て
もう一 ....
報告。銀河{ルビ辺境=フロンティア}から。

説明が要る。
まず、
「言わなかったボタン」とは言わなかった時に押すボタンのことだ。

人間なにかと言いたいものである。
またそれと同じくら ....
「にげる」

なにものからも逃げたものが
なに食わぬ顔でなにもしないでいる
すると
なにものをもにがしたものが現れて
なに食わぬ顔でいるものの所在を
不明瞭にしてしまう
なに食わぬ顔で ....
本のこどものシッターをした
本もまだこどもなので
ヨチヨチ歩きだった
いっちゃメという国へ
いきたがり
やっちゃメという冒険を
したがった
なかなか語彙を食べてくれず
困っていると
 ....
ブナの木にハトが2羽とまっている

ハトの木にブナが2羽とまっている

ブナとハトを入れ替えてやる

現実は

こんな風に入れ替えることはできない

文章にはそれができる

文 ....
いとこの子供が
この春から国立大に行くそうだ
理系らしい
現役でだ
ぼくはといったら先日
知能テストを受けたばかり
結果はそろそろ出ると思う
IQも分かるらしい
曽野綾子さんの本を読ん ....
おぼろんさんの道草次郎さんおすすめリスト(55)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そう悪くない事を忘れるな- 道草次郎自由詩421-6-16
ひとのまえでものが言えなくなった、いつからか。- 道草次郎自由詩421-6-15
気が付いたら綱渡りをしていたことを思いだした、ひとりで- 道草次郎自由詩921-6-7
『5わのアヒル』を聴きながら- 道草次郎自由詩921-6-3
橋向こうの播種- 道草次郎自由詩321-5-27
綿毛となって- 道草次郎自由詩721-5-26
列席- 道草次郎自由詩221-4-26
墓やぶり- 道草次郎自由詩321-4-25
ネノラク- 道草次郎自由詩321-4-24
4.23メモ- 道草次郎散文(批評 ...8*21-4-23
すべては- 道草次郎散文(批評 ...521-4-21
無題1- 道草次郎自由詩4*21-4-18
ひらがなばたけにぶちのめされて- 道草次郎自由詩321-4-17
春雨は途切れることなく葉から葉へ- 道草次郎自由詩9*21-4-17
はる雨- 道草次郎自由詩321-4-16
ひと房- 道草次郎自由詩821-4-16
博士の結論- 道草次郎散文(批評 ...221-4-16
メルヒェン- 道草次郎散文(批評 ...421-4-15
雉の声- 道草次郎散文(批評 ...5*21-4-12
なぞなぞ- 道草次郎自由詩5*21-4-11
漢検2級を取ったことがある- 道草次郎自由詩11*21-4-11
世界樹を輪切りにして天文学を発展させる- 道草次郎自由詩221-4-9
未詩集2- 道草次郎自由詩521-4-9
県立図書館は水を打ったように静まり返り- 道草次郎自由詩621-4-9
糸が切れた話- 道草次郎自由詩9*21-4-7
「言わなかったボタン」- 道草次郎散文(批評 ...3+*21-4-4
未詩集1- 道草次郎自由詩8*21-4-3
ブック・シッター- 道草次郎自由詩421-3-28
文章になりたい- 道草次郎自由詩521-3-26
春は始まりの季節- 道草次郎自由詩421-3-25

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