すべてのおすすめ
{引用=*
風の匂いや若柳や小鳥に
こころがひとりでにほころび
つぼみがゆっくり花ひらくように
はるにかぜをひいてしまうこと
くしゅん




*
きらきらした風のなかで
うつ ....
ぼくの
ひげをゆらして
風がすぎていきます
おだやかなはるの
やさしい風
今日ともだちと
たくさん遊んだ
とても
たのしかった
みんな
立派なネコになれるといいね
そらはいつも
 ....
[しらない]

かわってゆくやつらは
水の美しさをしらない




[青い影]

ぼくは月よりも
流氷よりも青く澄んで
ただはかない予感ばかりが
つのるのです  ....
[誰もいない空で]

なあもういいからさ
だれもみてないからさ
もう泣いちゃえよ

ちっちゃいころみたくさ
はいの
おくのほうがさ
いたくなるまで
おもいっきり泣い ....
裸身の雪が
ぼんやりとした
遠いほたるとなっておりてくるので

あまやかな
姉の匂いにみたされたまま
結露にぬれた窓の外をのぞく

(紙の野原で北風が笑っています)


雨の日の ....
あんたの1メートル上空の
地上権と
あたしの1メートル上空の
地上権を
交換するの

そレで
あたしの匂い
あたしの甘やかな匂いを
あんたにいっぱい嗅がせて
あんたの一切の先取特権 ....
(行方不明になる少し前の光景)

そう、いつか南風に
わたしの髪がながされて
地平線の水色に
例えば(紅い花を)
あるいは羊雲の群れに
かすかな共和国のひびきを感じたとき
わたしの名前 ....
遠くでひらく窓にも
タンポポの慕情があふれている
薄いぼくらのかげなど
よみがえるはずもなく

ない風の群れに、まじわり、
朝のひかりに、濡れ、
ぼくらの、
冷えた熱は、
ぴんと、尖 ....
野も町もかなしく震えるので、
ろうそくの火のような、
さびしさを灯し、
生きものは尖っていく、
のだと思う


夜通し続いた嵐が過ぎ去った、朝、
生きものたちは、
消え入りそうに、ほ ....
町も風もかなしく震えるので、
ろうそくの火のように、
さびしいやさしさで、
生きものは尖ってゆく、
のだと思う

生きものは、
風の群れ、
消え入りそうなほど、
ほそく、とがって、
 ....
封筒をあけずに
君からの手紙を読む

(もう街は雨雲でおおわれています
(まだ雨は落ちてはこないけれど
(まるで街全体が行方不明になったみたい

そう、風に
誰かの手紙がとばされ(行方 ....
誰かが結び目をほどくように
この世からすべての母はいなくなってしまった

それからというもの
わたしたちはわたしたちのてのひらに
なにかしら母と呼べる物を乗せ
黄昏の明かりにそれらをかざし ....
結び目をほどくように、
この世からすべての母は消滅してしまったので、
わたしたちは何度でも
てのひらに
母と呼べる何物かを乗せては、
黄昏にそれらを透かして、
祈るように検分し、
うれい ....
{引用=風が、何度もしみわたる
夜だから、
キョウシツとかツウガクロとかイエの
水槽のなかで、
わたし、
うまく息継ぎが、できなくて、
ホント、苦しくて、
ハダカのまま、
濡れています ....
その石は               (いまも)
波動になりひとをこえて      (化石の音が)
木々の梢をこえて          (あなたの)
遠くの、水蒸気をゆらす       (耳の奥 ....
記憶の ぬくもりが
朝のラインに 並びます
いくつかは やわらかく はじらい
いくつかは つめたく ゆるされて

/濡れた空に 水の旗が ゆるやかに たなびいています/



それで ....
ガラス瓶のなかの
北風に乗って
飛んでいく一羽の鳩

おまえは
空に引かれた
ひとすじの水脈
かぼそき涙の痕跡
花のようにふるえる声

おまえは
幼年時代
滴りこぼれゆくはずだ ....
{引用=求めろよ。
そうすりゃ与えられるぜ。

捜せよ。
そうすりゃ見つかるぜ。

たたけよ。
そうすりゃ開かれるぜ。

だれだって、
求める奴はもらい、
捜す奴は見つけ出し、
 ....
ツユクサのおいしげる
野に生まれた
子供たち。
たのしげな声。
銀河やら
星雲やらが
わきたち
ひとしきり
銀色
橙色などに
燃えたあと、
ことしも
夏は
去ってしまった。
 ....
*
遠くでぼくらが病んでいる


十一月の夕暮れに
落とした財布は
世界の意味にすっかり濡れて
もう使い物にならない
ちょうど
開かれることのない
窓の高さで生きる
ぼくらのよう ....
あおぞらが
おしえてくれた
あおじろい
あんたのうた
無声音でうたう
あんたのうた
ナイフはひびわれて
ナイフは鈍くなって
とびっきりで
ひとりきりの
うた
ここは
あかるい真 ....
{引用=記憶が、ゆれる
ゆれる
朱い花、
かたわらで、
誰がうたうか、蛍唄

(小さなひかりは影だと思う)

ねえ
やくざのつもりの
あんた
月のように夢を見て
どうしよう ....
言葉には、意味と別に音そのものがもたらす印象があります。
例えば「こんにちは」は明るく強い印象なのに対し「さようなら」はやさしい印象を与えるといった具合にです。
そこで、音のもつ印象を独断で分類し ....
{引用=
沈黙するノートに。

わたしは魚。銀色の鱗をいちまい、はがして
秋の流れにそっと放つ。の。
ぐらぐらする、まっかな秋だから。
つないだあなたの手は、はなさない。



あ ....
{引用=*
ぼくの町ではさあ
エプロンについた醤油のしみまでが神々しく輝くんだ。
- 朝 -
そいつを封筒につめてだな
なんにも書いてない便箋一枚
一緒にいれて。
灰色した丘のうえのポ ....
夏の空 入道雲
あなたの名前 あなたの名前 あなたの名前


あおぞらを やきつくすほどの あおいろの
あふれるおもい きみがだいすき


舌先で氷溶かすたび輝いて
去りゆく八月群青 ....
このほしの
ぶるー
ひかる
ぶるー

いちわの
ちいさなうた
このほしをおおう
ちいさなうた

さばくの
やさしさ
がらすをつたう
あめつぶの
やさしさ

このほしにあ ....
かなしみのなかで
かなしみくるしんで
きょうおいらは
めつぼうします


こどもらがみせる
むじゃきなえがおのように
きょうおいらは
めつぼうします


むじんえきをよこぎる
 ....
にとうへんさんかくけいの
まんなかに
いっぽん
せんをひき
ぼくのなまえ

あのこのなまえ
こっそり
かいて
あわててけした
水在らあらあさんの青色銀河団さんおすすめリスト(29)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はるにきくおと(ノート)- 青色銀河 ...未詩・独白907-3-28
はるのかぜ- 青色銀河 ...未詩・独白1407-3-2
ぼろぼろのつばさ_2- 青色銀河 ...未詩・独白507-2-25
ぼろぼろのつばさ_1- 青色銀河 ...未詩・独白2+07-2-25
Blue_Planet_青い星- 青色銀河 ...自由詩1707-2-10
液体となった太陽が滴りおちる青い波間で- 青色銀河 ...未詩・独白707-2-7
花梨石の標本箱- 青色銀河 ...未詩・独白907-1-28
遠くでひらく窓- 青色銀河 ...未詩・独白207-1-22
生きものって尖ってく感じがする- 青色銀河 ...自由詩407-1-21
生き物って尖ってく感じがするね- 青色銀河 ...未詩・独白607-1-18
(ノート)- 青色銀河 ...未詩・独白307-1-13
黄昏譚- 青色銀河 ...自由詩707-1-4
書簡A- 青色銀河 ...未詩・独白207-1-4
桃のココロ- 青色銀河 ...未詩・独白206-12-27
風がにじむ- 青色銀河 ...自由詩406-12-21
小箱のなかで(三)- 青色銀河 ...自由詩11*06-12-8
- 青色銀河 ...未詩・独白1006-12-3
マタイだぜ- 青色銀河 ...未詩・独白906-11-8
- 青色銀河 ...未詩・独白706-11-7
木々の雨_他- 青色銀河 ...自由詩10*06-11-5
電車の中は静かです- 青色銀河 ...未詩・独白1006-11-4
青い野- 青色銀河 ...未詩・独白506-10-31
音の構成で詩の印象を説明してみる- 青色銀河 ...散文(批評 ...19+*06-10-28
秋。- 青色銀河 ...自由詩4*06-10-25
クレヨンの朝- 青色銀河 ...自由詩1206-10-24
ひぐらし- 青色銀河 ...短歌506-8-30
めつぼうのひ_そのさん- 青色銀河 ...未詩・独白206-6-20
めつぼうのひ- 青色銀河 ...未詩・独白206-6-17
さんすうのじかん- 青色銀河 ...未詩・独白306-6-16

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する