すべてのおすすめ
 
ウソやないけど

ホンマでもない

アタイの 後ろ髪


 
   「砂浜に抜ける路地」を一つ拾ってきて、波の音
   を額縁に飾る。愛という言葉で何を隠したいのか。
   行間には関係性だけがあって鞄には入らない。み
   んな事情を抱えていて、 ....
からからのバッテリー乾涸びた空の青さを思うんだ
幻のアトランティスだってもうちょっとしっかり存在しているはずなんだ
蹴り上げた空き缶が乾いた音で転がってゆくのさ

指の数を数えて確かめる鏡を見 ....
どうしたのきょうは眠れないの?
目をぱっちりと開けたまんま
だってわたしが眠ると母さんも安心して眠ってしまう
今夜はずっとわたしをみていてほしいから

だからわたしは眠らないの
母さんは少 ....
言論の自由の中で
わたしたちは饒舌な唖になる
会葬者の囁きにも指先を踊らせるが
本心は棺の中
乾き切った筆のように横たわっている

表現の自由の中で
わたしたちは着飾ったマネキンだ
禁 ....
次の冬のために
てぶくろを洗う
寒くなると
きまって血流障害を起こす
私のやわな指先を守るための
カバーたち

毛糸で編まれたもの
外国のお土産でもらった
ムートン製のグローブみたい ....
吊り橋の真ん中で二人は懐中電灯を消した
月も山の木立に光を隠した

手を延ばせばそこには異性がいた
何時も顔を合わせている相手だったが

不意に訪れた二人だけの世界に戸惑って
互いに黙っ ....
ここはもう戻れない金平糖の国
甘さを装って溶けることのない呪詛
が降り積もり降り積もり見た目ばかりは
綺麗だろう有り難かろうときょうも恩を売っている

色とりどりに騙されたふりをして
住人 ....
アナログ時計の夕日が沈む頃
わたしにSOSが届く
しなやかな息継ぎが人人を魅了する
そんなクロールに憧れるだけの

泳げない魚は歎いて、ついに
陸に出て腹をみせて
跳ねて転がってそして
 ....
そとはいつくしまれている
陽光は燦燦と花へ草へ
木木はそよぎ梢には小鳥
されどわたしはなみだする

薫風はきっと平等に
いきものの気持ちを運び
かなえることのできる場所へと
いざなって ....
花びらの縁に
ほのかに薄紅を帯びた
白い野茨で
五月の少年の情景を縁取る
マーケットで二個入りケーキがセール
さらにそこから五十円引き
たぶん賞味期限のせいだろう
とレジに持って行くために手に取ってみた

あまりの軽さに食欲はどこかへ
売り場に戻してこれは、と考 ....
君の白い指が好き手紙を書いたり電話をかけたり
ときどきみみたぶを摘まむ癖のある君の指が好き

苛立って乱暴に鍵盤を叩いたり上手に包丁を操ったり
水道の蛇口をひねる君の指が好き

ず ....
思わせぶりに哀しみを首から下げて同情を拾い集める卑しい心根
人の好意に素直に応えられずにそっぽを向いている臍曲がり
拗ねて見せれば彼女の気が引けると思っている浅はかさ
自分を顧みずに周りや環境の ....
焼き芋売りのおじさんが
自慢の芋を 「新聞に包むんが一番 うまいんだ」とか
「栗より甘いよ ほら十三里だよ」と渡してくれて
九里たす四里で 十三里なんだよ とか なんのこっちゃか解らんこと ....
都営の新築は完了し
古い全ては閉鎖となった
わたしが愛してやまなかった
あのプチな小路のある庭も

二年後には公園ができるって
巷の噂は嬉しくはない
四季問わずとりどり銘銘に
花花好き ....
狂ったように咽び泣く
鳥を空を花を風を
思いたいと願うほどに
なぜにどうしてこうなったと歎いてる

理解を超えた偶然の重なりですよ
と誰かわたしをあきらめさせて
いまだに早春のさやかな海 ....
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた

朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ....
多摩川にて貸しボートに
ゆられるともなく
空いたコカ・コーラの缶は
転がるにまかせ

ふとここを
佐渡の流刑地だと思ってみることにする
みやこわすれに導かれたか
さきほどみたあの紫がよ ....
朝の露を集めて飲み干すと一日の呼吸がはじまる
君の寝癖を愛おしいと想うんだそんな朝のパンとコーンポタージュ
なんの変哲もないひとときをゆっくりと味わって幸せと名づける

人生は定義のしかたでど ....
遠近感を失くした心に
圧し掛かるコンクリート色の空
それは浮力を相殺し
ひと気のない公園の片隅に
鳩のよう
視線は堕ちて行く

否定も肯定もしない
午後の息苦しさは
酸欠した金魚のよ ....
 
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
 ....
生活の棘を確かめながらも飛行経路を探る 君の声も聴こえなくなったんだ
風は凪いでいるがこころはアゲインスト 僕の翼はどれだろう
フラッグが高々と上がり アーユーレディ?

準備不足だらけの間の ....
 田んぼ


乾いた田んぼに水が入って
追いつけないままに去っていった
春の詩をようやく諦める

花菖蒲は元気に咲いている
紫陽花もゆっくり色づいてゆく
発芽した朝顔は満員電車みたい ....
とってもうるさい上の階

上の階には飢えが無い

飢えが無いからわからない

・・・わけじゃなかった

知っていた

特にうるさいお休み日

お客がいっぱい集まって

ドン ....
とってもうるさい上の階

上の階には上が無い

上が無いからわからない

・・・わけじゃなかった

知っていた

特にうるさいお休み日

幼子ふたりとその父と

ドッジボー ....
捨て惜しみしない程度の見栄があるから
いま泣いているとは言わない
カタチばかりの悔しさがあるから
いまを明かしたくない

きょうがあった
さてここで蹴りを一つ入れる
あしたものこのことや ....
いつもヒーローのかげで彼の役回りは決まっていたんだ邪悪の仮面を纏わされてね
子煩悩な彼の私生活なんて誰も取り沙汰もしないんだね

彼の故郷は地球よりも遥かに道徳的に高次な世界善悪さえもありはしな ....
 
アカシアの雨がやむときをききながら

雨がふっているんじゃないかと、窓をあけてみる

月夜なのに、こんなに明るい月夜なのに、



*YouTube アカシアの雨がやむとき (西 ....
おかあさんのことを
ちゃんと想っています今日

カーネーションやリボンつきの包装紙を
横目でみて通り過ぎ

なにをいっても
もう遅いと
それもいいわけ

とにかく
おかあさんはげ ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7227)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
後ろ髪- 殿上 童自由詩17*13-5-19
そよ風を折りたたんで- 空丸ゆら ...自由詩1713-5-19
充電器が欲しいんだ- 梅昆布茶自由詩713-5-19
母さん- もっぷ自由詩313-5-18
それは薄汚れた顔で笑っている- ただのみ ...自由詩19*13-5-18
カバー- そらの珊 ...自由詩20*13-5-18
吊り橋- イナエ自由詩11*13-5-18
金平糖- もっぷ自由詩313-5-17
間違えたかった魚- もっぷ自由詩613-5-17
日日- もっぷ自由詩113-5-17
水彩小曲- 塔野夏子自由詩2*13-5-17
そしてケーキにも罪はない- もっぷ自由詩413-5-16
- 梅昆布茶自由詩613-5-16
嫌な奴- 梅昆布茶自由詩9*13-5-16
栗より甘い- るるりら自由詩11*13-5-16
プチな小路のある庭は- もっぷ自由詩213-5-15
諦観まであと3センチ- もっぷ自由詩313-5-15
あしうら- そらの珊 ...自由詩23*13-5-15
紫時計- もっぷ自由詩313-5-15
モーニングカップのなかの陽だまり- 梅昆布茶自由詩513-5-15
名無詩- ただのみ ...自由詩21*13-5-15
自分お料理は苦手なんだけど今夜はカレーライス- Lucy自由詩26*13-5-14
クラッシュランディング- 梅昆布茶自由詩1013-5-14
北の亡者/Again_2013皐月- たま自由詩35*13-5-14
もうひとつのスローターハウス- もっぷ自由詩313-5-13
スローターハウス- もっぷ自由詩513-5-13
- もっぷ自由詩313-5-13
電波星人の孤独- 梅昆布茶自由詩813-5-13
アカシアの雨がやむときをききながら- 殿上 童自由詩24+*13-5-13
おかあさんへ- 朧月自由詩413-5-12

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