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古い五線譜からきみは
しゅるしゅると一本を抜き取り
四角い枠を作ると
そのなかに月面の色を塗った
それは正しいことだ
それは、正しいことだ
ぼくたちの耳 ....
あけましておめでとうございます。 たま
オロチ
箸は一本でいいと言う。
ふたりの子は箸を一本ずつ持った。
狐の権太はうどん屋に化けて
村の二本松の辻に店を出してい ....
自転車の ペダルを漕ぐ
すると世界も 一緒に回りだす
夕暮れの街並みは
河川敷の 向こう側
なだらかに傾いた 地平線に震えて
ゆっくりと 夜に向かって 滑り落ちていく
泉を横目に ....
緑色の植物が
芽を出した ベージュ色の
白いベランダで植物を見た
水色の空がそこに映えていた
自転車に乗って
そして 小さな 近くの池へ
誰もいない広場に
ぼんやりした色の へ ....
夜にざわめく
海原にちいさな風
ひかりを求めて
さかなたちが踊る
爪月のほとりに
熱がつづく
眠りを急いて
夢を強いて
はこばれるすべて
行き来する波
呼吸のやりとり
は ....
2人は別れる運命にある。
ハートはちぎれ
血を流している
契りは切れる
もし人生をやり直せるなら
もう一度チャンスを下さい。
全てが無駄になる
全てが言い訳になる
まだ好きなん ....
やぶ【×藪】
草木や竹が生い茂っている所。
へび【蛇】
《「へみ」の音変化》有鱗目ヘビ亜目の爬虫類の総称。
やぶ-へび【×藪蛇】
《「藪をつついて蛇を出す」から》よけいなことをして、 ....
僕は雪に魅せられる
とても切ないから
どんなに大切に受け止めても
一瞬にして消えてしまう
大事にしようと思う間もなく
手の中で静かに消える
でも一瞬だけ
ほんの一瞬だけ
その美 ....
遙かぶりだった信濃路
そこはペダルが都会よりも
緩やかに漕げる
遠慮してくれる
夏の日差しが
あなたの気配りよりも優しかった
裏庭の沼に急ぐ鴨の親子は
人間との僅かながらの境界 ....
墨染めの空を映して
ガラス、ガラスの群れ
強い光の訪れを
救済に灼かれる日を
待つ
立体交差の雑踏
四方向に
連れ立つことなく
分かたれることもなく
人々は歩い ....
僕には君が何を考えているのかわからないよ
こんなに好きなのにね
君を本当に好きなこの気持ちを今さらどうやって伝えようか
きっと君にはわかってるんでしょ
だから僕の呼び掛 ....
そと は
つめたくよどみ
暗い
十一時十五分
ガラスのくもりを 手で拭う
駐車場で
内側から
外側の色彩はさびしい
点滅する蛍光灯
ペンキの剥げた看板『 ....
何かをしようと思うのですが何をしていいのか解らず
家に一人でじっとしているのも寂しいものですから
出来るだけ服を着込んで嵐の様な風の夜に
月を見に出かける事にしたのです
月には雲がかかった ....
半身を傾けて右足の声を聞きながら
私は君が勧める歌を口ずさむよ
壁は乾いた笑いをむけ
白に囲まれた暖色の夜を待ち
私の青色が足りなくなれば
風をなでる横顔を
塗りつけておくように
人 ....
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第一章 夢に見る夢の覚め方 / 目覚める夢
目覚める夢を見たことありますか?
ふぅっと首を上げて気が付くと
目を開ければ車窓の外 ....
人に好かれ
また会ってくれと言われ
人に嫌われる
着信拒否をされる
人には春風の如く
己には秋風の如し
話しを聞き
常に疑問形
広く浅い関係が
始まった
まったりした
関 ....
All we get to tell you is truth.
I want to meet you again.
Long ago we separate.
Both quit smokin ....
何の為に生きているのだろう。
人の為?
そんな人いない?
自分の為?
そんなの情けない。
金の為?
みすぼらしい。
愛の為?
愛欲の成す術!
子供の為?
そんなものいない。 ....
月の出る夜
遠吠えのような声で
なく私
もしもこの恋に
色があるとしたら
紫
片思い
モンテカルロの確率で
恋は成就する
訳わかんない
夢は夢
現実は現実
夢は醒め ....
咲き方がわからなかったので
見渡そうと思った
女はホースで庭に水をまく
小さく集まった緑色はより濃厚になり
葉の先からぽたりと落ちる
はねっかえるのは強すぎる太陽
夏だ。
....
ね・・、きれいでしょう・・・。
踊り子は楽屋のソファに胡坐をかくように両膝をたてて
物憂い女陰をひろげて見せた
ラッパのふくちゃんは太鼓腹をきゅうくつそうに折りた
たんでひたいに汗を滲 ....
譲れる花 ゆとりある胸中
譲れない花 窮屈な嫉妬
晴眼のように 総てが見通せる
不思議な胸中
邪魔な信念が総てを遮る
不可解な嫉妬
譲れる花 お人好しな花
譲れない花 揺るぎ無い ....
こどものゆめ幻なんかじゃない
サンタクロースは社会的想像の産物だ
小学生のころ私のサンタクロースは消えた
べつのメルヘンを育てていった
自分が罪びとであるかのような
....
笑みを絶やさずにいよう
しずむあなたの灯台となるために
ずっと絶やさずにいよう
なんでもない大人の会話を
セクハラと言われた。
女は謝っておく事に
越した事はない。平謝り。
スケベでない人間は存在しない。
カマトトぶって
人を追い込める。
人は逃げてゆく。
....
23才の時の
凛々しい写真を
見て惚れ込む
体力も知力も全盛期
性格は尖がっている
痩せていて
えらが張っている
怖い。
今は丸く
優しく
黙っている
今の方が好き
....
生きることを楽しんで
常に良い気持ちで過ごしましょう
気づかない愛を受け
喜びに満ちている。
貴方に会いたい人は
沢山いる。
貴方を頼りにしている人は
話しを聞いて欲しがっている。
....
アイビーが空間を探っている
感覚だけをたよりに
つかまえて 己のからだを寄り添わせ
まだ見ぬかたちを具現しようと
精一杯手を伸ばし
探している
探している わたしも
この感覚だけを ....
言葉はしめっていたがよく燃えた
ガス・スタンドの男と
寝てきたせいだろうか
誰もが幸せであることを望み
それに見合うだけの不幸せを我が身に背負う
故に生きることは辛く
苦しい
※
ふと目覚めれば凜として未明の寒さ厳しく
曖昧では済まされないこと ....
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