たとえその花が
どんなに綺麗であったとしても
どんなにあなたが好きであったとしても
だれもが知っている
だれもが持っている
どこにでもある花では
だれもあなたらしさが見出せない

人は ....
プードルの 無駄吠え夜空に 鳴り渡る


みてごらん あんなところに ひとがおる


かよたんと しずかたんは あんぽんたん


手をかざせば そこは鼻息の 通り道


ゴミ箱 ....
浅はかな哀しみを
どこまでも赦してしまうので
慕っています、
ひとの背を


重ねるような
重ねられるような
だれのものとも知れぬまま
だれにもどこにも
辿り着けずに
ひ ....
空腹にて地下五階で殺された-

通勤の電車で色白でお餅みたいな顔をした女子高生とよく同じになる

彼女は池袋まで眠っている



詰め所にて。

代わる代わる雑工の同僚たちが

 ....
しまうまがいました
冬の夕方に現れるしまうまです
縞模様は、冬の夕方の青と電燈のオレンジ
わたしはその背に乗って、冬の夕方の匂いを嗅ぐのが好きです

小さくひかりました
冬の夕方にいた三日 ....
あたし きっと
涙腺 とか、粘膜 とかが
とても ゆるいのよ

きんいろの
金色に傷んだ髪がかなしい

涙とか、そういうん じゃない から
気に しないで

きれぎれで、くぐもった ....
心は 魔法の呼吸がなければ
読み解けないし イメージは
裸眼にうつらないから 純粋だと
目をつぶった あなたの
耳たぶを そっと噛んだ
足を踏み入れたら其処は夜の繁華街みたいだ
真夜中の地下鉄、暗闇に溶けてく車両
所々ポツポツとある灯りの一つ一つが
異世界に迷い込んだような錯覚を呼び起こす

(まわったアルコールのせいではな ....
夏の僕らに
色をつけるなら、たぶん
それは透けてゆく、ライトブルー

てのひらに載せた水を打ち上げると
はじける あなたの 歓喜、にも似た
飛沫が 止められない光を集めて
虹を降 ....
一日、一日、僅かに、ずれていく、思い
正座して、布団に横になり、仰向けから、うつ伏せへ
窓は、白か黒か、或いは、黄色い
声、子供たちの黄色い
或いは、夜の静寂

そして、電気は付けたまま
 ....
だが実際、宮崎県民はこれからもしがらみを必要としている
正義にこだわることにより
人間がたった一つの真実を求めていないということを忘れてはならない

花王や視聴者が怒りに震えるふりをしてい ....
脊椎動物として生きる
その悲しみ

そして
珍しく雪が降った
朝の喜び

もし君が生まれてきたら
おもいっきり抱きしめて

そんなことのいくつかを
教えてあげたい
詩の朗読とは
思春期の中心を体現するようなものだ
その行為は恥ずかしく常にみずみずしい
朗読者は、迷いと決断の真っ只中に立たされる
それは存在を「行為する」人間の姿だ。
俺はオナニーを中断して詩を書くこともある
俺は野性的だと言われるが きみたちにそんな理性はあるまい
意味のない繰り返しなら 俺はごめん
人類や歴史共と さよならしたらどこに行こうか?
続けるの ....
現場のスポニチでミス日本を見る
現場は男だらけで価値が無いので新聞のそういった記事にも敏感に興奮してしまう
ああ俺もミスコンを開いてみたい
難しい顔をしながらもっともらしい事を言って
審査員席 ....
もてない男が集まって
深夜のファミレスで話した
しみじみとふかぶかと話し込んだ
夜も更けて
やっぱりぼくらはもてないままだった

『もてないことのかなしみは
近代的な発明にすぎない』
 ....
#71

 ありきたりな憂鬱に
 絶望なんていうおおげさな名前をつけて
 誰も見たことがないペットみたいに
 かわいがって育ててんだろ
 そんなのどこでも売ってるぜ



#72
 ....
雪原の風たぐり舞う銀髪にあるはずもない笑みを見ていた




くりかえし光の行方追いつづけ雪の背骨を駆けてゆく子ら




道に棲む{ルビ静寂=しじま}に映る水の笑 ....
高いところで窓ガラスが割れる音を聞いたよ

風の悲鳴だけが音もなくいつまでも聴こえていたというよ


公園のコーヒーカップが朝からぐるぐると廻っていたよ

なくした誰かの思い出だけがそれ ....
わがままを一つ
手のひらにのせて水の中
ゆらゆらとしずむ白い服

昔々恐竜がまだ元気だった頃
昔々地球がまだ温かかった頃

涙を一つ
手のひらにのせて水の中
ふわふわと ....
明日は少し優しくなりたくて
右手に小さな飴を握り締めた
飴が溶け出して
指と指とをくっつけてしまった

僕は優しくなれるだろうか
空には小さく魚が泳いでいった
あの筋雲は何処に行くのだろ ....
おはよう
島の朝は早い
東の海は眩しくて
早起きの鴎もやって来て
夏の一日が始まった
いいあんばいに
風向きもいいようだ

今日はどこまで行きなさる
ちょっと沖ノ鳥島まで
 ....
うほっほ。
原始人です。
マンモスと漠然と皮肉を喰って
生きています。
細分化される前の諸学の幹に
アンモニア精製水、
あるいはメローイエローをかけます。
よく育つように思い切り。

 ....
遠くでひらく窓にも
タンポポの慕情があふれている
薄いぼくらのかげなど
よみがえるはずもなく

ない風の群れに、まじわり、
朝のひかりに、濡れ、
ぼくらの、
冷えた熱は、
ぴんと、尖 ....
見上げる空に鳥が舞う
思いのままのその翼
向かう先には白い雲
遠く果てなく飛んでゆく

空を夢見て眺めつつ
地に立つ我のこの足で
心を定めて歩みゆき
果てなき道を進みゆく

見つめ ....
僕の力では
雨を止ませることは
できないけれど
心の雨は
僕の力で晴らすもの
夢を持てば
心に虹が架かる

僕の力では
風を吹かせることは
できないけれど
心の風は
僕の力で流 ....
目の見えない人が歩く 
前にいる友の背中に手をあてて 

目の見える僕も歩く 
いつも前にいる 風の背中 に手をあてて 

そうでもしないと 

ささいなことで気ばかり{ルビ焦=あせ} ....
呆然としているだけで流れていくものを時と呼ぶな。わたしたちの
いちばん大きな乗り物は、生まれてきたときの速度を保とうとして
いるだけで、あなたの生き方とは関係がない。冒険せよ勇気を持っ
て自らの ....
{ルビ私=わたくし}は一日の終わりに
あるいは毎食後に
または休日の安らぎに、人待ち時に
いつかどこかで、あなたに出会うだろう

砂糖も入れていいよ
ミルクだってお手の物さ
閉じ込められ ....
あなたは計量スプーンの使い方は知っている?
ただ ただ これですくえばいいだけではないのよ

液体と固体とでは 使い方が違ってくるのよ

たとえば{ルビ味醂=みりん}のような液体のときは
 ....
水在らあらあさんのおすすめリスト(3565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人は花を探している- ぽえむ君自由詩12*07-1-24
二十歳- 川柳2*07-1-24
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雑工日記・前編- 馬野ミキ自由詩9*07-1-24
買い物帰り- ふく自由詩5*07-1-24
涙じゃなかったらなんだっていうんだ- たたたろ ...自由詩6+*07-1-24
そろもん(閨房の話)- みつべえ自由詩407-1-23
最終メトロ- りぃ自由詩207-1-23
蒼透色- Rin K自由詩30*07-1-23
呪文- 結城 森 ...未詩・独白1*07-1-23
小鳥時事Ⅰ- 馬野ミキ未詩・独白307-1-23
制度(悲しみと喜び)- たもつ自由詩1107-1-23
詩の朗読について- 馬野ミキ散文(批評 ...407-1-23
イメージ- 馬野ミキ散文(批評 ...1207-1-23
雑工日記- 馬野ミキ散文(批評 ...607-1-23
もてない- しゃしゃ ...自由詩12+07-1-23
フラグメンツ(リプライズ)_#71〜80- 大覚アキ ...自由詩15*07-1-23
冬業- 木立 悟短歌1907-1-23
Re:Re:Re- 自由詩6+*07-1-23
無題- 多久蘭乱自由詩3*07-1-23
草は風の道を示す- プル式自由詩6*07-1-23
私の島- あおば自由詩4*07-1-23
原始人スクリーム- ブルース ...自由詩2*07-1-23
遠くでひらく窓- 青色銀河 ...未詩・独白207-1-22
空を夢見て_海を夢見て- ぽえむ君自由詩8*07-1-22
僕の力ではできないけれど- ぽえむ君自由詩11*07-1-22
風の背中- 服部 剛自由詩12*07-1-22
踊るとすれば輪舞、できれば砂漠の真ん中で- たりぽん ...自由詩15*07-1-22
70、コーヒー_【こーひー】- 雨宮 之 ...自由詩9*07-1-22
計量スプーンと法律と_おいしい料理と理想の社会- 相良ゆう自由詩8*07-1-22

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