すべてのおすすめ
目覚めておはようと
一人暮らしのわたしが
暦に向かって言っていた
太陽のある朝だ
まぶしくもない北東角部屋で
冷蔵庫を開けて豆乳を
そして胃のお薬もきちんと
、神さまはこのはじまり方を
 ....
 
都会の夜にまたたく星は必要だ

手をのばしても届かない それ

わたしにも、必要だ



 
偏差値脱いで朝の酒 夜と朝が交差する一瞬
藍色の空めがけて解かれる
淡い黄金(こがね)の帯
その真中を引き裂いて
真っ直ぐに飛んで行く 
お前は名も無き一羽の鳥

霊妙なる森の奥深く
未だまどろみから醒め ....
すり抜けて通すのは 藍色の液体
なぜに アンタはいつもそうなの?


ソンナこと アノ人に聞いておくれ


いやいや 責めているのではないの
ヒトリ歩きは・・・
できないのよね?
 ....
きしむ胸を金平糖で満たす どうか、私を弄んで下さい
その熱く燃える掌で
私の輪郭を全て辿って
白く滑らかな肌に頬を寄せて
息を吹き掛けて
どうぞ、私の中に入ってきて
わき腹を鷲づかみにして
何度も何度も私を翻して ....
無から生まれた訳ではない
原因があって生を得て
所在もない風来坊だが
ひなたぼっこの猫とあそんで暮らす

世界が仏頂面の上司だけで
構成されている訳でもないので
とりあえず仕事は好きだ
 ....
 
シンプルな化学反応

AとBをまぜて加熱すれば、詩ができる

Aはあなた Bはわたし



 
わたしはわたしの詩の中から
書いているわたしを見つめていた
ある日それは贅肉を削ぎ落とす行為
やがて臓器を切り売りして
かつて愛したものの首を絞め
部屋中に灯油を撒いた
見限ることにしたの ....
がんばれと言おうとした口から二酸化炭素が出る ぼくの中に少年のぼくがいて
ぼくの中をぼくが歩いている
ぼくの中を少女が歩いていて
ぼくの中を
何人ものぼくが歩いている

ぼくの中をあなたが歩いている
あなたは背を向け
ぼくの中でち ....
 
かなってないから 夢

かなえたいから 夢

おいら 夢喰って、生きてます




 
茜音の空は無情にか去り
ただ闇に佇む自販機よ
自ら輝くだけの箱だ
ひと待ち顔で俯くだけ

哀しいとすら
こぼせないな、おまえは
わたしのようには
ゆかないな

いまわたしは愉快なん ....
{画像=141123182108.jpg}
(京葉線東京駅、東京国際フォーラムの朝焼け)





電車にもたれ
風を切る音に身を任せる
いつもは
意識の外に置いている音や揺れ
 ....
うるむゆきのはざま
ぬれ落ち葉にそっと載せた瞳の過食
遠く翳る今を汲む オト ノ
のたうつ沈黙
噛み締められた貧困が小走りで吹き渡る
さざなみのような オト ヘ
欹てては刎ねられたこの両耳 ....
朝は光りだ
輝ける光りの庭だ
雀のためにも
晩秋の野の可憐にも
大樹にも
そこから旅立つ色彩にも
もちろん、鴉よ
おまえにとっても
黒い姿がなお
厭われたとして
誇れ
吾は黒し、 ....
朝焼けの虹と青の淵
教会の十字架の左斜め上

月が泣いていた
涙を流していた

昨晩遅く
見たときは
あんな魅力的で
悪戯っぽい微笑をたたえていたのに

いま月は目を閉じ ....
殺風景がいけないと思ったし
気前も良くなくてはとも考えて
整えたテーブルは他人事でしかなく
はじまってからも居心地が

佳しとはいえないパーティーを何時に
切り上げたら客人たちの気分を損ね ....
とても遠くでほほ笑んでいる
理由を知りたかった
どうしてそんなに遠くで
光りばかりをくださるのですかと

こたえずにあなたはでも
まだ、ほほ笑んでくれている
壁に掛かった能面たちは
電灯に照らし出されると
生き返る

幼い子には
能面たちの話す声が聞こえるのか
じっと見つめ後ずさりする

激しい風雨の夜は
般若面が半開きの口の奥で
歯を ....
陽が沈むころ
コウノトリのコウちゃんは鉄塔に帰ってくる

ねぇ、コウちゃんいてないわ……。
洗濯物を抱えて二階から降りてきた妻がいう
鉄塔のてっぺんで夜をすごすコウちゃんは、まだ三才
個体 ....
石っころがなみだできずにいる
こんなに乾いていても
空よ、いま降ってくれないか
一行の意味を問う
わたしのために
トイレに駆け込み排便する
ああ、すっきり!
尻までしっかり手を伸ばして拭き取った後
レバーを下げれば
ばい菌まみれの そのおぞましい物体は
あっという間に流れ去る
そのうち臭いも消えるだろ ....
 
心が凍えそうな夜

カレーなんだな

みすかしたように、カレーなんだな



 
見えない風を捕らえたとき感性と繋がる
探し物はやはりあるべき場所にあり

行方知れずは僕に存在した

tabooとされる亡骸にくちづけて

くちづけての此の地の温もり

はぁーとため ....
彼女の名は、るーしー。
る の 文字の書き順で 自分の頭のネジを
くぃと回すと、しーと、清いものが流れる


彼女の姿は、蛇口
流転の物語の筋道を たくわえていて
ひつようなだ ....
〇に産み落とされたきのうが
まだ未熟児のうちに、あ、
(ママがいないママはどこ
届かない「あ」、

あの頃、にはコインロッカーで暮らす
「1」の話が電車の網棚や
あるいは座席、足元
あ ....
待ち遠しかったことって
あっという間に過ぎる
一秒よりもすばしっこく
粘着テープ先生からなんの哲学も

学ばずにゆるさない、それは
断然ゆるされません、
からの逃げ足早く
(そのコツい ....
貝殻になって
砂浜で美しく暮らそうだなんて
夢を時々みては波に
叱られているよ

こんなあおいなか
住まわせてくれている
地球に返しきれない
恩をいったいどうしたら

じっと海の底 ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7227)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暮らし- もっぷ自由詩614-12-11
必要だ- 殿上 童自由詩19*14-12-8
偏差値脱いで朝の酒- 北大路京 ...自由詩314-12-6
鳥よ—- 夏美かを ...自由詩21*14-12-5
鉄筆- 芦沢 恵自由詩17*14-12-2
きしむ胸を金平糖で満たす- 北大路京 ...自由詩514-12-2
私を閉じ込めないで- 夏美かを ...自由詩24*14-12-1
畏敬する詩人達へ- 梅昆布茶自由詩1414-12-1
シンプル- 殿上 童自由詩18*14-12-1
乖離の音- ただのみ ...自由詩16*14-11-29
がんばれと言おうとした口から二酸化炭素が出る- 北大路京 ...自由詩1414-11-28
心象__- イナエ自由詩18*14-11-26
生きてます- 殿上 童自由詩23*14-11-23
路傍の衛星に- もっぷ自由詩214-11-23
揺れて風を切る _/ _弾丸列車- beebee自由詩22*14-11-23
安全地帯の変死体- ただのみ ...自由詩14*14-11-22
- もっぷ自由詩514-11-21
月の涙の下で- 凍月自由詩15*14-11-21
水曜日- もっぷ自由詩414-11-20
光り- もっぷ自由詩314-11-20
能面- イナエ自由詩11+*14-11-19
朝の日記_2014夏- たま自由詩17*14-11-19
ヴァイオリンへの手紙- もっぷ自由詩414-11-18
浄化- 夏美かを ...自由詩21*14-11-17
カレー- 殿上 童自由詩23*14-11-17
畏怖の震えにくちづけて- 自由詩4*14-11-16
彼女の名は、るーしー。- るるりら自由詩19*14-11-15
えいえんはどこに眠る- もっぷ自由詩514-11-12
アロハ- もっぷ自由詩214-11-11
存在失格- もっぷ自由詩514-11-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241