{引用=健康な人には医者はいらない。
いるのは病人である。
わたしがきたのは、義人を招くためではなく、
罪人を招いて悔い改めさせるためである。
     (キリスト、新約聖書ルカ5:31-32 ....
その時モグラは変だと思いました。
目蓋をつたう涙を止める事が
出来無かったからです。


彼はその土を一生懸命に
生きがいをかけて
まっすぐに掘り進んだと
心の底から信じていたのでした ....
水色のキャンパス
白い花びら、ふたつ、みつ
風の描いたような君の唄
軽く手をふるハロー、ハロー


 鉛筆画の微笑みは
 鉛色の雫でできてるの
 はじめから
 うまくのれてなかった、 ....
心はいつも回転扉
くるくる回って踊り子になる
あなたの心を行ったり来たり
赤い靴は止まらない

どうか教えて その一言を
魔法が解ける不思議な呪文
あたしの足は血で滲み
いつしか心の傷 ....
「っくすって、
 くしゃみみたいな言い方ね。」
と、
終わったばかりの彼女が呟き。




ひとにぎりふたにぎり。
ふたにぎりと、
ちょっと。
誰かのもの ....
愛しい私の娘よと
かあさま まりひとつ投げました
まりはお空に留まっていつも私を照らします


私の愛しい娘よと
かあさま おべべ掛けました
おべべは山に干したまま季節の色に染 ....
曇った空の下では
海も鈍い色をしていた
打ち寄せる波の先だけは白く
足元に届けられて

よーく目を凝らして見てごらん
水平線が弧を描いている
停留しているタンカーが遥か沖のほうで
 ....
ふっと目覚めたら八時前で
外はどっぷり暗い
あぁ夕飯の後にうとうとしたんだなって
隣見たらあんたも眠っていて
早起きして疲れたんだろうね
親指で
いつもの頬をそっと撫でた

新しい部屋 ....
チーズになった
わたしとあなた
とろとろ
都会を
とろとろ
地球を
とろとろ
つつみこんでいく

やがて
おなかを空かした
とても大きな
ピンク色した怪獣 ....
砂糖が乾いていく
あるいは溶けていく
運ばれていく
最初からそこにはなかった
かもしれない
舞う風、の風上
私はただ口を開けて
私の中を乾かすことを止めようとしない

追い掛けること ....
ゆっくり進むその足跡に

緑の光りが差し込んで

私の居場所を葉が隠す

あなたが歩く

あなたが顔を上げる

私は森に同化する

あなたが美しいと思う全てのものが

 ....
月が

沈む




やけっぱちでアッパーな呪文で


東京湾へ流れ込む川の底のような
町をそのように歩き始める
僕たちは僕たちの位置を確認する
ニートフルな事情でぬるい現実 ....
かかとが脱げちゃう
つま先が脱げちゃう

溶けそうな足の付け根
そっと触れてみたんだよ

小指が脱げちゃう
親指が脱げちゃう

ほんのりカラメルいいにおい
外で野良猫鳴いてるよ
 ....
あひる


醜いあひるの子は
永遠に醜いままだ
白鳥になんてなれない
なのに誰もそれを口に出したりは


しない





ねこ


ねこのかお
よく見なくても、 ....
ムーンは名犬ではなかった
おれが不良にからまれたとき
まっさきに逃げた
のびているおれのそばにきて
目のよこの傷をなめた

ムーンは名犬ではなかった
堀内と土井と高田の
サインの入った ....
私はあなたに

私の夢を見せてしまうのが

怖い

夢を見ないで

私を見て
こどものような
貴方の身体の
その場所だけ 大人

ちいさな
ふたりの引力が
つり合っている
静かな
力で

薄衣を剥ぐように
ふたりは
孤独に没頭する

求めること
与 ....
小学生の時だった
詩を書こうと思ったら
まずはおまじない

ぽえむかんすう
ぽえむふぁんくしょん
ぴぃはえすとえいちのかんすう
ぴぃはぽえむ
えすはじょうけい
えいちはしんじょう
 ....
春のおだやかな日溜りの中
土のにおいがわかりますか

春の息吹で
緑の香りに隠れた
土のにおいがわかりますか

あなたが今
しあわせを感じずに
春をむかえているのなら
この土のにお ....
なんとなく
逃げ出してみようか と思った


土を蹴って
      走って
草を踏んで
      走って 
風を切って
      走って


ってってってってって
   ....
確信のない夢描いて丸めては捨てる行為をまじないとした

あきらめたわけではなくてただ飽きてなにもなかったような口笛

いざという時に大事なことさえも伝えられない不甲斐ない人

この人になり ....
夏の終わりの河原は
餌付けされて、もはや野生とは呼べない鴨たちの
小競り合いを眺める人、も まばらで
あなたは
鴨と
餌をまくジャージ姿の老人を眺めて
微笑んでいた
すこし曲がったそ ....
私の左肩に
今も残る
大きなケロイド

まるで
ユーラシア大陸の
地図のようで

サッカー
日本代表の
昔のユニフォームのような

そんな炎のような
大きなこ ....
古典的な
駄洒落を一発
ぶちかまし
挨拶代わりにしている男
何年ぶりかで会った男
洒落た男のつもりで居るのか
駄洒落た姿を見せつけて
脚の曲がった椅子に腰掛けて
背筋を伸ばして
ボー ....
コンパクトに映るわたしに
わたしは誰と尋ねても
何処まで行っても、あなたはあなた
としか答えてくれない
(何だかつまんないなあ
こうやって電車のなかでも鏡を覗き
アイラインなんか直してみる ....
  

 
 こどもは夢のおとなたち
 
 絵皿の中で遊ぶ姿も
 
 束の間のやすらぎ
 
 緑の風がそよぎ
 
 ミルク色の光を浴びて
 
 こどもたちは目を覚 ....
わたしの あたまを
からから まわすと
なないろの たまが
さいげんもなく でますが
ぜんぶ はずれです
クラゲは無色を誇って
透明に酔って

クラゲは青色から逃げようと
存在に決着がつけられなくて

大海原の一角で
青から逃避しようと
上昇志向をあらわにします。

生命の原型のよ ....
山の斜面は蜜柑の木
  ミカン/みかんは紀州の木 
 それでも南部(みなべ)の梅の木は
  摘んだ青梅
      過ぎた空
  紫蘇に染まった梅の実の
   ひろげて干した縁側に
   ....
秋の公園には

白いベンチが

木漏れ日を浴びて

鎮まつてゐる



桐の葉がひらりと

ベンチにのる

どうぞ私を敷いてくださいな

またひとひら ふた ....
水在らあらあさんのおすすめリスト(3565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒蝶- 杉菜 晃未詩・独白3*06-9-12
盲愚螺- プル式未詩・独白7*06-9-12
秋空のシルエット- 佐野権太自由詩20*06-9-12
心はいつも回転扉- 未有花自由詩9*06-9-12
「_にくよくの、っくす。_」- PULL.短歌7*06-9-12
おとぎばなし- ひじり自由詩5*06-9-11
海を連れて帰る- LEO自由詩15*06-9-11
初秋- かや自由詩4*06-9-11
ふたりの愛は果てしなく- 壺内モモ ...自由詩7*06-9-11
舞う風- 霜天自由詩806-9-11
原生林- mayaco未詩・独白306-9-10
ワン- モリマサ ...自由詩1406-9-10
脱げちゃうナイト- アサリナ自由詩11*06-9-10
顔_その1- 恋月 ぴ ...自由詩25*06-9-10
ムーンは名犬ではなかった- しゃしゃ ...自由詩2006-9-10
- ANN自由詩4*06-9-10
ラグランジュ- umineko自由詩10*06-9-10
ポエム関数- ぽえむ君未詩・独白9+*06-9-10
_大_地- 沢村 俊 ...自由詩706-9-10
愚行- ひじり自由詩2*06-9-10
semi−charmed_life- 一代 歩短歌4*06-9-10
焼き付ける- 松嶋慶子自由詩12*06-9-10
【_母が残した私の証_】- 豊嶋祐匠自由詩3*06-9-10
小粋な男たち- あおば未詩・独白7*06-9-10
わたし- 恋月 ぴ ...自由詩14*06-9-10
朝日- あおば自由詩7+*06-9-9
そろもん(福引きの話)- みつべえ自由詩706-9-9
クラゲは青の向こうへ- ブルース ...自由詩406-9-9
梅干の詩- atsuchan69自由詩1*06-9-9
つれない秋- 杉菜 晃自由詩7*06-9-9

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