すべてのおすすめ
氾濫する
春の本流を立ち泳ぐ
辺りには甘い毒素が満ちていて
脳から先に侵されてゆく
あらゆる感情の結び目は解けて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断さえおぼつかないまま
い ....
からっぽのぼくだけど
きみでは満たされない
本を読んだら
真っ黒のジュース
ぼくに満たされる
からっぽのぼくだけど
よれよれにはなっていない
天日干し一夜干し
流れ星がいいな
目 ....
忙しいのに
嬉しい
人の役に立っている
感謝してくれる。
体はボロボロ
疲れている。
体を横たえると
いつの間にか寝てしまう
目をつむると
光視症
マンデルブロ集合
アイ ....
城をあとにした。
大きな湖
山々の壮大なる
景色
もう王冠や彫刻や壁画は
うんざりだ
幼稚園生には
苛酷だ
レストランのチーズも
嫌いだ
クロワッサンを
ココアにつける事 ....
私は弱虫
だからいつも笑ってます
悲しい事があっても
苦しいトキでも
私は笑う事をやめません
馬鹿にされたって
下げずまれたっていいんです
笑 ....
マージャンに負けた
久しぶりにした。
疲れるだけで
何の役にも立たない。
農業の本を施設に
寄付した。
喜んでいた。
総額45000円なり
君はまるでバタフライ
好きな花に止 ....
長い長い、ゆめが落下して
重さを忘れたわたしは、大きな幹の鼓動を聴いている
その音と音のリズムが春の速度と似ていて
甘い甘い、きみも落下する
そこらじゅうに溢れているのは、
多分、今年の
....
例えば
絡まった糸を
丁寧にほどいていくように
例えば
築かれた壁を
一つ一つ壊していくように
話して、泣いて、理解して
受け止めて、笑って
....
よっこらしょ
そんなことばが口癖となった
ひとしきり身の回りの片づけを終えると
臨月の大きなお腹を抱え物干し台兼用のテラスへ這い登る
白いペンキを塗り重ねた木製のデッキチェアに身を委ね ....
脈打つ心臓
はらはらドキドキ
冷や汗をかく
アドレナリンどくどく
理解してくれる人
選挙事務所ではらはら
ATMでちょっと待って
思い出せない上司
やる事ばかりの用事
上司に ....
光があっての闇
正義があっての悪
影があっての暗闇
君があっての僕
世界があっての僕
人があっての愛
音があっての思い
感情があっての性格
....
あたたかな骸
ころも脱ぎ去る
ひかり ひかり
拾うしぐさ
つぼみのように
水にふたつ
目と頬のはざまの歴史
ひとつの舌で掘り起こし
あなたは指の国境を消 ....
アロー!アロー!
くだらない芸人
世界の崩壊
短絡主義の絵本
命の物質化
上辺だけの付き合い
愛って一体なんだ
与えられた仕事
ボスの不在
リーダーのいない日本
心の美しさ ....
あの現場の写真を見た
瓦礫はすべて撤去され
金網や柵に囲まれたそこは
グラウンド・ゼロと呼ばれていた
そして現在 私が住む街の駅前に
デパートを取り壊した後
再開発計画が頓挫して
....
別れの時を惜しみ
後に尾を引く
甘い愛の味
君は私を振った
私しゃ未練も何もないけれど
秘密を打ち明ける。
君は太った。
俺は痩せた。
今年初めて花粉症に
なったそうだ。
....
たくさんの間違えをした
消しゴムはないから
二重線で消して
新しい答えを脇に書く
ちょっと自信がないんだ
言い訳をしながら
そしてまた不安になる
二重線で ....
すっかり生ぬるくなったビールの向こうに
睡蓮の花が物憂げな顔で座っている
白い陶器の肌が青ざめて
透き通った光沢を放っている
その清楚な肌に触れることを許した
借金まみれの男の手が離れそ ....
イカス奴だぜ
ダボタン穿いて
シャコタン乗って
イェーイ
チェケイッアウト
このパスタはいかすぜ
ナンバーは8181
シボレー乗ってお出かけ
帽子は後ろにかぶり
ブレイクダン ....
今日もどこかで
不協和音が鳴り響く
ときに耳のすぐそばまで来ていたりもする
白い鳥と黒い猫が共存し
赤い車の排気ガスが妙に息苦しい
石油がなくなるとき
文明はなくなるという
....
目を閉じて
初めて
私を見てごらん
あの頃の時代がある
近すぎてありがとうが
近すぎてごめんなさいが
言えない。
新鮮に思えば感動になる。
気を使って
大切にして
頼りにし ....
新じゃがは
つぶさずに
サラダにすると
美味いです
つぶしてしまうと
生まれたて特有の
水分が邪魔をして
ほくほくしません
だから大きく
コロコロとしたまま
サラダにすると ....
愛にあふれた人
愛にうえた人
愛にみちた生活
愛にかこまれた生活
仕事の山
自制の毎日
ランデブー
デジャブー
日の光に照らされて
そよ風に流され
一人ぼっちで散歩する。
....
春になったばかりの頃
白い帽子を追いかけて
春風の中を駆けて行った
草原の若い草からは
真新しい緑の匂い
南の方からは
温かい日差しがさして来る
空が青くて
眩しくて見れない
....
白い時間のうつわ
網膜のひだまり
ベンチでうつらうつらしている間に
思い出が回遊してくる
おはよう
さよなら
おはよう
さよなら
巻き戻される行き先 ....
ピアフ ピアフ
情熱の心で 愛を感じとって
わたしは子どもじみて
とても純粋
霧の晴れた朝に目覚め
小鳥の声でさえずる
ピアフ ピアフ
生きている 光を求め
そして飛ぶ 高 ....
ねえ意地悪いわないでよ
もう少し後にしといてよ
言い値でしとくよ、そら
ほんとさ急かすなよ
もう後になんか引けないし
通る人の目も冷たいし
翻弄されては儘だし
かという訳も手は無し
....
腹をすかせている子に
乳とパンを与える
喜んで飛びつく
重圧を感じる。
長女に久しぶりね!
と言われる。
痩せたね。と気が付く
人の話に耳を傾ける。
あーいい加減楽になりたい
....
春を告げるなら
サヨナラの前にしよう
白い息を吐いて
抱き合ったぬくもり
競争して
部屋への帰り道
笑いあって
息を荒くして
そんな
冬の思い出
寒いのに
暖かな思い ....
ラクダに乗って楽だ
砂漠をひた走る
毎食ビーフジャーキー
水は朝露飲んでます。
時間はゆっくり流れ
信じるものにすがり付き
心を癒し
シコリをほぐす。
人と出会い、別れて
人 ....
繋がって
また
諦めた
歯がゆさで
ワンマン電車が走っていく
わたしの
肯定を知りたい
たくさんの競争心を
おぼえたふりをしていたらしい
甘やかされている時間にはふと
だれ ....
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