すべてのおすすめ
はじまりのまりを蹴りました。誰も傷つかないよう、わたしがきみをよびよせるたび、わたしは嘘つきになって、きみがきみのいるところだけが透明になってゆく。テトラポッドは波しぶきをくい止めて。非常口のひか .... はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 .... 夜更けのキッチンの窓辺に置いてあるクロッカスの白いふさふさな根っこが揺れた

ボイルしていたエビが跳ねた

ハードボイルドな銃声に

星もわたしもたじろがない

それはフィクシ ....
元旦
ぽかんと開けた口に

〈賀〉が入って わたしは   わたがし   になった   べたべた   甘すぎて   たまらん   と
〈誰〉が逃げだ   し
   わたがし  ....
ありのままをみせる蟻はいないけど、わたしたちはあるがままに暮らす人だったので、ゴシック体でゴシップ斜め微笑み返しでお互いの口の中へウィスキーボンボンを放り込み、舌べらで潰しあった。薄っぺらな唇を噛んで .... 裏庭にブリキのバケツをひっくり返して、置いておきました。

6月を迎え入れる準備です。

糸雨は
すまして
朝、早く
音もなく
いらっしゃるらしく

そんなおとずれ、ゆるしません。

あしあとをリ ....
さがしものは、た(か)らでしょうか?
いいえ、めでたいです。

おっちょこちょいから、めじから、うっとり、だめ、それから、やばい、とんずら、だから、うさぎ、またしても、いい、こいつめ、ぽあん、しばら ....
それはあなたの不在より

戻ってくる沈黙が

のしかかるあいだ

かくも連ねて

欲望のあいうえおの全貌から
「ん」でふんばってる「人」よ

みえる領域に

何云うつもりないなんて
何云 ....
感受性とやらが、あったとして、わたしのそれは、あっ、わたしの声がはいってるTOPVALUかりんとうたべて、あっ、わたしの声はいってるTOPVALUチョコレートなめて、あっ、わたしの声はいってないリップ .... (S(HE)) ぶたはしる
ねこはしる
いぬはしってるうさぎはねる
かえるはいる
やまねはまる
わにはずれる
しろくまはえる
つるはおる
かまきりはかる
カンガルーはける
くじゃくはこる
ばくはさめる
さるは ....
ピアノの鍵を握りしめたままソファーで爆睡していたら

ぺっちゃんこなホットケーキにならないようにベーキングパウダーは必要だって

ほっぺたにバスキアの王冠シールを貼られたの
でパンダの旅へ行ってしまい ....
おりかたがわからないんですと云ったあとの沈黙はこころを動かし

剥き出しヌードなことばは
ふたりのあいだに壁をつくり

今夜うさぎだからって
はげしくなついてなめたものは殻

問いは訪い、 ....
ふたりなくて

ひとりなくて

ことりなくて


〈こ〉と、なく



のなく方へ



〈ことりっこ〉





しあげましょう
「素因はたぶん、耳ね」
おまけに、抜け落ちる髪と繋がっている緩んだ肉体は耳のためにあるらしく
耳の熱を冷まして寝ないと
ふとんに泌み込む塩素にわたしの夜を知られてしまう

「結果はたぶん、口ね ....
トイレットペイパアになった語だもの

よわいの

みずからに

てれるの

むこうみずに

ながれるの

みずかけろんに
しょげるの

みずいらずに

とけるの

なみだに


 ....
本がサンドウィッチされた日本語を
シャンプーリンスして
バスタブー跨いで
くばるいばる
うすきみわるいとりこは
わたしを吸収合併した
いぶりだされ
むしりとられ
なめられた
計算低いわたしの皮 フた ....
たちまちに走る いわば きみに
余白はない

断片ばかりか
木っ端みじんに インクを塗りながら

やってくる

枝は

そらつかい

ほらつかい

木が森をかくす前に

ふるい ....
スピード感を着た〈ち〉 は
ねずみの時間を生きているようだ

暇は肩身が狭い

電脳空間で
ヒマをマヒされられた〈ち〉は
走り続けて
衝突することで終える彗星のように
終わりに向けて
記憶を更新 ....
食欲がなくなったうさぎの糞に異物が混ざっていたのであわてて医者に連れて行った

催花雨降る午後3時
猫が毎日パトロールする学校の裏庭ではメトロノームだけがなっていた

医者は云う
「球体からの指令 ....
ぎょうざを焼いていたら
「星の王子さま」を読みたくなり
けれど本がみつからず
木を抱くようにあなたを抱いて
森との正しい関係について
ためらい
分割払いのようなキスは
うわのそらで
お互いの調和は水 ....
あっというまもなく発射オーライかけ声もなくあ〜とかたもなく
あぜんとおぜん
ひっくりかえり
なすすべもなきもなさけもなくもないのに
ないのはないよう
たれながされた
たらしがたらしにたらしめてためしに ....
サバは猫ではなかった。

猫がサバだったのだ。

おもい。

わりきれない素数のように

バサッと

樹のうえから降ってきた新しい猫と屁理屈を彼女はうけとることにしたのだ。

おもてなしうらなしてだ ....
はげしい頭は孤立して
手段ははしる

さわさわ濁ったざわざわを
電話線に流して
コンビニでおかゆ買って
食べて吐いて食べて
笑って吐いて

さらったあなたを冷蔵庫に保存した
刺身は2日
牛乳は1週間
 ....
3日分かけた月みてたら
あなたにあいたくなった

いしがよわいの
いしはかたいでしょ

ヒステリック疾走すてたく
スパークするメードインしずおか
かっさらって裸のあたま
つや消し音は馬とびしながらす ....
かはかし
かばはばかし
ししはししし
ねこはこねし
いぬはぬいし
うまはまうし
くまはまくし
りすはすりし
かめはメカし
やぎはギアし
わしはしわし
くまはまくし
わにはにわし
たかはかたし
うはう ....
インクを買いに行ったまま
わたしは帰りませんでしたが
あなたはあやまらなくていいのです
わたしもあやまりません

外を歩くともなく歩いても
柿の葉のみどりがからだに痛いだけです

職業欄に書くことがな ....
みち たりない
せっせっせの
よいよいよいひくいまくら
まっくらすいみんへ
にっきかいてから
いとでんわしてから
ひやしてひやかし
さかりばあ
足辛ず
かみのけ
とかして
すいて
ゆびゆくピンク
きゅ ....
所沢航空公園で昼寝していた犬と目が合ったからにゃんと挨拶してミドリの窓口から森へムンクの森へ備えないから憂いもある改造屋からにげます

逃げるげるげるげるげる荷げるげるげるげるげる逃げるげるげるげるげ ....
たまがつくられるという長い手紙を書く発語の根は脳睡してひるがえってひるがえし走ること限界などどうでもよく走りながらよく視えるできないことできたことは視えず走るまばらなゼロ覗くことからむからまれからみた ....
乾 加津也さんの阿ト理恵さんおすすめリスト(34)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
A_DOG_DAY - 阿ト理恵自由詩12*15-1-28
冬、はじめました。 - 阿ト理恵自由詩18*15-1-16
重星のこすれる音 - 阿ト理恵自由詩8*14-12-9
我田引水- 阿ト理恵自由詩10*14-1-3
WORD+L=WORLD - 阿ト理恵自由詩19*13-9-9
つゆの音もだち - 阿ト理恵自由詩10*13-5-31
じゃれ・あ・ら・Mode_[ご挨拶編] - 阿ト理恵自由詩4*13-5-22
「ん」まで踏んばった「人」へ - 阿ト理恵自由詩13*13-3-11
そんなあまい感受性なら、かくしてしまえ! - 阿ト理恵自由詩6*13-1-21
彼女のなかに彼がいる- 阿ト理恵自由詩8*12-12-26
どうぶつはしる- 阿ト理恵自由詩9*12-10-22
ウサギはさみしいと死んでしまうなんて嘘だって、知ってましたか ...- 阿ト理恵自由詩12*12-10-4
あした- 阿ト理恵自由詩4*12-9-24
ことりっこ- 阿ト理恵自由詩3*12-8-3
それは、たぶん- 阿ト理恵自由詩8*12-7-24
流月- 阿ト理恵自由詩5*12-7-24
とりこ- 阿ト理恵自由詩7*12-6-29
木走り- 阿ト理恵自由詩3*12-6-25
わずらった〈ち〉- 阿ト理恵自由詩6*12-6-4
球体からの指令- 阿ト理恵自由詩7*11-6-14
みどりになる日- 阿ト理恵自由詩14*11-6-13
あるひ- 阿ト理恵自由詩7*11-5-10
サバ- 阿ト理恵自由詩9*11-2-19
泣かない女- 阿ト理恵自由詩10*10-12-18
GIRL_MEETS_GIRL- 阿ト理恵自由詩6*10-12-15
どうぶつくらし- 阿ト理恵自由詩4*10-12-14
待つ目- 阿ト理恵自由詩5*10-11-17
うつくしいひと- 阿ト理恵自由詩6*10-11-16
逃げる- 阿ト理恵自由詩8*10-11-15
発語の根- 阿ト理恵自由詩4*10-10-31

Home 次へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する