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ときめきを紙飛行機に託す夏の夜
すれ違っただけのあのひとが忘れられない
再会の祈り込め
紙飛行機に託す夏の夜
飛んで飛んで紙飛行機
どこまでも飛んで
わたしの想い乗せ
あの星までも
あ ....
葉っぱが微笑んでいる
もうすぐ枯れて落ちてしまうのに

私達が やがて落ち葉になったなら
どうぞ皆さん 踏んでください
素敵な音楽 奏でましょう

葉っぱは その命の最後にも
悔いは無 ....
 
メガネをはずそう

まわりがかすむよう

少しは自分が見えるかもしれない


 
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フリーという言葉に何を思い浮かべますか?


海月(くらげ)?


海面に写る月の影のように
ゆらゆら揺れて
掴もうとする ....
そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


簾に打ち水
蚊取り線香
朝顔凛々しく
ついでに懐メロ

 ....
与えられた絵具の
いちばん暗い所を指さして
言われたことが
愛でした

あんなにためらいなく混ざりあったから
すっかり忘れていたけれど
紫は
海と血で出来ている

ずい分時間が ....
869回めのキスを一本足で迎える 七月の波止で
新月のような魚を釣るひとたち
豆アジの季節だ
いつ
どこで
魚のかたちに孵化したのか
釣り人はそれを知らない
月のように丸くなるは秋のおわり
一掴みのアジになる

今 ....
冷蔵庫に賞味期限切れの
ちくわが一本残っていた
二日しか過ぎていない
まだ大丈夫だろうと
丸かじりする

食べながら
ちくわの穴と対峙する
もしかしたら……
別世界が見えるかも知れな ....
風が変わったら彼に伝えて
セイレーンの歌を聴かせてあげるわ
一度聴いただけで夢中になるのよ
海が青く輝いたならそれが合図

やさしくしないであの頃の私は
恋に夢中になりすぎて何も見えなかっ ....
大勢集まってきたからって
花見に来たんじゃねえよ
人間を見に来たんだ

大声出して
カラオケとかいうんだって
酔っ払って歌っている声が
山の中腹まで聞こえてきて
でも 聞きに来たんじゃ ....
しんしんと夜の降り積もる
時計の針をすすめているものは
いったいなんなのだろうか

森深く一角獣のみる夢が
遠く聴こえる気がする
こんな夜にふさわしい響き

一角獣が問う
あなたの角 ....
    コンパス

―家でコンパスを使って円を描く練習をさせて下さい―
先生から届いたメール

 さあ、早速コンパスを使ってみよう!
 こうして物差しで半径の長さを測ったら
 紙に針を刺 ....
夜明けの空の椅子に腰掛ける女神が
今朝はなみだせず
澄み渡った東京の青を見せてくれた
いまの彼女はとても気紛れ

やがて陽も落ちてしまった頃
わたしはまた、時を不幸にしたと嘆く
いつもの ....
麗らかな忘却の朝
とりとめのなく少女の眠る家
旅人のために庭では薔薇の惜しげもなく
善い水を湛えた井戸はそこかしこの
古の村の

麗らかな忘却の夜
朗らかに悟って少年の眠る家
旅人のた ....
 
涙が しょっぺー

砂糖をぶっかけても しょっぺー

わかっちゃいるんだけどなー なー




 
わたしは
片付けきれない部屋
足の踏み場もなく
散らかったまま
古い紙袋からは
見つかってはヤバいものたちが
虎視耽々こちらを窺う
ベッドの中には
初恋の人を模した
バラバラの詩体
 ....
今思えば、私は最初から躓いていた。


小学校一年生の算数の授業。

たす、ひく、たす、ひく。

簡単な問題でも両手を使う。

両手で足りなければ両足を使う。

えんぴつ ....
こんこんあんたはどこゆくおひと
日もくれ 野もかれ たびするおひと
げるげろ ふとっちょ ひきがえる
めそぽたみやあの 古池や

 ―――もっと もっとはげしく

おんおんあんたはなぜな ....
緑の葉先から一滴の雫が零れた
一滴の雫は私の腕に落ち壊れた
壊れないままの雫は葉先で揺れ
ぶら下がり地面に落ちて壊れた


私は頭上に雫になって落ちよう
雫のまま壊れず頭上に留まろう
 ....
母のゆりかごの中で
赤子はやわらかく眠る
そこが永住の安息の地であるかのように
母の鼓動と赤子の鼓動が重なり合って
まるで三日月の夜のセレナードの聴こえるかのよう
母の恋人は夜勤で不在
赤 ....
インク花の囁きのさやかなるここは
六月の雨の庭
アジサイの清楚に花盗人の恋をする
いのちの謳歌の聴こえる
ほら、あちらではカエルも
カタツムリもそれぞれに
恋をしている

乙女もわざと ....
ごく普通のおばさんです

暮らしぶりは平凡ですが
お小遣いを稼ぐために
少々 仕事もやっておりまして
それを理由に家事は手抜している
ズボラな主婦でございます

趣味はスーパー銭湯とグ ....
天井を見ている
小さな丸い大きな目を開けて
右手は暗号を司る 特徴のある握り拳
海ぶどうのハーモニカのような 足の指
口は ホーホーと開いている

天井を見ている
見渡せる限り 見ている ....
ちゅんとしか
啼けないでなく
ちゅんとしか
啼かない

くちばしの
下にある
君の発音器官が
そう決めたから

多くの言葉を持つ人は
たくさんの選択肢を持つけれど
ほんとうに伝 ....
 
風船をふくらませる

ギリギリまで、ひといき、またひといき

これが、わたしの 愛



 
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*


言葉が漲っていますか
心が漲っていますか


前を見ていますか
手を握っていますか


感じていますか
感動してい ....
   怒鳴りだしたい
   衝動を
   奥歯で噛みつぶす

   瞼の裏に溜まった
   悔しさを
   ギリギリの精神力で
   持ち堪えている

   溢れそうな感情を
   ....
一片の未練もなく
人を切ることができるなら
こんな憂鬱な雨の中だって
やすやすと泳いで渡っていけそうだ

あなたは繊細だから、と
人にいわれた
それは褒め言葉ではなく
弱い人間だと露呈 ....
ふるさとを知らない
おふくろ、ってどんなだろう
父さんは愛をくれたひと
猫も愛をくれて、もういない

いまテディと暮らしている
終の棲家となりそうだ
産まれたベッドは東京だから
ここも ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7227)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の夜の紙飛行機- もっぷ自由詩414-7-8
葉っぱの心- もっぷ自由詩514-7-7
メガネをはずそう- 殿上 童自由詩22*14-7-6
フリーでありたい_/_手段こそが望ましい- beebee自由詩28*14-7-6
風流夏館- もっぷ自由詩914-7-6
- はるな自由詩714-7-4
869回めのキスを一本足で迎える- 北大路京 ...自由詩5*14-7-3
文月の詩- たま自由詩14*14-7-3
【_ちくわ_】- 泡沫恋歌自由詩22*14-7-3
セイレーンの歌- 未有花自由詩17*14-7-3
花見猿- イナエ自由詩7*14-7-2
しんしんと夜- 梅昆布茶自由詩1814-6-30
コンパス- 夏美かを ...自由詩36*14-6-30
星を見たい- もっぷ自由詩814-6-30
寧去- もっぷ自由詩414-6-30
しょっぺー- 殿上 童自由詩21*14-6-30
ひとつの殻の中で崩壊して往く- ただのみ ...自由詩22+*14-6-29
数学的思考能力の欠如- 時子自由詩22+*14-6-29
てまりうた- 乾 加津 ...自由詩11+*14-6-28
雫の夢・・・- tamami自由詩1014-6-27
いのち素描- もっぷ自由詩414-6-27
六月の埋葬- もっぷ自由詩5+14-6-27
【_おばさんの呟き_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-6-24
天井とお空- 朝焼彩茜 ...自由詩18*14-6-24
はずれくじひいたみたいなすかすかのオレンジを憎んでみたりする ...- そらの珊 ...自由詩20+14-6-23
風船- 殿上 童自由詩19*14-6-23
自分に問いただす言葉_/_信じています- beebee自由詩24*14-6-22
【_表面張力_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-6-20
【_愁雨_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-6-17
てのひらの上の名前- もっぷ自由詩1014-6-16

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