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町境のしじまの軒先で
酒盛りをやっているというので
おともなく
どんなもんじゃといってみると
みな斬られて死んでいた

付近の田んぼから蛙の声がする
ひとばんじゅう
ただししじ ....
{引用=
***


ムラサキツバメに失踪する
その前夜にふきあれた豪雨のことを
ながく思いわずらっている
きしり、と
窓はひらいた
ひと知れず
みるまに
カーテンはあおられて ....
わたしは森の中にいるようだ
ときには幹の表皮をかけあがり
ときには維管束の中をかけめぐり
ときには分解者として仕事をこなし
ときには苔の羽毛に正体をなくし
ときには朝露のひとたまにな ....
{引用=
エニー・エンター・キー ver. 1

ヤン(yan)とレトネ(retne)の、鍵(key)にまつわる話

ヤンが朝起きると虫になっていなかった
のでごく普通の朝であった
レ ....
星をみようかと夜半そとにつっかけて出てみれば
降りそそいでいたのであった

降るような、とはよくいうが実際
音をたててばらばらと降るのがこんぺいとうのようだと
妙に冷静に思いながら
 ....
あまつぶ音のぽつぽつと頬にあたってくだけ流れるので、となりの人はそれを涙だと勘違いしてたいそう驚いている、驟雨がいっときたたきつけて去っていくと、雲の端は信じられないほどに光にあふれている、わ ....
乾 加津也さんのmizu Kさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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春の数え方- mizu K自由詩7*11-5-5
エニー・エンター・キー- mizu K自由詩1*11-5-5
かんらん石- mizu K自由詩4*11-4-30
赤鼠、白狐_ver._2- mizu K自由詩1*11-4-30

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