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遠い国で内戦があった

銃弾に倒れた人
爆弾に吹き飛ばされた人
炎に巻かれて焼かれた人々や

たくさんの人間が血を流し死んだ

勝利者は誇らしげに
殺した人の数を発表する
その中に ....
  席はあったが
  わたしは座らなかった
  銀いろの月によく似た
  さみしい言葉だけ胸の奥に置いて
  けれども誰にむけたものかわからず
  きまり悪い笑みをうかべて わたしは ....
先生、
私はめだかを飼っています。
卵から孵化させました。
毎日餌をすりつぶしてあげています。
ぱくぱくぱくぱく
みんな美味しそうに食べます。
おいかっけこはしょっちゅうです。
お母さん ....
今日も誰とも口をきかなかった
一日が終わるころ
帰宅したあなたが
ささくれの出来た指に唇を寄せ
舐めてくれる

チクチクした少しの痛みと
往復する濡れた舌のやわらかさ

やがてふやけ ....
 
燕 空をきりとり

風 わたる


空騒ぎの春は、とうに昔


 
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その人の手は
ほっそりとして
冷たい手だった


いや冷やかな手だった


上手く想いが伝わらないが
こちらの熱を冷ましてくれ ....
すべる 若葉の上を
果てしのない空の歴程を越え
円い揺りかごに大地を包む

はねる ピアノのように
ひび割れた思想の冷たい黙示の上を
目覚めの兆しを死者の鼻先で踊る

はじける 終わり ....
ほら首都高が唸り始めた
まだ週末には一日早いのに
しかも近頃は人手不足
売り手市場だって

遊んでないで仕事に励めよ
わたしの部屋にも一通届いた
握りしめて鍵をしっかりと確認してから
 ....
よく晴れた朝のテラスで 鳥達のさえずりを聴く。
少ない睡眠でみる暗い夢が表の世界に放出される。
私は庭に咲く菜の花に囲まれて
今ここに在ること そのことに深く感謝する。

全ては思い過ご ....
 凪いだ水面のしずかさで
 花のように老いてゆく
 女がいる


 さくら
 と よばれた
 ひとりの女は
 ひとりの男の
 妹で


 おまえのよろこぶような
 ....
 
もしも猫だったら?

あたいは、段ボールの角で凍える子猫さ

何も信じやしないさという目をして、何かを待つ捨て猫さ



 
いくつかの断片を繋ぎ合わせると
私達は深く愛し合っていた
(それは思い違い)

記憶は時間を経るごとに
正しい記憶も思い違いもすり潰されて
いくつかの断片しか残らない

あなたに私の断 ....
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丸い小さな石が転がった。

その時なにかが動いた気がした。


ほんの小さなことが
世界を動かしている。
宇宙を動かしている。

 ....
無理やり押し殺した感情はあった
具現はなみだだった
部屋に帰ってしっかりと鍵も確認してから
こぼれ落ちるにまかせてみた

止まらない止まらない
こんなにもあったのかと
いとしい形たちに
 ....
海に来た
理由、必要かい
海に来た
海に来た

五月晴れとの予報は当たり
かもめは冴え冴えと
風に乗っている

東京の埠頭に匂いがないと人は言うが
わたしには聴こえる
埋め立ての ....
なみだしかない日がある
ひとりだけの日ばっかりで
週末は私を孤児にするし
首都高では公認のお祭り騒ぎ

いつからか某リゾートが
花火を控えめにやるようになって
気がついたら穏やか上手な
 ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
青いドームを突き破れ!
そうして憧れは
宇宙の彼方まで飛んで行くことだろう

僕らは青いドームの下にいる
まるで手の届きそうな天井に
僕らはいくつもの夢を馳せる

あの青い空間は一体何 ....
{画像=140506151840.jpg}

ぼくはズンズン身長が伸びて来て
視界が俯瞰して行くんだ。

小さな町の煙突を抜け
東京スカイツリーを抜け
視野が120度、180度、、、、3 ....
 
ふにふにヘッドに ぷにぷにボディー

世界平和は無理だけど

守ってみせるぜ 家内安全 どすこいどすこい



 
空が低くて恋のない街 蛇口から 
    ゆっくりと
         こぼれて
             おちる
透明で
   ふくよかな
        水の
          躍動よ
掌を
  舟 ....
泣いちゃいけないよ
って言わないで
俯いちゃいけないよ
って言わないで

言ってくれないから
泣いている
言ってくれないから
俯いている

雨降りお天気は
きょうもお元気
街に ....
横浜の姉に電話する。
料理や家事のことでわからないことがあると
姉にきいてみるのだが。

姉もだんだん逝った母に似て
話が長くなってきつつあるようだ。

煮ると焼くしかない僕のレパートリ ....
   砂地にのびる
   影法師
   不機嫌な男みたいに
   息苦しくて
   湿っぽい
   気圧が下がってる
   きっと
   嵐の前触れだ


           ....
{画像=140426112527.jpg}

都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた

1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ....
子どもの頃
大縄跳びが苦手だった
自分の順番がきて
入るタイミングを計っているが
なかなか飛び込めなくて
戸惑っていた

後ろから
早くと背中を押されて
飛び込んだら
いつも縄を踏 ....
 
おいらの悲しい涙をみたのは、おふくろとおまえだけだ

おいらの悔しい涙をみたのは、おふくろとおまえだけだ

おいらがひとのために歌うのをきいたのは、おまえだけだ



 
去年もあのチョコ売れ残っていた 月明かりに照らされ
髪の束の影ができる
イヤホンから流れるギター
熱いコーヒーが似合う夜

漫然と過ごしてきたようで恥ずかしいけれど
詩作をする間は
温度をかみしめ、心に種を蒔ける
 ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7227)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_数字_】- 泡沫恋歌自由詩15*14-5-22
- 草野春心自由詩1014-5-21
生き物係- ららばい自由詩7*14-5-20
「ささくれ」- 桐ヶ谷忍自由詩8*14-5-20
- 殿上 童自由詩12*14-5-19
白い手の感触_/_憧れ- beebee自由詩23*14-5-18
_雨- ただのみ ...自由詩21*14-5-17
言寺の尼僧どの- もっぷ自由詩414-5-16
純心- ヒヤシン ...自由詩18*14-5-15
さくらの笑み- 石川敬大自由詩1114-5-15
捨て猫さ- 殿上 童自由詩13*14-5-11
「コラージュ」- 桐ヶ谷忍自由詩3*14-5-11
繋がっていくものたちへ_/_小さなアリが地球を回す- beebee自由詩19*14-5-10
正体- もっぷ自由詩214-5-10
潮風- もっぷ自由詩414-5-10
- もっぷ自由詩214-5-9
君に与えられた色- 夏美かを ...自由詩27*14-5-9
青いドームを突き破れ!- 未有花自由詩10*14-5-7
地球の先でノックダウン_/_ぼくは想像する太いモヤシだ- beebee自由詩22*14-5-6
どすこい- 殿上 童自由詩16*14-5-4
空が低くて恋のない街- 北大路京 ...自由詩214-5-1
目よ見よ見えない言の花- ただのみ ...自由詩20*14-4-30
- もっぷ自由詩314-4-30
姉と話す- 梅昆布茶自由詩2014-4-26
【_前触れ_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-4-25
黒猫_/_陽の当たる暗闇に消えていくもの- beebee自由詩25*14-4-25
【_大縄跳び_】- 泡沫恋歌自由詩10*14-4-22
おまえだけだ- 殿上 童自由詩18*14-4-20
去年もあのチョコ売れ残っていた- 北大路京 ...自由詩314-4-19
コーヒーと拠り所- モリー自由詩8*14-4-19

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