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砂を
体中の空いてる
穴に詰めていく
埋め立てた人工の砂浜の
ほつれたぬいぐるみが
さみしそうに息をしている
「あなたのコドモを産むよ」
と笑い
雨上がりの
草いきれで肺一杯にして
....
むっとするような草の匂いをかぎながら
僕は雨を待っているんだ
こんなふうに湿った空気の朝は
何だか楽しくてしょうがない
もういいかい
まあだだよ
ほら向こうで呼んでる声がする
....
黄色のひまわり
青い空
白い雲
桃色のそよ風
赤い日ざし
白いシャワー
橙のノウゼンカズラ
紫のキキョウ
白い空間
黄色い時計
青い血汐
赤い祭り
雪で
作った
小さな家
かまくら
かまくらの
中に入った
こたつで
冷えた
体や手を
暖めながら
子供たちが
仲良く
しゃべったり
笑ったり
とても
にぎ ....
庭に咲く
一輪の
紅い花
見ていると
笑っているようだ
人の優しい
笑顔のようだ
誇らしく
きれいに
咲いている
紅い花を
誰かの
部屋の
片隅に
そっと
飾 ....
誰もいない
冬の海辺に
かもめが
飛んでる
えさを
必死で
さがしているよ
かもめが
休んでいる
みんなで
羽根を
休ませてるよ
なにかを
思い出したかのよう ....
夏が始まった、合図は
とある田舎の公衆便所の片隅で死んだ
ごろりと横たわる、蝉の亡骸
子供たちは
入道雲に固形の夢を乗せ
大人たちは
ただ 暑い暑いと液状になる
若者は、なん ....
おにーさん おにーさん どうしたんですか?
失恋でもなさったんですか?
世界中の不幸を背負ってるような しけた面してますねぇ
そんな顔して黄昏れてたって モテないままですよ
「 海パン ....
周りには沢山いるのに
欲には底がない
誉められたい
人と繋がっていたい
気が付くといつも一人
側には誰もいない
喫茶店にも行けない。
皆女房子供がいる。
コウモリには帰るところ ....
蒸す夜の リージェントホテルの地下
急な階段を降りると 黒い扉が開く
すっとした冷気と
スモーキーな空間に吸い込まれて
おもわず{ルビ噎=む}せてしまうほどの
カウンターでバーボンコーク ....
くくくくく
ららららら
どんどんどん
ぱぱぱぱぱぱ
シャッシャン
ギーコギーコ
きらきらきら
あ〜あ〜あ
ぽんぽぽりん
てけてけてけてけ
ふわふわふわ
すたすたすた
....
今日は
とても
暑い
夜風に
吹かれて
風鈴が鳴る
「チリーン チリーン」
家の窓につけている
風鈴は
風にあおられて
くるくる
回っていた
夏も終わろうと
して ....
庭に
かまきりがいた
目が大きくて
黒かった
草の上に
止まっている
バッタを
じっと見ている
あっと
いうまに
つかまえた
そして
食べ始めた
私は
バッ ....
今日は
すてきな
夏休み
こんな
日には
水遊び
今日は
素敵な
日曜日
天気も
良いさ
夏の午後
おいで
遊ぼうよ
素敵な休日
みんなで
騒ごう
....
ホップステップジャンプ
楽しいな
愉快だな
優しいな
ヨーデルを歌い
角笛を吹き
民族衣装
木靴を履いて
絞りたてのミルク飲んで
チーズを食べ
また車で移動
音楽は国境を ....
最近妻がビヨンドになってきている
40過ぎだというのに
髪をピンピカリンの金髪にして
耳は穴だらけ
いくつもピアスをつけて
じゃらじゃらと音をたてている
夏だというのに
わざわざ ....
女の子がぺぽさん
私の父が一昨年前に
亡くなったんですよ、と
つぶやいた。
あまり面識がないのに
心を許してくれた。
とっさに「お父さん優しかった?」と
聞いてしまった。
何を ....
雨が上がった
夜の景色は
とても
美しい
葉が濡れている
葉に落ちた
雨のしずく
ぽたりと
落ちた
月の光に
照らされて
とても
きれい
素敵な
雨上がりの
月の ....
どんなときも
あきらめないで
前向きに
自分のために戦おう
君は
ひとりじゃない
ひとりぽっちじゃない
君の事を
わかってくれる人は
どこかにいる
どこかで
暖かく
見 ....
今日は
夏祭り
何を買おうかな
綿菓子
お面
おもちゃ
焼き鳥
たくさんあるよ
みんなで
踊ろう
盆踊り
深い悲しみを抱き
癒し
眠りに誘い
そして私は
深い悲しみから
解き放たれた吐息を聞きながら
夜の眠りにつく
夢を見た
走り続ける夢
人混みを駆け抜け
雨の中を走り
まだ走る
走り続ける夢
いったい私は
どこへ行きたいのか
何になりたいのか
泥に飲み込まれるような疲労 ....
毎日あくせく働き
晩には疲れ果てる
腕が痛くなる。
足が痛くなる
コーヒーいれて
くつろぐ
ドリップしたては
美味い
汗水かいて
ハンカチで拭く
日に焼けるのがイヤだ
帽 ....
信じるものが分かる
信じていい人がいる。
マニュアルなんてない
罪に生き罪に生かされる
嘘は決してついてはダメ
私を苦しませないで
私の愛は絶対だから
私の役割を果す。
助け合 ....
稲妻が光って轟きが来る
光った時もうその下では絶命してるんだ
じゃあ向こうから聞こえてくるのはいったい何なんだ
死んだ後に聞こえてくる音はどこから
電気の光が織り成す出来あいの世界で
....
ネクタイを締めることを望まれ
そんな暮らしなど思いもつかぬほど
離れたところにいた僕は
好奇心はあったが背筋が伸びる感覚より
繋がれた犬のように感じてしまう
自分自身の視線が ....
わくわく
ぷくぷく
ころころ
まろまろ
ぽんぽこ
でこぼこ
どってん
しゃらん
ぽりぽり
ゴッツン
ぷかぷか
ズンタン
幼い日の
みんなの
ひとり
ひとりの
それぞれの
顔が映っている
あどけない
いろんな
表情だ
夏の
日差しにも
寒い風の中でも
みんな
まぶしく
輝いてた
....
私の気持ちに
気付いてください
ときめく
この心を
受け止めてください。
あなたのことが
知りたい
私に
もっと
もっと
気付いてください。
{引用=月夜の{ルビ泡沫=うたかた}
ひらいた辞書に
針をおとす}
夜の端を
そっとめくると
月は
その裏側で
輪郭をにじませる
言の葉は
月影を背負い
蝉時雨の風と
果 ....
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