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                  070810



意味無し芳一の日記を読んで
日記を書こうと思った
中学二年生の夏
暑すぎる日はプール
雨の日はごろ寝
晴れたら自転車に乗って
 ....
              07/07/19



ほーい
遠くから声がして
舟が着いた

窓からも見える
桟橋がギシギシ鳴って
前屈みの男たちが上がってくる

 ....
             2007/03/24
まあいいかと言いながら
バイクのエンジンを吹かす
アクセルを吹かすというのが
普通の言い方だと思うのだけと
アクセルは制御のための付属物だ
 ....
          2007/03/23

起死回生の4回転
唸りを立てて
水音を立てて
スクリューが猛烈に空回りして
釣り人達の
悔しそうな顔を
あざ笑う
今年生まれの
オボコと ....
         2007/03/22 22.58

お鍋の底から
ちゃかちゃかと
お皿の水が
騒がしく
茶褐色
飲む水はないと
カルピスを差し出され
ぐいと一息
白い吐息をついて ....
                     1999年


所属の解除 所属の解除
所属の解除って何ですか?
それはですね、所属を解かれるということで
学校を卒業したり、会社など ....
                 2007/03/14
ぎょうかんが〜
羊羹のような声を出すなよと
文句を言ったら
行間がと
改まった顔をして
三つ指突いて
男のくせに
やけに色っぼい ....
             2005/08/17

和太鼓 和太鼓
どんどこどん

どんどこ どんどこ
どこどこ どーん

おまえ百ならわしゃ九拾九まで
クロコダイルの尾っぼを借りて
 ....
              2005/06/07



袋小路共依存というタイトルで
なにか書けないかと思案していると
「歌声の消えた海」
という新作ドラマの
タイトルバックが写り ....
               2007/03/06

アラビア風に
目の下を
コール粉で
黒く塗る
世紀末の
ガングロの起源かと思ったら
直射日光の
眩しい反射を遮って
目を
 ....
              2007/03/06


夾竹桃の種を飲む
噛んだら苦くて吐き出した

夾竹桃の花びらが
笑うように霞んでる
花の咲かない室内に
苦くて渋い種を播く

 ....
              2002/02/05
だめだ!だめだ、だめた!
絶対にダメだ!
どんなに懇願しようが許さねえ
たとえ明日地球が無くなるとしても
娘はやれねえ。

だめだ! ....
            2007/02/28

キャシュメモリの上に
香具師の油をひいて
滑りやすくしたい

こけつまろびつするうちに
下向きの感性が
上昇するかと項垂れて
ご禁 ....
寒い風が吹いてます
冬が
戻ってきたのです
冬が急いで戻ってきたのです
走ってきたのです
自転車に乗って
新幹線を追い抜くように
猛スピードで
戻ってきたのです
北風が吹いて
寒い ....
寒かった
死ぬかと思った
うそ

起きたら朝日が眩しくて
生きているのだと
確信した

暢気な父さん
腹を抱えて笑ってる
             2007/02/21
樺太犬 
タローとジローが見つかって
生きていて
良かったなあと
みんなが喜んで ....
             2007/02/16

東京都特許許可局と滑舌の稽古
東京と京都が仲良くなってから
80年
陸蒸気もでかくなったとキンジロウ
EF52型のデッキにもたれては
こ ....
             20007/02/15
白い雑巾縫い始めたのが
掃除の始まりで
真っ黒に汚れた足の裏
ぞうきんがけを覚えたのが
小学校の廊下
電車道のようにまっすぐに
競争して ....
                     2007/02/10
空部屋を求めて
新百合ヶ丘駅前に着いた

仲介手数料0.5ヶ月分
敷金1ヶ月、礼金なし
1ヶ月分の家賃は
任意と書いてある ....
天の岩戸の完全黒体
まっくろくろの黒助と
揶揄された記憶も忘れ
世間は今も
岩戸景気に浮かれてる

黒体炉の中で目を覚ます
スペクトルの子供たち
明るい光に迎えられ
わいわい ....
             1999年11月6日
空っ風の中で
紋次郎は立ち止まる
家に寄ろうか
いや、止めとこう
妹も生きては居るまい
帰ったって何もありゃしない
家の跡が4隅 ....
軽薄な
ロボコップとお茶する
ロボコックが歌うので
ロボット三等兵が
鉄砲担いで入ってきて
厳しい顔して
敬礼するので
休めと言って
後は
知らん顔

充電する間にカツ揚げて
 ....
ほおかぶりして
通り過ぎるのは
ぎりぎりの
きりきりの
痩せすぎた
頬の痩けた
猫のような男
おのれのことだと
思いながら
角を回るのを
見届けた
見えなくなって
一安心
 ....
白い大地に雪が降る
白い大地はふんわりと
ふんわり太って丸くなる
春になり
雪が溶けて
白い大地がむき出しに
白い大地は痩せてゆく
痩せてゆく侘びしさに
白い大 ....
                 

今日はじめてモノレールに乗ったよ
淡いブルーと白のツートーンの車体だよ
眼下に広がる町並みを
地平を徘徊する太陽が
だいだい色に染めていったよ

 ....
ぎゃーの一声
なぜだかわからないが
奇々怪々奇人変人唐変木が
根本から折れた

分析的な言辞を読むと
考える過程が分かる
楽しい思考過程を
記憶して
その喜びを
永遠にしたいと願う ....
おはよう
島の朝は早い
東の海は眩しくて
早起きの鴎もやって来て
夏の一日が始まった
いいあんばいに
風向きもいいようだ

今日はどこまで行きなさる
ちょっと沖ノ鳥島まで
 ....
冬だというのに
雨が降っている
朝 春のような佇まいに
白い木瓜が満開だ

咲き始めた紅梅の向こうに
なにもかにも霞んで見える

水を下さい いや 水を買ってください
水売り ....
聖なる牛を追って河原に遊ぶ
権力の恣意的な横暴に満ちた企みだ

牛は水辺に顔を背けていやいやをする
なんたって水は不気味だし
入るには深そうだ
それに何が居るか分かりはしない

 ....
退屈を履いて河原を歩いていたら
跳びハゼのような小魚にであった
淡水だからヨシノボリかもしれない

深い溜息をついて老人が河面を眺めている
もう余命幾ばくもないのに
溜息をつく余裕があるな ....
水在らあらあさんのあおばさんおすすめリスト(84)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日記帳- あおば自由詩6*07-8-10
_血液から生え出す植物、青。- あおば自由詩3*07-7-19
まあいいか- あおば自由詩12*07-3-27
空回りする午後- あおば自由詩9*07-3-23
五時- あおば自由詩10*07-3-22
中学生- あおば自由詩11*07-3-18
ぎょうにんべん- あおば自由詩8*07-3-14
和太鼓- あおば自由詩7*07-3-7
歌声の消えた海- あおば自由詩6*07-3-7
アル・コール- あおば自由詩10*07-3-6
夾竹桃- あおば自由詩6*07-3-6
ワールズエンド・スーパーノヴァ- あおば自由詩15*07-3-5
スフィンクスの密輸入- あおば自由詩9*07-3-3
北風- あおば自由詩6*07-2-25
うそ- あおば自由詩9*07-2-25
春に- あおば自由詩9*07-2-21
- あおば自由詩4*07-2-17
白い布が足りない- あおば自由詩14*07-2-15
南北西東- あおば自由詩14*07-2-11
光がもどってこない- あおば自由詩7*07-2-7
赤城山- あおば自由詩8*07-2-4
ロボット兵- あおば自由詩7*07-2-1
ギリギリの猫- あおば自由詩13*07-1-29
白い大地- あおば自由詩5+*07-1-27
モノレール- あおば自由詩7+*07-1-26
言辞- あおば自由詩4*07-1-25
私の島- あおば自由詩4*07-1-23
みずうり- あおば自由詩10*07-1-21
河原- あおば自由詩6*07-1-21
松籟その2- あおば自由詩5*07-1-21

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